家庭菜園特集

カモミール(カミツレ)の育て方や種類、カモミールティーの香りの魅力

山田智美

山田智美

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カモミールは和名をカミツレ(加蜜列)と言って、日本でも人気のハーブです。カモミールティーの優しい香りが大好きという方も多いのではないでしょうか。カモミールは種からでも苗からでも、とても育てやすい植物です。カモミールの育て方と、楽しみ方をご紹介します。

目次

カモミール(カミツレ)の基本情報

カモミール(カミツレ)の種類

カモミール(カミツレ)の育て方

カモミール(カミツレ)の香りの魅力

カモミールティーを楽しむ

カモミール(カミツレ)の豆知識

 

実は強健?! カモミール(カミツレ)の基本情報

カモミールという植物についてお話する前に、基本的な情報をご紹介します。  カモミール 和名:カミツレ(加蜜列)  科名:キク科  分類:一年草あるいは多年草  花色:白  花期:5月~9月(真夏は休む)    カモミールは現在ではほとんどの大陸に帰化していると言われています。糸のような華奢な葉に、白く小さなデイジーのようなお花を咲かせます。その愛らしい見た目とは裏腹に非常に強健で、真夏以外は春から秋まで花を咲かせます。

カモミール

和名:カミツレ(加蜜列)

科名:キク科

分類:一年草あるいは多年草

花色:白

花期:5月~9月(真夏は休む)

カモミールは現在ではほとんどの大陸に帰化していると言われています。糸のような華奢な葉を持ち、白く小さなデイジーのような花を咲かせます。咲き始めから時間が経つと花の中心の黄色い分部が盛り上がり、周りの白い花びらが下垂するように姿をかえていきます。

リンゴやパイナップルのような芳香があり、お茶や入浴剤、ポプリ、アロマオイルなどで親しまれています。その愛らしい見た目とは裏腹に非常に強健で、真夏に蒸れないように管理をすれば、春から秋まで咲き続けます。

代表的なカモミールの種類には、多年草のローマンカモミールと一年草のジャーマンカモミールがあります。この2種は同じキク科ですが、学名も違う別属になります。

カモミール(カミツレ)

  • 「カモミール」は、地中海沿岸原産のハーブの一種です。現在では世界中に帰化しています。花や葉を乾燥させお茶にしたり薬用として昔から使われています。育て方は苗と種がありますが、比較的育てやすいため種から育てるのもおすすめです。 ハーブティーにする場合は、飲みやすいジャーマン種をおすすめします。甘い香りは林檎にも似ており、品種は一年草の「ジャーマンカモミール」と、多年草の「ローマンカモミール」があります。花はデイジーのような白い小花を咲かせます。

    カモミールは地植えでも鉢植えでも育てる事ができます。地植えにするとこぼれ種で増えていくので群生するカモミールの美しい光景が見られます。

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愛らしいカモミール(カミツレ)の種類

カモミールと呼ばれている植物には大きく分けて2種類あります。「ローマンカモミール」と「ジャーマンカモミール(ブルーカモミール)」です。  この2種類のカモミールについてわかりやすく特徴をまとめてみました。

カモミールには、ローマンカモミールとジャーマンカモミール以外にも種類があるんです。カモミールの代表的な種類をご紹介します。

ローマンカモミール

学名:Anthemis noilis

分類:多年草

草丈:25cm以下

特徴:春から秋にかけて白いデイジーのような小花を咲かせます。踏まれても枯れないことからグラウンドカバーに用いられます。葉にも花にも芳香があり、踏んで歩くとリンゴやパイナップルのような甘い香りがするのが特徴です。

ローマンカモミールは多年草ですので、冬期は枯れて無くなりますが、翌春に芽吹いてまた花を咲かせてくれます。

ジャーマンカモミール(ブルーカモミール)

学名:Matricaria recutita

分類:一年草

草丈:30~50cm

特徴:ジャーマンカモミールは草丈が高い一年草です。ローマンカモミールと同様に白いデイジーのような小花を咲かせます。ジャーマンカモミールは花にしか香りがありません。一年草ですが、こぼれ種で毎年増えますので、一度植え付ければ毎年楽しめます。

ジャーマンカモミールはまたの名をブルーカモミールとも呼ばれています。エッセンシャルオイルを作る過程で青い色が生成されることから名付けられました。

その他のカモミールの種類

ハーブとして利用されているのは、ローマンカモミール、ジャーマンカモミールの2種類ですが、カモミールには他にも種類があります。

ノンフラワーカモミール

ノンフラワーカモミールは、ローマンカモミールの園芸品種で、名前の通り花の咲かないカモミールです。踏んで歩くと香りがするので、芝生のようにグランドカバーとして使われます。

ダイヤーズカモミール

ダイヤーズカモミールは、ローマンカモミールの仲間です。常緑多年草で、初夏に黄色の花を咲かせます。ハーブとして利用されることはありませんが、耐寒性もあり強健で、花の可愛らしい観賞用の草花です。

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種から始められる!カモミール(カミツレ)の基本的な育て方

カモミールの基本な育て方のご紹介です。ご自宅でカモミールを育てて楽しむ参考にしてください。

カモミールの基本な育て方のご紹介です。自宅でカモミールを育てて楽しんでみよう!

