【秋冬栽培スケジュール 】育てて食べる。はじめてさんのエディブルガーデン8月編

古幡真恵

古幡真恵

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Illustration:小野寺葉月

エディブルガーデンとは

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家庭菜園をスタートしよう!そんなはじめてさんに向けた「育ててワクワクたのしいエディブルガーデン」では、毎月野菜・ハーブ・食べられるお花を育てる楽しみを紹介しています。もちろんWEBのLOVEGREENでも毎月連載中!

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そんなエディブルガーデンの8月の作業のポイントは「秋冬野菜の計画」。

Botapii9月号(8月の作業)では秋冬野菜はスタートダッシュが重要であること、植え付け時期と収穫時期が分かる「おすすめ秋冬野菜栽培カレンダー」などについて掲載していますが、LOVEGREENではさらに害虫を発生させないための秋冬野菜の選び方や何を育てるか迷った時のヒントになる「秋冬野菜の計画」をご紹介します!

目次

秋冬野菜のスケジュールはもう立てた?

秋冬野菜はスタートダッシュが重要

害虫を発生させないための秋冬野菜の選び方

秋冬野菜何を育てるか迷った時の決め方

最後に確認!おすすめ秋冬野菜栽培カレンダー

秋冬野菜のスケジュールはもう立てた?

もう秋冬野菜の家庭菜園のスケジュールは立てましたか? どんな野菜が、どのくらいの期間育てることができるのか。野菜の植え付けの時期や収穫の時期はいつ頃になるのかしっかり把握して、秋冬野菜の家庭菜園も大成功に収めましょう。

意外に長い!? 秋冬野菜の栽培期間

温暖地(主に関東地方)での基本的な野菜の栽培期間は春夏栽培が3〜8月、秋冬栽培は9〜2月頃が一般的です。その感覚で秋冬栽培時にいろんな野菜の種や苗、種球を購入して植え付けると、意外にも収穫時期が春夏栽培期間中の5〜6月だったりなんてことがよくあります。そのために本当は春夏に育てたかった野菜が栽培できなかったらもったいないですよね。  広大な土地で思う存分いろんな野菜を育てられるなら問題はないのですが、限られた空間で育てなければならない家庭菜園では計画的に栽培スケジュールを立てることは重要なことなんです。

温暖地(主に関東地方)での基本的な野菜の栽培期間は春夏栽培が3〜8月、秋冬栽培は9〜2月頃が一般的です。その感覚で秋冬栽培時にいろんな野菜の種や苗、種球を購入して植え付けると、意外にも収穫時期が春夏栽培期間中の5〜6月だったりなんてことがよくあります。そのために本当は春夏に育てたかった野菜が栽培できなかったらもったいないですよね。

広大な土地で思う存分いろんな野菜を育てられるなら問題はないのですが、限られた空間で育てなければならない家庭菜園では計画的に栽培スケジュールを立てることは重要なことなんです。

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秋冬野菜はスタートダッシュが重要

秋冬に育てる野菜は9月上旬までに植え付けを済ませることが大切です(一部を除くほとんどの苗)。秋の苗の植え付けが1週間遅くなると収穫は1ヶ月遅くなるといっても過言ではありません。適した時期に植え付けることで順調に生育し、実り多い収穫へとつながります。

教科書通りにいかない野菜栽培

以前野菜の種袋に記載された「種をまく期間」通りに野菜の種をまいたのですが、結果教科書通りに大きく育たないという経験をしました。苗についても「植え付け時期」通りに植え付けたのに同じような経験をしました。  自分の家庭菜園スキル云々については棚に上げて(笑)、何故そのようなことが起こるのかその原因を考えてみると、例年通りではない異常気象のせいだったり、自宅の日当たりのせいだったりなど「日当たり」や「温度」に関係していることが思い当たります。しかも、春夏栽培より秋冬栽培の方がその傾向は高いようです。

