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夏休み!野菜を使った小学生の自由研究を集めました!

小学校高学年におすすめ

考察・実験

・ナス科の考察

例えば、ミニトマトやナス、ピーマンは全てナス科ですが、実の形などは全く違います。それがなぜ同じナス科なのかを考察してみてはいかがでしょうか。共通の特徴があるところ、無いところが見えてきます。同じナス科であるという事実は、見た目だけではなく、植物の進化を調べることやDNAの考察が必要だということが理解できると思います。

▼ナス・ミニトマト・ピーマンの葉の形

 

▼ナス・ミニトマト・ピーマンの花の形

 

・DNA単離実験

小学校高学年ともなれば、しっかりとした将来の夢も持ち始めているのではないでしょうか。将来農学を目指したいお子さんに、ぜひしていただきたい自由研究は、野菜のDNA単離です。

DNAとは…

生物は良くも悪くも親に似ます。それは、生物の設計図ともいえる遺伝子を受け継ぎ、それをもとにして自分自身を作っているからです。その遺伝子の本体が、DNAといわれる物質です。

DNA単離とは…

野菜をすりつぶして糸のようなDNAを取り出すことが目的です。簡単に説明すると、DNA単離は洗濯に例えられます。野菜を洗剤で洗い、その洗った液体の中にDNAが溶けだし、それを脱水して、螺旋状の糸のように情報が決まった配列で並んでいるDNAを取り出すことです。じつは、洗剤やエタノールなどを使ってご家庭でも簡単にできますので、お試しください。

~材料~

エタノール

洗剤

ブロッコリー

すり鉢・すりこぎ棒

ハサミ

 

~手順~

①計量カップに、水~100ml、塩~小さじ1(5cc)、洗剤~小さじ1(5cc)を入れ、塩が溶けるまでよくかき混ぜます。

②ブロッコリーの先の部分をハサミで切って、すり鉢の中に入れます。

 

③ブロッコリーをすり鉢でペースト状(この作業が一番重要)になるまでよくすりつぶします。

 

④ ①で作った液体をすり鉢に入れて、緩やかに混ぜます。

⑤ コップの上の布に注ぎ、搾ります。

 

⑥エタノールを静かに入れます。こうすることで、DNAを浮かび上がらせます。白い糸のようなものがDNAです。

DNAは、ヌクレオチドという物質が、たくさんの鎖のように連なっています。混ぜると鎖なのですぐ壊れてしまいますので、注意してください。

 

野菜を使った料理で自由研究

料理が好きなお子さんは、野菜を使った自由研究をおすすめします。これをきっかけに野菜がもっと好きになってくれると嬉しいですね。

定番の夏野菜のカレー

illustration:小野寺 葉月

 

新メニューの開発

定番の料理を一人で作る挑戦も良いですが、新しいレシピを開発しながら、実験感覚で料理を楽しむのも自由研究らしくて良いですね♪

 

 

いかがでしたか?

自由研究は、野菜をテーマにお子さんといろんな発見をしてみてください♪

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