「8月の寄せ植えの作り方」~ビタミンカラーの植物を育てよう♪
とまつあつこ
このライターの記事一覧
8月おすすめの寄せ植え植物の基本管理
「風通しの良い日なた~半日陰に置く」
「水やりは、朝または夕方涼しくなってからたっぷりあげる」
「咲き終わった花をとる」
目次
1.ビタミンカラーの寄せ植え~木製コンテナ
■8月の寄せ植え~ビタミンカラーの寄せ植え
・8月におすすめの寄せ植え植物 5ポット
・寄せ植えのポイント
■寄せ植えの作り方
・準備するもの
・作り方
■寄せ植えの管理の仕方
■寄せ植えした植物のその後
2.ビタミンカラーの鉢植え~小さく飾って楽しめる
■8月の鉢植え~寄せ植えと一緒に並べても、これだけ飾ってもOK!
・8月おすすめの鉢植え植物 1ポット
・鉢植えのポイント
■鉢植えの作り方
・準備するのも
・作り方
■鉢植えの管理の仕方
■鉢植えした植物のその後
1.ビタミンカラーの寄せ植え~木製コンテナ
8月の寄せ植え~ビタミンカラーの寄せ植え
背が高く、黄色い大きな花を咲かせてくれるルドベキアをメインに、ビタミンカラーの草花を合わせて木製のコンテナに植えていきます。
木製コンテナは、見た目も質感もナチュラルです。通気性が良く、空気の入れ替えも自然に行われるので根が活発に呼吸してよく生長することができます。
8月におすすめの寄せ植え植物 5ポット
ルドベキア プレイリーサン
キク科 耐寒性宿根草 開花期 5~10月
直径10cm以上にもなる大きな花を咲かせます。花色はゴールドイエローで、花弁の先はクリームがかり、グリーンの芯がアクセントとなってとてもフレッシュな印象です。風通しの良い日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。上手に育てると年々株が大きくなってたくさんの花を楽しめます。
フレンチマリーゴールド ファイヤーボール
キク科 非耐寒性一年草 開花期 5~10月
1株で多彩な花色に変化する特性があるプレミアム感あふれるマリーゴールドです。風通しの良い日なたと水はけの良い用土を好みます。
ランタナ 七変化 斑入り
クマツヅラ科 半耐寒性常緑低木 開花期 5~11月
カラフルな手毬状のかわいい小花を次々と咲かせます。花の色が変化するところから、七変化とも呼ばれています。風通しの良い日なたと水はけの良い用土を好みます。
ネコノヒゲ
シソ科 非耐寒性多年草 開花期 6~10月
長い雄しべと雌しべがやや上向きにピンと反り、そのユニークな姿がネコのひげを連想させることからこの名前がついたそうです。風通しの良い日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。
アルテルナンテラ マーブルクイーン
ヒユ科 非耐寒性多年草 観賞期5~11月
ややほふく性があり、横に広がります。葉色は、赤紫に黄色などの斑が入り、秋になるとさらに美しさを増します。風通しの良い日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。
寄せ植えのポイント
今月のテーマは「ビタミンカラーの植物を育てる」
ビタミンカラーの植物はひときわ目を引き、その姿を見た私たちを明るく前向きな気持ちにさせてくれます。ビタミンカラーの植物を中心に、明るく爽やかな寄せ植えを作ります。
寄せ植えの作り方
準備するもの
9㎝ポット苗5ポット
コンテナ(今回はナチュラルな木製コンテナを使いました。)、鉢底ネット、鉢底石、肥料入り培養土、土入れ、ジョーロなど
作り方
コンテナの底に鉢底ネットを敷き、鉢底石をうすめに入れます。
その上に肥料入り培養土を入れます。入れる土の深さは、植えるポット苗の高さを考えながら入れます。(苗が埋まりすぎず、高く出っ張りすぎないように注意します。)
バスケットを前から見たときに一番美しく見える苗のポジションと向きを決めます。仮にポットのまま置いてみましょう。
この中では、背の高いルドベキアとネコノヒゲを後ろに、インパクトのあるフレンチマリーゴールドを真ん中に、左右には横に広がるアルテルナンテラとランタナを配置しました。
苗をポットからはずして、苗の肩(株元)の部分に枯葉などがある場合は取り除いて植えていきます。隣同士がくっつきすぎず、ふんわりと合わさるイメージで置いていきます。
