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黒法師(クロホウシ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 黒法師(クロホウシ)
植物名
黒法師(クロホウシ)
学名

Aeonium arboreum

英名
Purple crest aeonium
和名
黒法師
別名・流通名
アエオニウム
科名
ベンケイソウ科
属名
アエオニウム属
原産地
地中海沿岸

黒法師(クロホウシ)の特徴

黒法師(クロホウシ)は、冬型の多肉植物の代表ともいえる、アエオニウムの中で最もポピュラーな品種です。冬に生長し夏は休眠します。

黒法師(クロホウシ)は、茎の上部にロゼット状の葉っぱを付け、まるでお花が咲いているような株立ちで上に伸びて生長していきます。光沢のある黒紫の葉は特徴的で、そのフォルムがとても人気のある多肉植物です。

黒法師(クロホウシ)の詳細情報

園芸分類 多肉植物、アエオニウム
草丈・樹高 10~80㎝
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い
花色 黄色
開花時期 2月~6月

黒法師(クロホウシ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
増やし方
剪定
肥料
開花

黒法師(クロホウシ)の栽培環境

日当たり・置き場所

春・秋・冬はたくさん日に当てて、風通しの良い場所に置きましょう。黒法師(クロホウシ)の特徴である葉の黒さを美しく出すには、太陽の光が必須です。夏は涼しい半日陰で管理します。

春・秋・冬はたくさん日に当てて、風通しの良い場所に置きましょう。黒法師(クロホウシ)の特徴である葉の黒さを美しく出すには、太陽の光が必須です。夏は涼しい半日陰で管理します。

 

黒法師(クロホウシ)は、茎の上部にロゼット状の葉っぱを付け、まるで花が咲いているような株立ちで上に伸びて生長していきます。葉は太陽に向かって生長するので、その性質に合わせて、鉢の向きを変えたりすればカーブさせたりすることもできます。片側だけにしか太陽が当たらないと、写真のように傾いていきます。バランスよく仕立てたいのなら、適度に全体に太陽が当たるように育てましょう。

黒法師(クロホウシ)は、茎の上部にロゼット状の葉っぱを付け、まるで花が咲いているような株立ちで上に伸びて生長していきます。葉は太陽に向かって生長するので、その性質に合わせて、鉢の向きを変えたりすればカーブさせたりすることもできます。片側だけにしか太陽が当たらないと、写真のように傾いていきます。バランスよく仕立てたいのなら、適度に全体に太陽が当たるように育てましょう。

黒法師(クロホウシ)の新しく伸びた茎はまるで、妖怪百目を思い出すような見た目になります。根元に近い茎は、株を支えるために硬くなりひび割れしてきます。このひび割れも歴史を感じる味のひとつです。

温度

黒法師(クロホウシ)の栽培に適した温度は15~20℃です。5℃以下と25℃以上になると生育が鈍くなります。

用土

黒法師(クロホウシ)は、水はけの良い土で育てましょう。サボテン・多肉植物専門店での取り扱いの専用土や市販の多肉植物の土でも栽培可能です。

黒法師(クロホウシ)の育て方のポイント

水やり

【春・秋・冬】・・・春と秋は土が乾いたら鉢底穴から流れるくらいたっぷりと与えましょう。冬の乾燥気味に育てつつ、水やりは暖かい日に行うのが理想です。低温時に与えることで根が傷んだり、根腐れの原因になります。冷たい水を使わずに15℃くらいのぬるめの水を与えるほうが根が傷つくことを防げます。

【夏】・・・水はほぼ断水します。 月に数回、葉水は与えても問題ありませんが、半日くらいで水が乾く程度にしましょう。

肥料

生長期に薄めた液体肥料を与えてもよいでしょう。休眠期の冬は施しません。

病害虫

ワタムシが付きやすいので、常に株を観察し発見したら爪楊枝などで取り去ります。葉の付け根に隠れているので注意しましょう。

黒法師(クロホウシ)の詳しい育て方

選び方

茎や葉に虫がついていないか確認しましょう。黒法師(クロホウシ)の株の見分け方は、形に歪みや変色がなく、鉢と株のバランスが取れているものが良い株です。グラグラとしたものよりしっかりと根が根が張り、ずっしりとしていて色艶が良いものがよいでしょう。

同じアエオニウムで「カシミヤバイオレット」という品種もありますが、こちらは黒法師(クロホウシ)のタイプ違いになります。色味がカシミヤバイオレットのほうが茶色っぽく艶が控えめのマットな感じの見た目です。

ロゼット状の葉がひとつ小さな鉢に植えられたものから、茎が生長して株立ちになったものまで、様々なサイズの黒法師(クロホウシ)が流通しています。

植え替え・鉢替え

【根詰まりしている場合】 古い根はカットし整理してから植え付けます。その際、太い根はカットしないように気をつけましょう。万が一、切ってしまった場合はしっかりと乾かしてから植え付けます。カットする時は、ハサミは消毒してから使用し、使用後も消毒をしてから片づけましょう。

梅雨時期や真夏の植え替えは根が傷む原因になるので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。植え替えてから1週間後くらいに水やりします。

夏越し

黒法師(クロホウシ)は夏は休眠期で下葉が落ちますが、枯れているわけではないので安心してください。この時期に水やりをすると、株が痛み枯れてしまうことがあります。8月までは水やりを控えめにし、風通しが良く、涼しい半日陰の場所で管理をしましょう。

冬越し

-1~2℃くらいまでなら戸外で栽培可能ですが、霜にはあてないように注意しましょう。それ以下になる地域では、冬は室内で育てることになりますが、晴れた日の昼間は適度に日光に当てるようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

黒法師(クロホウシ)は挿し木で増やすことができます。カットした切り口を3~4日乾かします。切り口が乾いたら、新しい清潔な土に差します。水はすぐに与えずに1週間後くらいにたっぷりと与えます。

挿し木後は、風通しの良い場所で管理しましょう。カットした親株は脇芽が出てくるのを待ちます。カットしたことにより分頭し、味のある姿を楽しむこともできます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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