以前野菜の種袋に記載された「種をまく期間」通りに野菜の種をまいたのですが、結果教科書通りに大きく育たないという経験をしました。苗についても「植え付け時期」通りに植え付けたのに同じような経験をしました。

自分の家庭菜園スキル云々については棚に上げて(笑)、何故そのようなことが起こるのかその原因を考えてみると、例年通りではない異常気象のせいだったり、自宅の日当たりのせいだったりなど「日当たり」や「温度」に関係していることが思い当たります。しかも、春夏栽培より秋冬栽培の方がその傾向は高いようです。

良い生長、良い収穫を望むなら

野菜作りと天気は切っても切れない関係です。その天気を考えながらプロの生産者さんはノウハウと技術をフルに使って素晴らしい野菜を作っています。

私たちのような楽しみながら野菜を育てる家庭菜園にはプロのノウハウや技術はありません。そんな私たちでも野菜の良い生長や収穫を可能にするためには「野菜が好む環境で育てる」ということがポイントになります。

ほとんどの野菜の生育適温は20℃前後。温暖な気候を好むので、特に気温が下がる秋冬栽培は1日でも長く野菜が好む環境にしてあげることがポイントです。つまり、植え付け時期が遅れると温度が下がる冬に栽培期間がずれ込むので、栽培のスタートを遅れないようにすることが大切なんです。

早すぎてもNG

では、反対に秋冬野菜の植え付ける時期を早めてしまうとどうなるのか。

答えは簡単、真夏の暑さにやられます。植え付ける苗はいわば野菜の赤ちゃんです。真夏の直射日光のガンガン当たる環境で野菜の赤ちゃんを育てると高温で苗が傷んでしまいます。つまり、早すぎても遅すぎてもダメなんです。「野菜が好む環境で育てる」このことを一番に考えましょう。

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害虫を発生させないための秋冬野菜の選び方

ケールの葉の裏につくアオムシ  キャベツやブロッコリー、大根など秋冬シーズンに育てる野菜はアブラナ科が主流です。このアブラナ科の野菜をねらう害虫がモンシロチョウの幼虫のアオムシ。このアオムシが嫌うキク科、セリ科の野菜をアブラナ科と一緒に植え付けることで害虫の被害がグンと減ります。

ケールの葉の裏につくアオムシ

キャベツやブロッコリー、大根など秋冬シーズンに育てる野菜はアブラナ科が主流です。このアブラナ科の野菜をねらう害虫がモンシロチョウの幼虫のアオムシ。このアオムシが嫌うキク科、セリ科の野菜をアブラナ科と一緒に植え付けることで害虫の被害がグンと減ります。

 

イタリアンパセリにつくキアゲハの幼虫  反対にアブラナ科の野菜は、セリ科の害虫キアゲハなどの飛来を遠ざけるため、どちらの野菜にとってもメリットがあります。

イタリアンパセリにつくキアゲハの幼虫

反対にアブラナ科の野菜は、セリ科の害虫キアゲハなどの飛来を遠ざけるため、どちらの野菜にとってもメリットがあります。

アブラナ科野菜の害虫アオムシとは

アオムシとはチョウ目の幼虫の中でも体に長い毛がなく、緑色をしているもののことを指します。そのため、種を特定するものではなく、大まかな幼虫の呼び名です。  アオムシの代表的な種類として、モンシロチョウ(チョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科)が有名です。このモンシロチョウの幼虫は、模様がなくほぼ緑色をしています。家庭菜園で「アオムシ」といえば、ほとんどがモンシロチョウの幼虫を意味しています。

アオムシとはチョウ目の幼虫の中でも体に長い毛がなく、緑色をしているもののことを指します。そのため、種を特定するものではなく、大まかな幼虫の呼び名です。

アオムシの代表的な種類として、モンシロチョウ(チョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科)が有名です。このモンシロチョウの幼虫は、模様がなくほぼ緑色をしています。家庭菜園で「アオムシ」といえば、ほとんどがモンシロチョウの幼虫を意味しています。