真ん中にフレンチマリーゴールドを植えていきます。
右には、のびやかに育つ方向を考えながらランタナを植えます。
左にはアルテルナンテラをふんわりと植えます。
全て配置したら、隙間に土を入れていきます。
指や割りばしなどで突っつきながら、土を一周入れます。真ん中の苗と苗の間にも隙間があるので忘れずに入れます。
バスケットの縁から深さ1.5~2㎝位のウォータースペース(水をあげた時に土が持ち上がっても流れ出ないようにするスペース)を残して土を入れます。苗がぐらつかないようにしっかりと土を入れましょう。思ったより土が入ります。
使い始めの土は乾いているので、何回かに分けて下から流れ出るくらいたっぷりとお水をあげます。蒸れを防ぐため、葉っぱにではなく、できるだけ株元にお水をあげてくださいね。
木製コンテナは通気性が良い反面、乾きやすいところもあります。土が乾いたらたっぷりお水をあげてください。朝または夕方涼しくなってからのお水やりタイムには、水をあげるこちらもとても爽やかな気持ちになりますよ。
寄せ植えの管理の仕方
置く場所
屋外の風通しの良い日なた~半日陰に置きます。
肥料
肥料入りの培養土を使うので、1カ月後から水やりを兼ねて液肥や固形肥料を与えます。
猛暑で株が弱っている時は肥料を控え、涼しくなってからまたあげるようにしましょう。
花柄とり
ランタナとネコノヒゲは、花びらが自然に落ちます。葉の上に落ちた花びらは見た目も悪く、病害虫の発生も促すのでこまめに取ります。なお、花びらが落ちた後には「種になる部分」が残るので、次の芽が出ている上の部分でカットしましょう。
ランタナの「つぼみ」と「種になる部分」の区別がわかりにくいので写真でご説明します。
これがランタナのつぼみです。
そしてこれが、ランタナの花が終わった後の「種になる部分」です。この部分は取ってしまった方が次の花に栄養を行き渡らせることができます。
ルドベキアとマリーゴールドは枯れた花が自然に落ちません。つけたままにしておくと、美しく咲いている花と混ざってしまいせっかくの美しさが台無しです。また、雨で花が濡れると腐ってしまい病害虫の発生を促すのでこまめに取りましょう。
つぼみを見つけて、その上で切りましょう。
フレンチマリーゴールドは、花首だけカットします。
切り戻し
成長して姿が乱れた場合は、茎を短くし、再び美しく楽しむことができます。切り戻しに合わせて薄めの液肥を施すと、新芽の成長がよくなります。
フレンチマリーゴールドは、猛暑に一時花が咲きにくくなることがあります。その際は半分くらいの丈に切り戻ししてあげると秋にまた美しく咲いてくれます。
水やり
暑い季節は、朝または夕方以降涼しい時間帯に水をあげてください。日中暑い時間の水やりは蒸れてしまうのでおすすめしません。また、雨の日や土が湿っている時は控えます。
高温・乾燥が続くとハダニが発生しやすくなります。ハダニは水が苦手なので、夕方の水やりの時にたまに葉や葉の裏側にも水をかけておくとハダニ予防にもつながります。なるべく花には水がかからないように気を付けましょう。
寄せ植えした植物のその後
・非耐寒性一年草のフレンチマリーゴールド
一年草は、ちょっぴりさびしいですが基本的に1年で終わりです。次々と長期間美しい花を咲かせてくれてありがとう!と伝えたいですね。
・非耐寒性多年草のネコノヒゲとアルテルナンテラ
非耐寒性の植物は日本では一年草扱いとされることが多いですが、多年草は冬の間室内で育ててあげることができれば、冬越しして来年も楽しむことができます。室内の風通しの良い、明るい場所で育てましょう。耐寒温度は10℃です。だめもとで冬越しに挑戦してみても楽しいですね。
・半耐寒性常緑低木のランタナと耐寒性宿根草のルドベキア
ルドベキアは、半分くらいに刈り込んで外で育てることができます。春になったら新芽が出て生き生きと元気を取り戻します。
ランタナは東京以西では外で冬越し出来ますが、霜に注意が必要なので軒下に移動させて根元を腐葉土などでマルチングしてあげると安心ですね。
寒い時期の水やりは、夜の寒い時間帯は避け、日中あたたかいうちにすることがおすすめです。
2.ビタミンカラーの鉢植え~小さく飾って楽しめる
8月の鉢植え~寄せ植えと一緒に並べても、これだけ飾ってもOK!
