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はちみつが採れる花の種類一覧|毎日食べたい!レシピや食べ方

はちみつが採れる花の種類一覧とおすすめレシピ、期待できる栄養や効果、百花蜜の意味、固まる理由や生はちみつの意味などを紹介します。

目次

はちみつとは? 期待できる栄養や効果

はちみつ

はちみつとは?

はちみつとは、ミツバチが集めて保存加工した花の蜜のことです。

ミツバチたちは、花から花へと飛び回り、蜜を吸います。ここで吸った蜜は、ミツバチの体内に取り込まれ、巣に届けられ、はちみつへと加工されていきます。はちみつは、ミツバチたちにとって、家族を育てるため、また厳しい冬を越すための保存食なので、栄養がいっぱい。私たちにとってもメリットがいっぱいの栄養食品です。

はちみつの期待できる栄養や効果

はちみつの主成分は、ブドウ糖と果糖という糖類です。糖類は、体や頭を動かすための主たるエネルギーですが、日々の食事から摂取したものは、分解、消化吸収に時間がかかります。はちみつは、分解の必要がなく、吸収に時間がかからないので、すぐにエネルギーとなるというメリットがあります。また、酵素やアミノ酸も含まれていることから、抗酸化作用の働きで疲労回復に効果があるといわれています。

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百花蜜とは?

ミツバチ

百花蜜とは、読み方は「ひゃっかみつ」で、複数の種類の花の蜜が混ざり合ってできたはちみつのことです。百種類の花の蜜が入っているかどうかは別として、1種類の花ではなく、たくさんの種類の花の蜜から作られたはちみつを百花蜜と呼びます。

百花蜜に使用されている花の種類は、採取された地域や季節によって異なります。そのため「百花蜜といえばこの味」というような定義はありません。季節や地域ごとの、色や香り、クセなど、それぞれの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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はちみつが採れる花の種類一覧

はちみつが採れる花のことを、蜜源植物といいます。代表的な蜜源植物を紹介します。なかには、人間にはどこに蜜があるのかもわからないような花や、こんな花も?というような種類もあります。

アカシア(ニセアカシア)

ニセアカシアcanva

  • 開花時期:4月~5月

アカシアはちみつとうたわれているのは、正確にはニセアカシアのこと。ニセアカシアは、白い藤のような花を枝から下垂させる姿が美しい、マメ科の落葉高木。アカシアはちみつは、もっともポピュラーなはちみつの一つであり、甘さが控えめで、クセがなく、食べやすいのが魅力です。

クリ(栗)

栗(クリ) 花言葉 育て方 種類

  • 開花時期:5月~6月

クリは、秋の甘くほくほくとした実が印象的な、ブナ科の落葉高木。5月~6月に、木の上の方にクリーム色のフサのような花を咲かせます。花らしい花ではないので、この花のどこに蜜が?と思われる方もいるかもしれません。花には独特の香りがあり、クリのはちみつからもほのかに花の香りがするような気がします。

クローバー(シロツメクサ)

クローバーの花言葉

  • 開花時期:3月~8月

クローバーは、開花期間の長いマメ科の多年草。ウサギのしっぽのような、かわいらしい花を咲かせます。牧草の他、はちみつも採れ、緑肥にもなる、お役立ち植物として、昔から育てられてきた植物です。クローバーのはちみつは、クセがなく、食べやすいのが特徴です。

タイム

ほったらかしで毎年咲く花|クリーピングタイム

  • 開花時期:4月~6月

タイムは、葉に芳香があることで有名なシソ科のハーブ。春から初夏にピンク色のかわいらしい花を咲かせます。タイムのはちみつは、香りが強く、印象的です。

マヌカ(ギョリュウバイ)

マヌカ(ギョリュウバイ)canva

  • 開花時期:11月~6月

マヌカハニーで有名なマヌカとは、ギョリュウバイのこと。フトモモ科の低木で、冬から初夏に梅に似た花を咲かせます。ニュージーランド産のものが有名です。

ミカン

開花期:5~6月 分類:常緑低木 樹高:1~3m ナツミカンの特徴 ナツミカンを始めミカンの仲間は初夏に真白な花を咲かせます。花には芳香があります。ミカンの仲間の花の香りはネロリという名前で香料にもされています。

開花時期:5月

ミカンは、冬にオレンジ色の甘い実を実らせる、ミカン科の常緑低木。5月頃に咲く花は、真白で香りが良く、ミツバチが群がっているのを見かけます。ミカンのはちみつからは、ミカンの実の味はしません。まったく別物であるとご理解ください。

ラベンダー

初夏に咲く花|ラベンダー

  • 開花時期:5月~7月

ラベンダーは、ハーブの女王といわれるシソ科の常緑低木。甘く濃厚な芳香と、紫色の花の美しさが印象的です。はちみつからは、花そのものの香りはしませんが、どこか甘く優しい芳香を楽しめます。

リンデン(西洋菩提樹)