アオムシの成長過程

越冬した蛹(さなぎ)が春に孵化(ふか)してモンシロチョウ(成虫)になります。モンシロチョウ(成虫)は葉の裏に卵を産み付けます。

卵からかえったアオムシ(若齢幼虫)が、葉の食害を始めます。その後アオムシは3cmほどまで成長し、どんどん食欲旺盛になります。そして、このアオムシが蛹(さなぎ)になり、孵化(ふか)してモンシロチョウ(成虫)になると、また卵を産み付け、また孵化(ふか)してアオムシによる葉の食害が始まります。

秋冬栽培でアオムシの被害MAXは9月

アオムシの主な発生時期は4~6月と9~11月ですが、特に5~6月頃、9月頃に被害が目立つようになります。アオムシができるだけ小さい段階で、見つけ次第駆除しましょう。

このように、食害をするのは幼虫の時期のアオムシの状態です。モンシロチョウになってしまえば、自然受粉をしてくれる素敵な昆虫に早変わりです。しかし、またアオムシの卵を産みつけられてしまう点においてはモンシロチョウも引き続き厄介な存在になります。

アブラナ科野菜を害虫から守るコンパニオンプランツ

ケールとイタリアンパセリの組み合わせ  春夏野菜を育てる時期にアブラナ科野菜のケールを使って害虫忌避のプランター混植実験をしてみました。  実験したのは3パターン。  ・ケールとセリ科のイタリアンパセリを混植したプランター  ・ケールとシソ科のバジルを混植したプランター  ・ケールだけで育てたプランター  この3つの中で「ケールとセリ科のイタリアンパセリ」で育てたプランターがアオムシの発生が驚くほど少なかった結果が出ました。  じつはイタリアンパセリのような「コンパニオンプランツ」といわれているものについて科学的な根拠による検証が少ないため、効果について強くおすすめできないところがあります。しかし、実際に育ててみた先人たちの数々の経験からみてもコンパニオンプランツを混植することはとてもおすすめなんです。  ※イタリアンパセリの混植は全てのアオムシを忌避するわけではありません。

ケールとイタリアンパセリの組み合わせ

春夏野菜を育てる時期にアブラナ科野菜のケールを使って害虫忌避のプランター混植実験をしてみました。

実験したのは3パターン。

・ケールとセリ科のイタリアンパセリを混植したプランター

・ケールとシソ科のバジルを混植したプランター

・ケールだけで育てたプランター

この3つの中で「ケールとセリ科のイタリアンパセリ」で育てたプランターがアオムシの発生が驚くほど少なかった結果が出ました。

じつはイタリアンパセリのような「コンパニオンプランツ」といわれているものについて科学的な根拠による検証が少ないため、効果について強くおすすめできないところがあります。しかし、実際に育ててみた先人たちの数々の経験からみてもコンパニオンプランツを混植することはとてもおすすめなんです。

※イタリアンパセリの混植は全てのアオムシを忌避するわけではありません。

 

根菜類のアブラナ科野菜にはニンジン、シュンギク

代表的な根菜類でアブラナ科野菜といえば大根とカブです。大根やカブの種はすじまきでまいて育てるのがほとんどです。そのすじまきでまいた大根の種の隣の列にニンジンなどのセリ科の野菜の種をまき、カブの隣の列にシュンギクなどのキク科の野菜の種をまいて育てることでアオムシの発生を防いでみましょう。

葉菜類・花菜類のアブラナ科野菜にイタリアンパセリ、チャービル

アブラナ科の葉菜類・花菜類は多彩です。草丈の小さな小松菜やチンゲンサイの他に、葉が結球するキャベツ、上へ上へと草丈が生長するケール、花蕾(からい)が大きくなるブロッコリーなどがあります。これらの苗の側にセリ科のイタリアンパセリやチャービルを混植してあげることでアオムシから防除しましょう。

※花蕾(からい)=花のつぼみ

小松菜やチンゲンサイは草丈が20〜30cm位ですが、キャベツやケール、ブロッコリーは大きく生長するためイタリアンパセリやチャービルと草丈が違いすぎて効果が薄れるのではと心配になりますが、ケールとイタリアンパセリの混植実験結果から効果有りで間違いないと思います。

▼その他の秋冬野菜のコンパニオンプランツならコチラ

 

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秋冬野菜何を育てるか迷った時の決め方

みなさんの育てる野菜はもう決まっていますか?

