冬の家庭菜園のアイテム「マルチ」徹底活用! | エディブルガーデン11月

古幡真恵

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Illustration:小野寺葉月

夏の終わりから秋にかけて植え付けた作物の収穫が、徐々に始まったころではないでしょうか。
まもなく訪れる寒い冬に向けて、そろそろ野菜たちの冬支度をはじめましょう。

目次

家庭菜園初心者さんにこそおすすめしたい「マルチ」

・上手に育った野菜、育たなかった野菜 例えば、北側で育てた秋冬野菜の生長が思わしくなかったなぁとか、その中でもカリフラワーは順調に生長したなぁ。南側で育てたトマトは大きく生長し、甘くて美味しかったなぁなど…。気付いたことがあれば、メモして来年に生かしましょう。 また、手がかかり過ぎて育てるのが大変な野菜はありませんでしたか?反対に簡単すぎて物足りない野菜はありませんでしたか?ご自身のライフスタイルに合った作物を選んで、身の丈に合う家庭菜園を楽しみましょう。

初めて野菜を育てた家庭菜園初心者のときは「マルチ」なんて言葉すら知りませんでした。
でも、マルチは家庭菜園初心者さんにこそ、使って欲しいアイテムなのです。
※通常マルチは「複数の」をあらわす言葉として使われますが、農業や家庭菜園で使うマルチは「根を覆う」という意味で使われます。

マルチの効果

なぜ家庭菜園でマルチをおすすめするのか?
じつは畑やプランター栽培でマルチを使用することで、作物に良い影響を与えることができるからです。

1. 病気の予防

泥よけ、マルチ、病気予防、エディブルガーデン

Illustration:小野寺葉月

作物の病気(主に糸状菌が原因)は、雨が降ったときの泥はねで発生することが多いのですが、マルチをすると泥はねを防ぐので、病気になりにくい環境を作ることができます。

▼野菜が病気にかかる理由についてはこちらをご覧ください。

 

2. 団粒構造の維持

「雨降って地固まる」の言葉にたとえられるように、雨が始終叩きつけられる環境では地面が固まりやすくなりますが、マルチをすると柔らかい土の状態を幾分か保つことができます。

▼団粒構造についてはこちらをご覧ください。

 

3. 乾燥防止

畑で栽培する際の水やりは、できることならお天気に任せて雨だけで育てたいですね。
畝にマルチをすると水分の蒸発を抑えることができるため、水やりの手間をかなり省くことができます。
もちろんプランター栽培でも土の乾燥を防ぐので、水やりの回数が減ります。
また、種をまいた後の管理にもマルチはおすすめです。バーク堆肥などで発芽の邪魔をしない程度に被覆すると、種の乾燥を防ぐだけでなく、種をまいた所の目印になります。

 

マルチ、地温調節、エディブルガーデン

Illustration:小野寺葉月

4. 地温の調整

土の上にマルチをすることで、暑過ぎる真夏の直射日光を遮ったり、冬の寒さから根を守ってくれる布団のような役割をしてくれます。
畑では使用するマルチシートの色を使い分けることで、光の反射や吸収を生かして、地温を調整することも可能です。

5. 雑草抑制

作物を育てる上で厄介な存在の雑草ですが、畑に黒やシルバーのマルチをすることで、光を遮り雑草の発生を抑えてくれます。

▼雑草についてはこちらをご覧ください。

 

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良いこと尽くめのプランターマルチ栽培

植物の冬越しなどで良く使用される方法で、腐葉土やバーク堆肥などで株元を温める方法があります。秋冬野菜の栽培でも有効で、かつ雨の日の泥はね防止にもなりますので、ぜひお試しください。 腐葉土やバーク堆肥以外にも、水苔やクル殻、100均で販売しているシートを使ってもOK!

これから寒い季節を迎える前に、プランター栽培でマルチを使用して寒さから苗を守ってもらいましょう。

プランター栽培で使用するおすすめマルチ

プランター栽培で特におすすめしたいマルチは「バーク堆肥」と「腐葉土」です。

バーク堆肥

バーク堆肥とは樹木の皮を発酵させて作った堆肥です。
多孔質で通気性と保水性が良いためとても軽く、土をふかふかにさせるので土の通気性や保水性、排水性を改善します。
保肥力をアップする効果もあり土壌改良に使用される資材です。

腐葉土

ケヤキやコナラ、ブナなどの広葉樹の落ち葉を土の間に挟んで積み重ね、水を加えて長期間発酵させ土状になったものが腐葉土です。
腐葉土というように「土」という字が付いていますが、主に作物を育てる土を改善するための堆肥として使用されています。
植物の繊維分が多く含まれ、ミネラルも豊富に含まれています。保水性・排水性に優れ、保肥力もあり、バーク堆肥と同様に土をふかふかにする効果があります。

▼バーク堆肥や腐葉土などの堆肥についてはこちらをご覧ください。

 

バーク堆肥と腐葉土をおすすめする理由

バーク堆肥と腐葉土の2種類をなぜおすすめしたのか?それにはこんな理由があります。

間引き後の土寄せが楽になる!

種をまいてから芽が出て、本葉が出てきたころ、込み入った所の苗を抜き取る「間引き」という作業があります。この間引きをした後のひと手間が土寄せです。
通常の土寄せは周りの土を苗に集めるのですが、これが意外と難しく、表土が乱れて、かえって苗が倒れやすくなります。
また、土を苗に寄せた後水を与えたら、せっかく土寄せしたところが元に戻ってしまうこともあります。
そんなとき、土の代わりにバーク堆肥や腐葉土を土の上に敷き詰めることで、表土を崩すことなく、しっかり苗を支えるので、水を与えても苗はピンと上を向いたまま。
また、弱い幼苗のうちにマルチで覆うことで、土の乾燥を防いだり、暑さや寒さから守ることにもなって、本当に良いこと尽くめなのです。

▼間引き方についてはこちらをご覧ください。

▼幼苗についてはこちらをご覧ください。

 

土壌改良ができる!

一般的に野菜の栽培は「春夏」と「秋冬」の2シーズン収穫(一般地、暖地栽培)をして、株を抜き取ります。
しかし、何度も栽培を繰り返すと土の機能が落ち、再利用するために土壌改良を行う必要が出てきます。
土の改良のためにバーク堆肥や腐葉土を使用する前に、マルチとして使用してから、栽培後土に混ぜ込むことで土壌改良ができるので、一石二鳥になるというわけです。

▼春夏栽培が終わった後のプランターの土の再生方法についてはこちらをご覧ください。

▼秋冬栽培が終わった後のプランターの土の再生方法についてはこちらをご覧ください。

 

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プランターでマルチ(腐葉土)を使ってみよう!

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点まきをした黒大根が発芽してきましたが、ヒョロヒョロと徒長して、土が足りない状態です。

 

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今回は腐葉土を用意しました。腐葉土は軽くて柔らかいので、幼苗を傷めず株元をマルチングすることができます。
双葉の下までどんどん腐葉土を入れていきます。

 

腐葉土、エディブルガーデン、マルチ

はい完成!腐葉土のおかげで、むき出しになっていた株元を支えることができました。
この後は、いつも通りに水や肥料を与えて育てていきます。

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\ガーデニングにおすすめ!おしゃれマルチを紹介!!/

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古幡真恵

農業研究センターで6年間、大豆と稲の研究作物の栽培及び実験助手業務に従事。その後、屋上ガーデン・屋上菜園などの管理業務、エディブルフラワー事務局を経て、植物ライターに。植物・園芸サイトやフリーペーパーなどで活動。

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