アエオニウムの育て方と増やし方、種類
大曽根百代
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アエオニウムは、鮮やかな葉の色が魅力の多肉植物。種類はたくさんありますが、色がきれいだし、形もきれいだし、維持するのが難しそう!とお思いの方も多いのではないでしょうか。しかし、そんなことはありません。アエオニウムの育て方をご紹介します!
目次
アエオニウムの育て方
アエオニウムとはベンケイソウ科、アエオニウム属と呼ばれる『属名』のことを指します。黒法師やサンバーストがその仲間になります。まるで大きな花のような姿が特徴のアエオニウム。姿や大きさは種類によって様々です。
置き場所
日当たりと風通しが良い場所を好みます。アエオニウムの特徴である艶のある色は、日当たりがとても大事です。日陰で管理すると、ヒョロヒョロと伸びてかっこ悪い姿に。お日様がたくさん当たるところに置きましょう。
黒法師は特にたくさん日に当てると、黒光りした美しい葉になります。斑入りの品種は真夏は半日陰で管理を。
冬は、アエオニウムの品種によりますが、0℃以下になると株が傷む可能性があります。夜間は玄関に取り込むなど工夫して管理しましょう。
水やり
春と秋はアエオニウムの生長期!たっぷりと与えます。鉢の穴から水が流れ出るくらい与えましょう。目安は1週間に1度!
夏は休眠期
高温多湿が苦手なアエオニウム。夏は休眠しますので水やりを控えます。その時期に沢山与えると根腐れの原因に。与える量は、サーっと土の表面を濡らす程度に。早朝か夕方に行いましょう。目安は1週間か2週間に1度。梅雨時期は断水します。この時期は水やりよりも風通しが重要です。
冬は霜に注意!
2~3週間に1度晴れた日にたっぷり与えましょう。なるべく気温の高い時間帯が好ましいでしょう。夜に与えると冷えて凍結してしまう可能性があるので昼前に与えます。
アエオニウムが夏場に葉を落とすのはなぜ?
アエオニウムは、夏場は休眠します。葉はぎゅっと縮こまり、下葉をボロボロ落としますが、枯れているわけでないので安心してください。なるべくエネルギーを使わないように工夫をしているのです。枯れていると思って、沢山水を与えると、本当に枯れてしまいますので気をつけましょう。夏は風通しの良いところに置き、水は控えめに!
アエオニウムの増やし方と時期
アエオニウムは挿し芽で増やします。先端から10㎝程の長さの所でカット。すぐに土に挿さずそのまま2~3日切り口を乾かします。それから乾いた土に挿しましょう。もしくは1~2週間ほどすると根が出てくるので、それから挿しても構いません。土に挿して1週間ほど経ったら、水を与えましょう。
挿し芽の時期は?
挿し芽に適した時期は春か秋。特に秋ごろをお勧めします。アエオニウムは夏に休眠してしまうので、春遅くに挿し芽をして、根付く前に夏を迎えると、夏越しが難しくなります。
アエオニウムの種類
黒法師
アエオニウムの代表とも言えます。関東では地植えにしている方もいます。アエオニウムの中では丈夫で育てやすいです。
まだら黒法師
黒くない法師
サンバースト
大きな鉢に植えると大きくなります。
夕映え
一見サンバーストに似ていますが、斑の入り方が異なりサンバーストよりも小ぶりです。
小人の祭り
セダムのような小さな葉っぱが可愛らしい品種です。葉っぱは独特な臭いがするので是非嗅いでみてください!
艶日傘(つやびがさ)
白い斑がとてもきれいな品種です。葉焼けに注意。
藍染錦(藍染錦)
緑と白のコントラストがとても鮮やかできれいなアエオニウム。株も小ぶりなので可愛らしい。
アエオニウムはこんなお花が咲きます
「小人の祭り」のお花。ひまわりのような黄色いかわいい花が咲きます!開花時期は春です。
いかがでしたか?
魅力的なのは黒法師だけではありません。紹介した以外にもっとたくさんの種類があるので、アエオニウムだけコレクションしてみるのも楽しいですよ!夏越しが少々難しそうに思いますが、風通しを良くして、多湿にならないように心がけましょう!
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