縁起のいい植物|リンデン

  • 開花時期:6月~7月

リンデンは、シナノキ科の落葉高木。セイヨウボダイジュというのが標準和名です。6月~7月に白い花を枝の先にふわっと咲かせます。リンデンのはちみつは、甘さが控えめで、なんとも言えない芳香が口の中でふわっと広がる魅力があります。個人的に一番好きなはちみつの種類です。

レンゲ(蓮華草)

  • 開花時期:4月

レンゲは、春にピンク色の花を咲かせるマメ科の越年草。休耕中の田畑に緑肥として植えられ、さらに花は蜜源にもなるお役立ち植物です。レンゲのはちみつは、私たちにとって昔から身近であり、よく知られた種類の1つです。さらっとした甘さと、ほのかな香り、クセのない食べやすさが特徴です。

ローズマリー

秋に植える花|ハーブローズマリー

  • 開花時期:11月~5月(品種によってはそれ以外の時期にも開花する)

ローズマリーは、芳香を持つシソ科の常緑低木。育てやすいハーブとして有名です。ローズマリーのはちみつは、しっかりとした甘さと、ふわっと香る芳香が特徴です。はちみつからは、ローズマリー独特の香りはしません。

 

他にも、サクラ(桜)やフジ(藤)、セージ、菜の花、トチノキ、オレンジなど、蜜源植物はたくさんあります。採取された地域や季節、その他諸条件によって、同じ花のはちみつでも色や味に違いがあります。好みのはちみつを探してみてください。

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毎日食べたい! はちみつの食べ方とおすすめレシピ

はちみつレモン

レモンのはちみつ漬けのレシピ

材料

  • 国産レモン 1個
  • はちみつ 適量

作り方

1.密閉できる容器を洗って煮沸し、乾かしておく

2.レモンは洗って、薄くスライスする

3.レモンとはちみつを交互になるように容器に入れていき、最後ははちみつにレモンがすべて浸かるようにする

4.1晩寝かせたら出来上がり

レモンの香りと酸味が移ったはちみつは、お湯やソーダで割ったり、ヨーグルトにかけたりと楽しめます。レモンのスライスはそのままおやつとして食べましょう。ブドウ糖を摂取でき、爽やかな酸味と香りで目が覚めるようなおやつです。運動部のマネージャーみたいで恥ずかしいといわずに試してみてください。

ナッツのはちみつ漬けのレシピ

材料

  • 素焼きナッツ 適量
  • はちみつ 適量

作り方

1.密閉できる容器を洗って煮沸し、乾かしておく

2.ナッツをフライパンで乾煎りする

3.容器にナッツを入れ、完全に浸るまではちみつを注ぐ

4.2~3日置いたら出来上がり

そのまま、おやつにしても、トーストやヨーグルトなど朝ごはんに添えても楽しめます。ナッツとはちみつの抗酸化作用で疲労回復が期待できるという魅力がありますが、カロリーも高いので、食べ過ぎに注意してください。

チーズのはちみつがけ

チーズのはちみつがけは、手間もかからず気軽に楽しめる食べ方。塩味のあるチーズと、濃厚な甘さのはちみつは、止まらなくなる組み合わせです。作り方という程のものはなく、好みのチーズにはちみつをかけるだけ。

ブルーチーズのようなクセのあるチーズにかければ、お酒が止まらないおつまみになります。クリームチーズやリコッタチーズにあわせれば濃厚なスイーツの出来上がりです。

さらにチーズとはちみつの組み合わせは、糖質とタンパク質を同時に摂取できるというメリットまであります。

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はちみつの違い|固まるのはなぜ?生はちみつとは?

はちみつ

固まるはちみつと固まらないはちみつの違いは?

はちみつが固まる理由は、ブドウ糖です。固まるはちみつと固まらないはちみつの違いは、含まれているブドウ糖の量によります。ブドウ糖は温度の変化により結晶化するので、ブドウ糖を多く含むはちみつは、固まりやすいという特徴があります。

純粋はちみつと加糖はちみつの違いは?

純粋はちみつとは、はちみつ100%のもののこと、加糖はちみつとは、砂糖や水あめといった他の糖分が加えられたものです。名前の通りの違いです。

生はちみつとは?

生はちみつとは、加熱処理をされていないはちみつ、つまり非加熱はちみつのことです。加熱処理をしていないからといって殺菌されていないとか、食べたら危険ということではありません。加熱しないことによって、高温に弱い栄養成分も含まれているといわれています。

ただし加熱処理の有無にかかわらず、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないようにしてください。はちみつには、まれにボツリヌス菌が混入していることがあります。ボツリヌス菌は通常の加熱調理では殺菌できないことから、赤ちゃんにはリスクが高い食品とされています。腸内環境が整ってから食べさせるようにしましょう。

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はちみつは、花の蜜をミツバチが集めてくれた、栄養食品です。砂糖や果物にはない独特の甘みが魅力。人間には到底できない、小さな花から蜜を集めてくれたミツバチたちに感謝をして、自然の恵みを楽しみましょう。

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