オリヅルランとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- オリヅルラン
- 学名
Chlorophytum
- 英名
- Spider plant
- 和名
- 折鶴蘭
- 科名
- キジカクシ科
- 属名
- オリヅルラン属
- 原産地
- 温帯~熱帯
オリヅルランの特徴
オリヅルランは北欧とヨーロッパ以外に広く分布しています。オリヅルランは200種以上自生しているといわれており、一般的に観葉植物として育てられているオリヅルランは数種類のみです。オリヅルランとして多く流通しているのはChlorophytum comosum という種類とその園芸品種です。中でも斑入り品種であるナカフオリヅルラン、ソトフオリヅルランが代表的なオリヅルランです。その他にアフリカ原産のシャムオリヅルラン、葉の先がカールするボニーという品種なども流通しています。
オリヅルランは春~秋にかけてランナー(匍匐茎)の節から白い花を咲かせます。耐寒性があるため関東以南の暖かい地域であれば屋外越冬することが可能です。また、根茎が生きていれば地上部が枯れても生長期になると芽を出します。
オリヅルランの詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
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草丈・樹高 | ~30cm程度 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白色 |
開花時期 | 不定期 |
オリヅルランの名前の由来
オリヅルランはランナー(匍匐茎)につく子株がオリヅルの様に見えることから、オリヅルランと呼ばれています。
空気洗浄能力を持った植物
NASAの実験で、空気中のホルムアルデヒドを吸収する作用がオリヅルランにあることがわかりました。つまり、空気洗浄能力を持った植物というわけです。また、縁起のいい植物で有名です。
オリヅルランの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
肥料 |
オリヅルランの栽培環境
日当たり・置き場所
オリヅルランは明るい日陰を好む観葉植物であるため、強い直射日光が当たらないようにしましょう。オリヅルランに直射日光が当たる場合は寒冷紗や遮光ネットなどで日光を遮るとよいでしょう。
オリヅルランを室内で育てる場合は、窓際の明るく風通しの良い場所で育てるようにしましょう。
用土
オリヅルランは観葉植物用の土か、花苗用の土がおすすめです。いずれも軽石などを敷き、水はけが良くなるようにしましょう。オリヅルランをハンギングにする場合はヤシガラチップなどを混ぜてもよいでしょう。
オリヅルランの育て方のポイント
水やり
オリヅルランは表面の土が乾いたら水やりをするようにします。寒くなってきたら水やりを控えるようにしましょう。葉が萎れてきたら水やりをするようにし、徐々にオリヅルランを育てている環境に合った水やりの間隔をつかむとよいでしょう。
肥料
オリヅルランに肥料を与える場合は植え替え時に元肥を混ぜるか、緩効性の置き肥を与えるとよいでしょう。
オリヅルランを室内で育てる場合は有機肥料を控え、化成肥料を与えるとコバエなどの害虫が発生しにくくなります。
オリヅルランの詳しい育て方
選び方
オリヅルランを買う時は必ず病害虫に注意してください。また、オリヅルランは状態が悪くなると、葉の先が茶色っぽく変色します。葉の先がきれいなものを選ぶようにしましょう。
植え付け
オリヅルランの植え付けは真夏を避けた春~秋の生長期に行うようにしましょう。子株を植え付けた場合は水切れをしないように注意しましょう。
仕立て方
オリヅルランはハンギングで育てることが出来ます。ランナーが下垂して見ごたえがあります。
植え替え・鉢替え
オリヅルランは生長がはやいため、1~2年に一度植え替えを行うとよいでしょう。
花
オリヅルランは白い6弁花を咲かせます。花が咲くのはランナーの途中になります。
夏越し
オリヅルランは暑さに強いため、直射日光に注意すれば特に問題ありません。
冬越し
オリヅルランは暖かい地域であれば屋外越冬が可能です。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
オリヅルランはランナーについた子株を分けることで増やすことが出来ます。
オリヅルランは、この子株から根を張って増えて生長していきます。この子株を出している白い茎のようなものがランナーです。
まずは、ランナーを根元の方からカットしてください。
このような感じになります。
オリヅルランの子株をそれぞれカットします。
根が張るまで水挿しにして生長を楽しみ、根が張ってきたら土に植え付けましょう。
子株から根が出ている場合がある
オリヅルランはランナーについているときから発根していることがあります。その場合は水挿しをせずに、そのまま土に植え付けて大丈夫です。