パンジー、ビオラの肥料のやり方|時期やタイミング
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金子三保子
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パンジー、ビオラは、晩秋から販売が始まる開花期間の長い草花。長期間、きれいにたくさん咲かせるための肥料のやり方をご紹介します。
目次
パンジー、ビオラ|なぜ肥料が必要?
植物は、種類によって「肥料を多く必要とするもの」と「過肥を好まないもの」に分けられ、パンジー、ビオラは肥料を多く必要とする草花です。10月頃から苗の販売が始まり、5月くらいまでの長期間咲き続けるため、肥料が切れたタイミングで追肥をすることで、開花期間中たくさんの花を咲かせることができます。
パンジー、ビオラの肥料|時期やタイミング
パンジー、ビオラの肥料
植物の肥料は、種類によって必要な栄養素の配合割合が違います。パンジー、ビオラに与える肥料は、「草花用」や「パンジー、ビオラ用」などの商品を使用しましょう。
肥料をやるタイミング
元肥
元肥とは、植え付けるときに一緒に混ぜ込む肥料のこと。主に緩効性肥料と呼ばれる固形タイプを使用します。
ただし、最近の草花用の培養土は、元肥入りの商品があります。元肥入りの培養土を使用する場合は、肥料を入れる必要はありません。
重要! 元肥の持続期間を必ずチェック!
植え付け時に下記の2つを確認しておきましょう。
①元肥が入っている培養土か?
②元肥の持続期間(商品によって1か月、3か月など、ばらつきがあります)
追肥
元肥の効果が切れたころに与える肥料のこと。
種類は、緩効性肥料と液体肥料があり、緩効性肥料は効果がゆっくり長く続き、液体肥料は効果は速く持続期間は短いという特徴があります。どちらかにしたり、併用したり……自分の園芸に割ける時間など、ライフスタイルに合わせて好きな方を選びましょう。
追肥はいつから? 開始するタイミング
元肥の持続期間を必ず確認
元肥に使用した肥料の持続期間を確認しておき、効果が切れたころが追肥を開始するタイミングです。
冬の肥料は控えめに
秋に購入したパンジー、ビオラ。購入した時はたくさんの花が咲いている状態かもしれませんが、おうちに持ち帰り露地で育てると、冬の間は花数が少なくなります。
冬は肥料は控えめにし、2月半ば以降、花数が増えてきたら定期的な追肥を開始しましょう。
パンジー、ビオラの育て方|長くたくさん咲かせるために肥料以外で大切なこと
置き場所と水やり
パンジー、ビオラはお日様が大好き。プランターは、日当たりの良い場所に置きましょう。日当たりが悪い場所で育てると、ヒョロヒョロと徒長し、花数も少ない株になります。同じ日に購入した苗でもびっくりするくらい花数が変わります。
水やりは、水を欲しているタイミングでたっぷりと与えましょう。与えるタイミングの目安は、鉢の表面の土が乾いてきたころ。優しい水流で、株にかけるというよりは、株元の土に与える意識で水やりをするとよいでしょう。
花がら摘み
右のビオラのように花びらがくるんとしてきたものが花の終わりの目安です。終わった花(花がら)は、こまめに摘み取りましょう。そのままにしておくと、種をつけることにエネルギーが回るため、花数が少なくなってきます。
春を感じる暖かい日が多くなってきたら、そろそろ追肥開始です。今年もたくさんの花を楽しみましょう♪
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