プランターでも長い間収穫できるモロヘイヤの育て方~種まき編~
LOVEGREEN編集部
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モロヘイヤという名前の由来には、アラビア語で「王家のもの」という意味があります。それは古代エジプトの王様が病気になった際、モロヘイヤのスープを飲むと回復したことが由来だそうです。エジプトで王家といえばクレオパトラ。彼女もこのモロヘイヤのスープを飲んでいたのかもしれませんね。みなさんも今年は「王家の野菜モロヘイヤ」を育ててみませんか。
比較的トラブル知らずで元気に育ち、5か月間程の長い間収穫でき、しかも栄養価も高いだなんて最高ですね。ぜひモロヘイヤを育てて夏バテ知らずの健康的な夏を過ごしましょう。
目次
モロヘイヤ栽培の準備
モロヘイヤの種袋の裏
秋になると黄色い花がつきはじめ、莢をつけます。莢や種にはストロファンチジンという有毒物質が含まれいるので、絶対に食べないように気を付けて下さい。種袋の裏にもそのことが記載されていますので、今一度確認しましょう。
尚、誤って摂取しますと食欲不振、起立不能、下痢、嘔吐やめまいなどの症状がおこり、最悪の場合死に至ることもあると言われています。
昔、モロヘイヤの種と莢は弓矢の毒として使われていたそうです。必ずお子様の手の届かないところに保管しましょう。
ベランダ栽培の注意点
ベランダで植物を栽培する際に、そのベランダが南向きか北向きかということも重要なポイントですが、一番大切なことは他にあります。
室外機の位置です。
植物は風通しの良い環境を好みますが、不自然な強い風、しかも熱風は禁物です。ただでさえ、プランターという小さな器で植物を育てるため、土の乾燥が激しく、植物が弱りやすい環境を作ってしまいます。
できるだけ室外機の風に当たらない環境で植物を育てるようにしましょう。
プランターの準備
モロヘイヤは摘芯して収量を増やしながら栽培するので、少し大きめのプランターで育てると良いでしょう。
▼摘芯のことならこちらをご覧ください。
モロヘイヤのプランター
高さ、幅、奥行き共に20cm以上の7号鉢以上のサイズが良く育つと思います。
土の準備
排水性を良くするため、鉢底石をプランターの底に敷きます。土は野菜用の培養土で育てましょう。
モロヘイヤの種のまき方
温暖地(一般地)でのモロヘイヤの種をまく時期は、気温が十分暖かくなってから。5月以降でも種がまけるほど発芽温度が高い種です。
摘芯しながら大きく生長しますので、プランターに点まきでまいていきたいと思います。
モロヘイヤの種
モロヘイヤの種はとても小さい粒です。ペットボトルの蓋位の大きさで深さ0.5~1㎝の凹みに3~4粒種をまきましょう。
土を被せて、しっかり水を与えたら種まき完成です。
モロヘイヤの発芽
種まきから3週間後
種袋の裏をみると発芽までの日数は3~5日と記載されていますが、実際に発芽までの日数はそれ以上かかり、5/4に種をまいてからここまで生長するのに3週間かかりました。というのも、モロヘイヤの発芽適温(土温)は25~30℃。5/4ではまだ寒すぎて発芽が遅れてしまったというわけです。
モロヘイヤの間引き
モロヘイヤの本葉が4枚くらいまで生長したので、間引いていきたいと思います。
発芽率80%ということもあり、ほとんどのモロヘイヤの種が発芽しました。
その中で生育の良いものを残して、小さいものや虫に食べられているものを根元から切り取ります。
虫に食べられている葉が何枚かあったので、念のため1か所に2苗残しました。もう少し大きくなったら1苗にしていきたいと思います。
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