芝生の価格ってどのくらい?予算に合った種類と張り方を選ぼう!
LOVEGREEN編集部
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芝生を張ろうと思い立ったらまずは何を調べますか?
家庭の財政を考えると、一番心配なのは実際に芝生にかかる金額なのかもしれません。
しかし、安さだけを追求して失敗し、かえって金額がかかるなんてこともありますね。せっかく芝生を張るならば、価格と種類、クオリティ全てを考慮に入れた上で最適な芝生を選びたいですね。
今回はマットタイプの芝生にまつわる価格についてご紹介します。
目次
芝生の種類
芝生の種類
芝生の種類には、大きく分けて日本芝と西洋芝があります。
日本芝
日本芝は、その名の通り高温多湿に適した日本の環境に合った性質を持つ芝です。
野芝(ノシバ)
日本芝の中では低温に強く、比較的寒い地域や高冷地などにも使用されている芝生です。生長が遅く手入れも比較的簡単です。芝の密度が粗く葉も広くて荒々しく野性的な芝です。
高麗芝(コウライシバ)
日本では東北以南で最も多く使用され、日本の風土にあった芝です。葉の幅は野芝よりも細く、刈込みによって密度も細かく、見た目にも綺麗な芝生になります。
姫高麗芝(ヒメコウライシバ)
姫という名の通り、葉の密度が濃く、柔らかく繊細で美しい芝生です。成長が早いため、管理が難しいので家庭でのガーデニングとしては上級者レベルといえそうです。
西洋芝
北海道などの冷涼な気候で使われている西洋芝には、暖地型と寒地型があります。日本芝より多くの刈り込み作業が必要で、高麗芝に比べてメンテナンスに手間がかかるのが難点です。
▼西洋芝暖地型
暖地型は日本芝の性質とほぼ同じで、高温にも強い芝生です。
バミューダグラス類
日本芝に近い性質を持つ西洋芝で、他の西洋芝より葉は細かく、濃緑色でとても鮮やかです。踏み付けに強く、競技場等で利用されているようです。生育適温が高く乾燥には強いですが、寒さや日陰には弱いです。生長が早いため手入れの手間がかかってしまうので一般家庭には不向きといえます。
ティフトン類
高麗芝に比べて色が鮮やかで、葉は細かく柔らか。暑さにも強く、踏み圧に強いゴルフ場競技場に使われているようです。生長が早く、施肥や芝刈りは頻繁に必要です。日当たりの悪い場所には向いていません。
▼西洋芝寒地型
寒地型は比較的低い気温の下でよく生育し、夏の暑い時期には弱い性質です。関東より南で育てることは難しいです。
ベントグラス類
葉が細く柔軟で、緻密な芝地を作ります。寒さや低刈りに強い芝生ですが、根が浅いので乾燥には弱い性質です。ゴルフ場のグリーンにはよく使われます。暑さにとても弱く、病虫害にも弱いため、管理に手間がかかり一般家庭には不向きといえます。
ブルーグラス類
耐寒性があり、発育スピードが遅いため管理しやすく、又病害虫にも比較的強いといったメリットあるため、寒地のガーデニングには欠かせない存在です。
フェスク類
寒地型芝草としてはかなり高温に強いため暖地でもよく育ち、深く根を張るため乾燥にも強く、耐陰性がとても高い丈夫な芝生です。競技場芝など幅広い施設で使用されているようです。
芝生を選ぶ
お住まいの環境にあった芝生を選ぶことから始めましょう。
関東地方~西日本ですと一般的に選ばれるのは、高温乾燥に強く、土質を選ばず、踏圧にも強く、比較的病害虫にも強い高麗芝が選ばれるようです。
反対に寒い地方では、耐寒性や日照不足にも耐えられる西洋芝が選ばれるようです。
芝生の価格
芝生の価格の違い
販売されている芝の大きさは一般的に37×30㎝のシートで、インターネットによるお取り寄せですとだいたい9枚、ホームセンターでは10枚ほどが1束で販売されているようです。
金額はそこそこによってまちまちですが、目安として日本芝で1束500円前後、西洋芝で1束1000円前後のようです。
インターネットによる購入の場合必ず送料が別途かかりますが、それ相応のメリットもあります。
※おおよその金額であり、販売される地域、配達する地方によっても金額の差がありますのでご了承ください。
インターネットによる産地直送注文
メリット
注文を受けてから芝を切りとり出荷するため、新鮮な芝が届くことが考えられる。
デメリット
実際に商品を見ることが出来ず、1束9枚程度でさらに送料が別途かかるためホームセンターよりも値段が張る。
ホームセンターによる産地直送注文
メリット
芝の価格が安く、1束10枚程入っている場合が多い。お店の人に相談しながら気軽に購入できる。
デメリット
新鮮な芝生が手に入りづらく、お店の管理方法によって品質がまばらであるため枯れていたり、蒸れている芝が含まれるケースがある。
芝生の張り方による価格の違い
芝生の貼り方によっても購入金額に差が出てきます。例えば3.3㎡の芝生を張ろうとすると以下のような個数が必要となってきます。
平(ベタ)張り~4束
平張りとは
隙間なく全面に張る方法です。
メリット
いち早く青々とした芝生を育てることが出来ます。他の方法に比べ目土などが雨で流れたりする量も少なく済み、雑草の発生も少ないメリットがあります。
デメリット
芝生マットの使用個数が多くなりますのでコストは一番かかります。
条張り~3束
条張りとは
並べる際に芝生と芝生の間を空け、1列に張る方法です。
メリット
平張りよりも使用する芝生マットの個数が半分ほどですみます。芝生を張り巡らすまでに時間がかかります。
デメリット
全面埋まるまでに時間がかかるため、こまめな雑草の除草に努めなければなりません。
目地張り~2束
目地張りとは
芝の隙間を開けてレンガ積みのような模様にして張る方法です。
メリット
平張りよりも使用する芝生マットの個数が少なくてすみます。
デメリット
平張りよりも全面埋まるまでに時間がかかりますが、春に芝生を張った場合生育が順調なら秋頃までには前面に芝生を張り巡らすことができますので、価格・生育ともにバランスのとれた張り方ではないでしょうか。
この他の資材として、目地を埋める目土・目砂も購入する必要があります。これもメーカーや種類によっても差はありますが、10㎡で20㎏/袋金額は500円前後のものが必要になりますし、水はけなどが悪い場合土壌も改良する必要がありますのでトータルで判断して下さい。
芝生の価格|まとめ
・住んでいる地域に合った芝生を選ぼう。
・インターネット・ホームセンターのメリット・デメリットを考えよう。
・芝生の種類・張り方・土壌改良の有無など総合的に判断しよう。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なガーデニング生活を楽しんで下さいね♪
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