ミニトマトをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ
LOVEGREEN編集部
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ミニトマト収穫後の抜き取りについて
ミニトマトを育てていて意外に迷ってしまうのが、抜き取りの時期です。
ミニトマトの抜き取る時期は自己判断
ミニトマトはアメリカ大陸原産の植物で、生育適温が20~25℃なので、苗さえ元気であれば秋以降も生育を続けるので、育てているミニトマトの生育状態をみながら、苗の抜き取り時期を判断しましょう。
◆どう判断していいのか分からない方へ
梅雨明け以降のミニトマトはハダニの被害をとても受けやすいため、8月以降病害虫に侵されて元気がなくなってしまったミニトマトは、秋冬栽培の準備のためにも抜き取ります。
反対に、まだまだ収穫できそうな元気に生育しているミニトマトは、もう少し栽培を続けてみて下さい。
ミニトマトの抜き取り作業
抜き取ることが決まったら、大きく生長したミニトマトを適当な大きさに分けて切っていきます。
これで抜き取り完了ですが、ゴミ袋に入れて破棄する前に必ず見てほしい箇所があります。
抜き取ったミニトマトの根の観察
抜き取ったミニトマトの苗の根をよく見てみると、上の画像のように太い根と細い根があります。どちらの根も表面に凸凹のないきれいな根をしていますね。
このように根の表面がきれいであれば、抜き取るだけで問題ありません。
ネコブセンチュウの被害
上の画像をご覧ください。根の部分に大小のこぶのようなものが出来ています。
このような根はミニトマトやキュウリ、ナスなどのナス科に発生しやすい「ネコブセンチュウ」かもしれません。
◆ネコブセンチュウとは?
土の中に生息する1mm以下のセンチュウで、植物の根の養分を吸います。その被害部分が大小のこぶのような形になります。センチュウに侵された根は、充分な水分や養分を吸収することができず最後には枯れてしまいます。
センチュウの大きさが1mm以下のため、肉眼で早期に発見することは難しいので、このように作物を抜き取るタイミングにセンチュウの存在を確認する必要があります。
ネコブセンチュウの場合の土の消毒
抜き取ったミニトマトがネコブセンチュウだった方は、生育期間中も何だか調子が悪いと感じていませんでしたか?その原因は、ネコブセンチュウの仕業だったかもしれませんね。
1. 被害を受けた根の除去
土ふるいでネコブセンチュウの根を全て取り除きましょう。
2. 太陽熱で消毒
被害を受けた土を透明ビニール袋に入れ、水分を十分に含ませ封をします。直射日光に2~3日ずつ両面に日を当てます。
秋冬野菜の準備
ミニトマトの抜き取りが完了したら、秋冬野菜に向けて準備を開始しましょう。本格的な土壌改良は、来年の春夏野菜の植え付ける前にするので、今回は軽く整えるような作業になります。
抜き取った後の土の再生
1. プランターの土にバーク堆肥や腐葉土などの堆肥を入れ混ぜ合わせる。
2. 有機石灰を入れる。
※有機石灰をおすすめする理由:有機石灰とは、牡蠣殻などの貝殻化石を原料とする石灰肥料のことです。使用されるものによってアルカリ分が異なります。消石灰や苦土石灰よりもアルカリ分が少なく、効果も穏やかなため速効性はありませんが、有機石灰を土に混入した後すぐに種まき、定植ができるため石灰を使い慣れていない初心者の方にはおすすめの石灰です。また、有機石灰は、土が酸性に傾くと、土中に溶けて中和しますが、中性であればそれ以上溶けることはありませんので、入れすぎの場合も安心して栽培を続けられます。
3. 元肥投入
これで準備は終了です。安心して秋冬野菜を植え付けられますね。
ミニトマトの栽培は楽しかったですか?
甘いミニトマトでしたか?それとも酸っぱかったですか?
ミニトマトの品種の選び方、仕立て方、育て方など自分なりに試行錯誤を重ねて、毎年チャレンジしてみてくださいね。
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