育てたい野菜がたくさんあるのに育てる場所が少な過ぎたり、逆に育てる場所がたくさんあるために何を育てたら良いのか迷ってしまうことがあります。そんな時には改めてご自身のライフスタイルや理想の家庭菜園について考えてみませんか。いくつかコンセプト例を紹介しますね。

日々の暮らしを豊かにしたい

ローズマリー、パクチー、イタリアンパセリ、チャービル、フェンネルなど秋冬に育てられる様々なハーブを育ててみませんか?ハーブを暮らしに取り入れることで料理がレベルアップしたり、お部屋がハーブの香りに満たされたり、スキンケアに取り入れてみたりなどみなさんの生活を豊かにしてくれます。

 

ハーブ以外にも食べられる花「エディブルフラワー」も種から育ててみてはいかがでしょうか。秋冬栽培時に種から育てると春にはお花が咲いてくれます。食卓が華やかになること間違いなしです。

 

窓辺でも育てられるキッチンガーデンを始めたい

一人暮らしやベランダのない場所でも家庭菜園って楽しめるんです。まずは小さな鉢を用意しましょう。初心者の方は育てやすいように苗から育ててみると良いですね。

自分で育てた野菜ってやっぱりちょっと特別なんです。育てる野菜が1つだけでもその特別さは変わりません。

忙しい毎日をおくっている方には、放っておいてもよく育つアサツキやわけぎなどの葉ネギ類は料理のちょこっと使いに超便利。しかもネギの根元から少し離してハサミで収穫するだけで、また新しい芽が出てくるので欲しい分だけ何度でも収穫することができます。

 

料理の材料を一から育てたい

料理を作るならまず材料から育てなきゃ!半年をかけてこだわりの料理を目指してみるのも楽しいですね。

本気で野菜を育てると生き方ですら変わりそう。野菜ととことん向き合う、そんな一生懸命な野菜の栽培はたくさんの生きる気付きをもたらしてくれます。

 

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最後に確認!おすすめ秋冬野菜栽培カレンダー

暑い夏もあと少し、頭の中は秋冬野菜の栽培計画。何を育てるのか考えるだけでなんだかワクワクしてきませんか。  育てる野菜を決めたなら栽培期間を確かめて、春夏栽培に良いバトンタッチができるようにしましょう!

育ててみたい野菜がある程度決まったら、最後は[おすすめ秋冬野菜栽培カレンダー]を見ながら育てる野菜を決定しましょう。暑い夏もあと少し、頭の中は秋冬野菜の栽培計画。何を育てるのか考えるだけでなんだかワクワクしてきませんか。

▼育て方も分かる!もっと秋冬野菜の栽培期間が知りたい方はコチラ

 

栽培期間をしっかり確かめて、来年の春夏栽培に良いバトンタッチができるようにしましょう!

▼来年の春夏栽培へ良いバトンタッチするためにはコチラ

 

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古幡真恵
古幡真恵

結婚・出産そして育児をしながら、学童保育所で食育を2年間指導後、農業研究センターで大豆と稲の研究作物栽培及び実験業務に従事。屋上ガーデン・屋上菜園の管理業務、エディブルフラワー店勤務を経て、現在はLOVEGREEN編集部とBotapii編集部のアシスタントとして、初心者からでも手を出しやすい家庭菜園やエディブルフラワーの記事、sanagardenコンテンツを配信。

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