ニチニチソウ（日々草）とは？育て方・栽培方法｜植物図鑑
- 植物名
- ニチニチソウ（日々草）
- 学名
Catharanthus roseus
- 英名
- Madagascar periwinkle
- 和名
- 日々草
- 科名
- キョウチクトウ科
- 属名
- ニチニチソウ属
- 原産地
- マダガスカル、インド
ニチニチソウ（日々草）の特徴
ニチニチソウ（日々草）は、初夏～秋の長期間開花するキョウチクトウ科の非耐寒性一年草。本来は多年草ですが、日本だと露地では越冬できないため一年草として扱われるのが一般的です。ニチニチソウ（日々草）のひとつひとつの花は3～5日の寿命ですが、新しい花を次々と咲かせ、毎日花が絶えないことから「日々草」と呼ばれています。
多湿に弱い性質がありますが、基本的には丈夫で真夏でも花を休むことなく開花し続けます。咲き終わった花が自然に落ちて新しい花が開花するので、花がら取りの作業が必要ありません。ただし、落ちた花は定期的に処分したほうが病害虫の心配が少なくなります。
ニチニチソウ（日々草）は、種類が豊富な草花です。ピンク、白、赤、紫、グリーンなど色幅が豊富で、最近は複色カラーのものもあります。また、一重咲きのほか、八重咲きや花弁の縁がフリルのように波打つフリンジ咲き、小輪種など、咲き方も豊富で毎年新品種が作出されています。
ニチニチソウ（日々草）の詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 20～60cm |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 花色 | ピンク、赤、白、紫、グリーン、複色 |
| 開花時期 | 5月～10月 |
ニチニチソウ（日々草）の育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | ||||||||||||
| 肥料 | ||||||||||||
| 開花 |
ニチニチソウ（日々草）の栽培環境
日当たり・置き場所
ニチニチソウ（日々草）は、日当たりと風通しの良い場所での栽培が適しています。。明るめの半日陰なら栽培可能ですが、日照不足になると花付きが悪くなり、茎も間延びします。
用土
水はけが良く、一般的な草花が育っている場所なら植え付け可能です。
鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。
ニチニチソウ（日々草）の育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりは降雨に任せます。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
植え付け時に元肥として緩効性肥料をまぜて植え付けます。
鉢植えは、開花期間中、使用している肥料の施肥頻度を守って与えましょう。
ニチニチソウ（日々草）の詳しい育て方
選び方
葉の色がきれいで、株がぐらついていない、つぼみがたくさんついた苗を選びましょう。
種まき
育苗トレーなどの箱にまき、本葉が4～6枚くらいになったらポットに移植します。ポットに数粒ずつまいて良い芽を残して育苗する方法だと移植の手間が省けるので手軽です。本葉が８枚くらいになったら、芽先を摘芯（芽先を摘むこと）すると、低めでしっかりとしたバランスの良い苗になります。
ニチニチソウ（日々草）の発芽適温は、20～25℃と高めです。目安としては八重桜が咲くころを目安にするとよいでしょう。嫌光性なので、種をまいたら必ず土をかけましょう。
植え付け
ニチニチソウ（日々草）は、日当たりと風通しの良い場所での栽培が適しています。
ニチニチソウ（日々草）は直根性で移植を嫌うので、何度も植え替えたりすることはできないと思った方がよいでしょう。ポットから植え替える時は、根を触らないようにして植え替えます。
剪定・切り戻し
茎が全体的に伸びすぎて姿が乱れてきたら切り戻しをします。ニチニチソウ（日々草）は立ち枯れ病になりやすいので、剪定は晴れた日に行いましょう。
花
初夏から秋まで半年近く休みなく開花します。
花がら摘み・・・花後の処理
ニチニチソウ（日々草）の花弁は、咲き終わると自然に取れます。落ちた花がらをそのままにしておくと、水やりや雨の水分で葉っぱにくっついてしまい、そこからカビが発生してしまうこともあるのでこまめに処分しましょう。
夏越し
初夏に植えこんだ苗が徒長し、株元付近に花が少ないようなら、軽く切り戻しをすると苗を仕立て直すことができます。
冬越し
本来は多年草の植物ですが、日本の冬の気温には耐えられないため、日本では10月くらいまでの一年草扱いです。ただし、ハウスなどの室内で管理すると翌年開花させることも可能で、2年目になると前年の枝は木化します。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
種で増やすことができます。
