帝玉(ていぎょく)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- 帝玉(ていぎょく)
- 学名
Pleiospilos nelii
- 和名
- 帝玉
- 科名
- ハマミズナ
- 属名
- プレイオスピロス
- 原産地
- 南アフリカ
帝玉(ていぎょく)の特徴
大きな丸い石のような形をした多肉植物。リトープスやコノフィッツムより大きく、子供のこぶしサイズまで生長することも。株自体が紫色の品種もあります。株の真ん中から鮮やかな花が咲き、受粉させると種を収穫することもできます。
帝玉(ていぎょく)の詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、メセン |
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草丈・樹高 | 3cm~15cm位 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや弱い |
花色 | 黄色,オレンジ,白,ピンク |
開花時期 | 2月~4月 |
帝玉(ていぎょく)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たり・風通しのいい場所を好みます。屋外で管理される場合は雨や霜の当たらない所に置きます。
生長期には日光がたくさん当たる場所、直射日光が当たる所がいいでしょう。梅雨時~夏場の暑い季節の休眠期は風通しの良い場所に置き、気温が高い日は明るい日陰に移動させましょう。
温度
生育温度は5~25℃。5度以下に下がるときは室内に取り込みましょう。霜に当たると株が傷み、枯れてしまいます。
用土
多肉植物の土。水やりの頻度を少なくしたり、通気性がよければ培養土でも栽培することができます。
帝玉(ていぎょく)の育て方のポイント
水やり
蒸れに弱いので休眠期は断水して管理し、月に1度程度葉水をやる程度にすると良いでしょう。ただし、生育環境と個体差により栽培は変わってきますので、株の状態をみて必要に感じた場合は軽めの水やりなどで管理すると良いでしょう。
肥料
秋から春の生育期に緩効性の置き肥か、薄めた液体肥料を与えましょう。月に1回程度でいいでしょう。
帝玉(ていぎょく)の詳しい育て方
選び方
形のいい株、初めて購入される方は、ある程度大きな株がいいでしょう。直径5cm~それ以下の大きさの小さい苗は、耐寒性・耐暑性が弱く少しコツが必要です。
種まき
秋ごろ(9月頃~)に種まきをします。多肉植物の土の上に、バーミキュライトや種まき用土などの柔らかい土を1~2cmくらい土をかぶせます。そこに種をまき、薄く土をかぶせます。
植え替え・鉢替え
2~3年に一度、鉢の外から根がはみ出ていたりパンパンに張っているようであれば、深めの鉢に植え替えます。
花
2月~4月に咲きます。暗くなると閉じ、晴れの日に花が開きます。花もちは1週間以上。閉じたり開いたりを繰り返します。咲き始めの時に受粉させると、種をつけることができます。
収穫
花後、実ができるのでその実が茶色くカラカラに乾いてから収穫します。
夏越し
暑い時期は風通しが良く雨風の当たらない明るい日陰に置いて断水して管理しますが、栽培環境や個体差があり、栽培方法に正解はありませんので、育てながら最もよく夏越しのできる管理方法を楽しみながら探すと良いでしょう。
冬越し
霜や雪の当たらない場所で管理をし、なるべく日にたくさん当ててあげます。夜は室内に取り込むといいでしょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきで増やします。