アナベルの色の変化の魅力と剪定のコツやタイミング
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アナベルは、色の変化とドライフラワーになった姿が美しいアジサイの仲間。色が変わっていく過程と、剪定のコツやタイミングについて紹介します。
目次
- アナベルとは|基本情報
- アナベルの色の変化|咲き始めはグリーン
- アナベルの色の変化|咲き誇っている時期は白
- アナベルの色の変化|ライムグリーンのドライフラワーへ
- アナベルの剪定のコツとタイミング
- アナベルは育てやすさが魅力
アナベルとは|基本情報
- 学名:Hydrangea arborescens ‘Annabelle’
- 科名:ユキノシタ科
- 分類:落葉低木
アナベルは、「アメリカアジサイ」あるいは「セイヨウアジサイ」という別名でも流通しているアジサイの仲間。草丈1mを超え、真直ぐに伸びた茎の先に、直径20cmを超える毬のような花を咲かせます。日本のアジサイに比べて、葉は薄く柔らかく、丸みを帯びたフォルムをしています。初夏から夏の間に花を咲かせてくれるので、花が少なくなる季節に、お庭に涼し気な雰囲気を演出してくれます。
アナベルの色の変化|咲き始めはグリーン
アナベルは、咲き始めの色はグリーン。花は、周囲の葉よりも小さくて、まだ目立ちません。明るくて柔らかそうな、グリーンの丸に近い塊です。
アナベルの色の変化|咲き誇っている時期は白
アナベルは、咲き進むにしたがって、花の色が明るいグリーンから白へと変化していきます。花のフォルムも大きな球形になります。
アナベルの色の変化|ライムグリーンのドライフラワーへ
夏が終わる頃には、アナベルの花はグリーンへと変化します。そして、そのまま枝の先で咲いているようにドライフラワーになっていきます。咲き終わりのグリーンのアナベルは、そのまま枝に残しておけば、やがて秋には色をくすませて、ベージュになります。グリーンの状態で切って乾燥させれば、きれいな色のドライフラワーとして楽しむことができます。
枝に残したまま、お庭の中に残したままドライフラワーにしても、切って乾燥させて室内に飾っても、どちらでも楽しめます。
アナベルの剪定のコツとタイミング
アナベルは、日本のアジサイのように剪定時期にこだわらなくても大丈夫。新しく伸びた枝に花芽を付けるので、いつ剪定をしても次のシーズンに花を楽しめます。おすすめは、お庭でドライフラワーになった姿を楽しんでから、冬前に剪定すると、枯れた姿を整えることができ、翌年きれいな花を楽しめます。
冬を越して春になってから剪定するのであれば、3月までに済ませるのがベスト。枝の先の小さな花芽を切らないように注意して、樹形を整えるように剪定をしましょう。花芽を切り落とさなければ、初夏にちゃんと咲いてくれます。
アナベルは育てやすさが魅力
アナベルは、日向から半日陰、明るい日陰までよくお花を咲かせてくれます。日本のアジサイのように剪定時期にも神経質になる必要はありません。花が終わった後にたっぷりと腐葉土を混ぜ込んでおけば、毎年きれいに咲きます。
切り花にしてもボリュームがあってきれいで、ドライフラワーになった姿も美しいアナベル。こんなに許容範囲が広くてかわいらしいアジサイを放っておく手はありませんよ。
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