寄せ植えを飾る大きなスペースも無いけれど、「ちょこっと一つくらい花を飾りたい。」という方には、苗1ポットで華やかに飾ることが出来る鉢植えをおすすめします。
もちろん、スペースがある方は寄せ植えと一緒にセットで鉢植えを飾って、ビタミンカラーの草花コーナーを作ってくださいね。
8月おすすめの鉢植え植物 1ポット
ルドベキア タイガーアイ
キク科 耐寒性宿根草 開花期5~10月
直径10cm以上にもなる大きな花を咲かせる宿根草です。花色はゴールドイエローで花弁の先はクリームがかり、チェリーの芯がアクセントになってフレッシュな印象を与えてくれます。風通しの良い日なた~半日陰と水はけの良い用土を好みます。上手に育てると年々株が大きくなってたくさんの花を楽しめます。
鉢植えのポイント
今月のテーマは「ビタミンカラーの植物を育てる」
ビタミンカラーの植物はひときわ目を引き、その姿を見た私たちを明るく前向きな気持ちにさせてくれますよね。1ポットの苗でも存在感たっぷりのルドベキアはビタミンカラーの代表植物。8月は「ルドベキア」を一回り大きめの鉢に植え替えて、大きく丈夫に育てたいと思います。
鉢植えの作り方
準備するのも
ルドベキア9㎝ポット苗1ポット、器、鉢底ネット、鉢底石、肥料入り培養土、ココヤシファイバー、土入れ、ジョーロなど
作り方
器の底に鉢底ネットを敷き、鉢底石をうっすらと入れます。
その上に肥料入りの培養土を入れます。入れる土の深さは、植えるポット苗の高さを考えながら入れます。
器や苗がどの方向から見たら一番美しいか、植物がどの方向に伸びていくかを考えながら植える向きを決めます。
苗をポットからはずして、苗の肩(株元)の部分に枯葉などがある場合は取り除いて植えていきます。指や割り箸などで突っつきながら器をまわして土を一周入れます。器の縁から深さ1.5~2cm位のウォータースペースを残して土を入れます。苗がぐらつかないようにしっかりと土を入れましょう。
株元にココヤシファイバーをふんわり置きます。
最後に株元に、何回かに分けて下から流れ出るくらいたっぷりとお水をあげましょう。
鉢植えの管理の仕方
置く場所
屋外の風通しの良い日なた~半日陰に置きます。
肥料
肥料入りの培養土を使うので、1カ月後から水やりを兼ねて液肥や固形肥料を与えます。
猛暑で株が弱っている時は肥料を控え、涼しくなってからまたあげるようにしましょう。
花柄とり
ルドベキアは枯れた花が自然に落ちません。つけたままにしておくと、美しく咲いている花と混ざってしまいせっかくの美しさが台無しです。また、雨で花が濡れると腐ってしまい病害虫の発生を促すのでこまめに取りましょう。
切り戻し
成長して姿が乱れた場合は、茎を短くし、再び美しく楽しむことができます。切り戻しに合わせて薄めの液肥を施すと、新芽の成長がよくなります。
水やり
暑い季節は、朝または夕方以降涼しい時間帯に水をあげてください。日中暑い時間の水やりは蒸れてしまうのでおすすめしません。また、雨の日や土が湿っている時は控えます。
鉢植えした植物のその後
・耐寒性宿根草のルドベキア
ルドベキアは、半分くらいに刈り込んで外で育てることができます。春になったら新芽が出て生き生きと元気を取り戻します。
寒い時期の水やりは、夜の寒い時間帯は避け、日中あたたかいうちにすることがおすすめです。
3.ビタミンカラーの草花のすすめ
ビタミンカラーといえば、かんきつ類に見られるような明るい黄色、オレンジ色、緑色などがイメージされますが、皆さんにとってのビタミンカラーは何色ですか?
自分が好きな色、その色を見ると元気が出てくる色がそれぞれあると思いますが、そんな大好きな色の植物を自分の側で育てていつも見ることができたら、毎日ごきげんに過ごせそうですね。ぜひ、ビタミンカラーの植物で寄せ植えを作って暑い季節も元気にお過ごしください。
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