種まき

カモミールの種まきは、ローマンカモミール、ジャーマンカモミールともに春か秋の暖かい日に行います。種が小さいので、土の上にまいたら、薄く土を被せる程度にしましょう。水やりの際に種が流れてしまうといけないので、発芽までは霧吹きで水を与えるようにするといいでしょう。

苗から

カモミールの苗は、株元が蒸れていないものを選びましょう。土に近い根元の方の葉が黄色くなっているものは避けてください。真夏と真冬を避け、春か秋の暖かい日に植え付けます。過度な肥料は必要ありません。植え付け時に元肥をしっかりと混ぜ込めば十分です。鉢植えの場合は、市販のハーブ専用培養土で良いでしょう。

土壌

カモミールは、水はけの良い土壌を好みます。市販のハーブ専用培養土で問題なく育ちます。蒸れに弱い植物ですので、水はけには気をつけてください。露地植えで水はけが悪いようであれば、植え付け前に鹿沼土やバーミキュライトを漉き込んで土を軽くしておきましょう。

水やり

やや乾燥気味に管理します。夏の蒸れに弱いので、夏季は水の与え過ぎに気をつけましょう。夏の間は朝の涼しいうちか、夕方気温が下がってから与えます。風通しよく管理することも忘れないでください。

おすすめの植えつけ場所

カモミールは、鉢植えでも地植えでも育ちます。鉢植えにして、よく見えるところに置いておけば、毎日花と香りを楽しむことが出来ます。あるいは、カモミールの踏まれても傷まない強健な特徴を活かして、玄関アプローチに植えてみるのもいいでしょう。近くを歩くたびに甘い香りが広がります。

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カモミール(カミツレ)の香りの魅力

カモミールが古今東西愛され続けている最大の魅力は、その香りではないでしょうか。「リンゴのような爽やかな芳香」とよく本には書いてありますが、リンゴとパイナップルを合わせたような甘ったるい蜜を思わせるような香りがします。

カモミールのフレッシュの葉は噛むと苦みが強くおいしいものではありません。花も人間が舐めて楽しめるような蜜はありません。味覚としての甘みは無いのに甘さを連想させるそんな不思議な香りです。

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カモミールティーを楽しむ

カモミールティーはカモミールの花と葉を乾燥させたお茶です。昔からヨーロッパでは就寝前のカモミールティーには心を落ち着かせ安眠を誘う効果があると言われ、好んで飲まれてきたようです。

カモミールティーはカモミールの花を乾燥させたお茶です。昔からヨーロッパでは就寝前のカモミールティーには心を落ち着かせ安眠を誘う効果があると言われ、好んで飲まれてきたようです。

カモミールの花の中心の、黄色の部分のみを使用します。洗って乾燥させたら、カモミールの花びらを取り除いてください。

カモミールティー

カモミールティーは、ポットにドライになったカモミールを入れ熱湯を注ぎ、少し蒸らしてから飲みます。色は薄い茶色で、ほんの少し薬草を思わせるような香りと、カモミール特有の甘い香りが混じったような、独特な風味が特徴のお茶です。

カモミールミルクティー

カモミールミルクティーも人気です。作り方は、乾燥させたカモミールと牛乳を小鍋に入れて、沸騰させないように弱火で煮出して飲みます。ドライのカモミールにダージリンなどの紅茶の葉を少し混ぜるとまた違った香りを楽しめます。カモミールと紅茶の葉の分量はお好みでどうぞ。好きなブレンドの割合が見つかりますように。

カモミールティーを飲んでみる

カモミールティーとはこういうものです。

カモミールジャーマン ハーブティーリーフ100g(カモミールティー)

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太陽のハーブ?カモミール(カミツレ)の豆知識

知らなくても困らないけど、知っているとちょっと楽しいというカモミールの豆知識をご紹介します。カモミールへの愛着を深めてください。

名前のルーツ?

カモミールという名前は、「大地のリンゴ」という意味のギリシア語「chamaimelon」からきているそうです。昔のギリシア人もリンゴのような香りだと思ったのでしょう。

古代エジプトでは太陽のハーブ

古代エジプトではカモミールは薬効が高いとされ、太陽神アラーに捧げる「太陽のハーブ」とされていたそうです。カモミールは古代エジプトでも愛されていたんですね。

媚薬だった?

カモミールは、中世のヨーロッパでは媚薬の材料とされていたそうです。こんなに可愛らしい花なのに意外です。さらに、現在のヨーロッパでは安眠を誘うハーブティーとして愛されているのに、中世のヨーロッパでは全く違う使われ方をされていたことに驚きです。

キク科アレルギーの方はお気をつけください

その花姿も可愛らしく、甘い香りが特徴のカモミールはキク科の花です。カモミールティーの他にもお菓子や料理など、いろんな形で食用にされることの多いカモミールですが、キク科アレルギーの方は召し上がらないように気をつけてくださいね。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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