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レモンバーム|花咲く季節、使い方、育て方を紹介

香りが魅力のハーブ、レモンバームについて、別名メリッサの由来、花咲く季節、使い方と楽しみ方、育て方を紹介します。

目次

レモンバームとは?基本情報

学名:Melissa officinalis 科名:シソ科 属名:メリッサ属 分類:多年草 レモンバーム(メリッサ)の特徴 レモンバームは地中海地方原産の多年草のハーブです。今では、ヨーロッパ各地やアメリカなどまで広がり自生しています。レモンバームの花色は白、草丈は60㎝くらいまで生長します。品種には明るい黄緑色の葉をもつ‘オーレア’等があります。

  • 学名:Melissa officinalis
  • 科名:シソ科
  • 属名:コウスイハッカ属(メリッサ属)
  • 分類:多年草

レモンバームの特徴

レモンバームは、地中海地方原産の多年草のハーブ。今では、ヨーロッパ各地やアメリカなどまで広がり自生しています。花色は白、草丈は60cm程度、明るい黄緑色の葉をもつ品種などがあります。

レモンバームはレモンを思わせるような爽やかな香りが特徴です。摘み取ったばかりのフレッシュな香りはもちろん、ドライフラワーにしたり、アロマオイルにしても楽しまれています。

レモンバームの別名はメリッサ

レモンバームは、メリッサという別名でも流通しています。メリッサは学名の Melissa のこと、レモンバーム(Lemon balm)というのは英名です。この学名の Melissa はギリシャ語でミツバチを指す melittena が由来とされています。

レモンバームとミツバチの関係

レモンバームはハーブとして楽しむだけでなく、かつては蜂蜜を採取するためにも利用されていました。さらに果樹の近くにレモンバームを植えておくと、ミツバチが寄ってくるので受粉されやすくなるというメリットもあったようです。

レモンバームの学名 Melissa は、ミツバチが寄ってくることに由来しています。

レモンバームの香りの魅力

レモンバームの精油は、非常に希少価値が高いため値段も高価です。まずはフレッシュの香りを楽しんでみましょう。フレッシュと精油では香りが違うので、両方の香りを比べてみるのも一つの楽しみ方です。

精油(100%のエッセンシャルオイル)は高価ですが、ブレンドオイルも流通しています。肌につけたりお風呂に入れたりするのでなければ、ブレンドオイルでも十分に香りは楽しめます。

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レモンバームの使い方と楽しみ方

レモンバームはとっても香りのよいハーブです。レモンバームの使い方、楽しみ方を紹介します。

レモンバームはとっても香りのよいハーブ。使い方と楽しみ方を紹介します。

レモンバームティーの作り方

レモンバーム(メリッサ)ティーの作り方

  • フレッシュのレモンバームの葉 10~5g
  • 熱湯 450ml

レモンバームの葉をティーポットに入れて、熱湯を注ぎます。ティーコゼーなどがあれば冷めないように被せて、5分程蒸らしたら出来上がりです。

 

カップに注いでレモンバームの爽やかな香りのお茶を楽しみましょう。暑い季節はアイスティーにしても楽しめます。

カップに注いでレモンバームの爽やかな香りのお茶を楽しみましょう。暑い季節はアイスティーにしても楽しめます。

レモンバームウォーターの作り方

レモンバーム(メリッサ)ウォーターの作り方

  • ミネラルウォーター、あるいは湯冷ましでも 1L
  • レモンバーム3~4本
  • レモングラス1~2本

レモンバームとレモングラスは適当なサイズにカットして、手で叩いて香りを出してから容器に入れます。ミネラルウォーターや湯冷ましを注ぎます。冷蔵庫で1晩冷やしたら出来上がりです。

朝一番に飲むお水の香りがよいと、1日を気持ちよく始められます。

レモンバームポプリの作り方

レモンバームが育ちすぎてしまった時や、剪定時に切った枝をポプリにして楽しみの一つです。

  • レモンバーム 好きなだけ

枝のままミニブーケのように束ねて、風通し良く直射日光の当たらない場所で数日吊るしておきます。触ってカリカリになっていると感じたら完成です。そのままベッドサイドや玄関に吊るしても、崩して小さな布袋に詰めて枕元に置いても楽しめます。

レモンバームは乾燥させると香りが弱くなります。しっかり香りを楽しみたいのであれば、レモンバームのアロマオイルを数滴垂らす方法もおすすめです。

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レモンバームの花咲く季節

canva レモンバーム

レモンバームの花咲く季節は初夏から夏です。白い小さな花を咲かせます。

レモンバームの花が咲いたら?

レモンバームは他のハーブ同様に花が咲くと、株全体の香りが弱くなってしまいます。葉の爽やかな香りを楽しむのであれば、花が咲く前につぼみを摘み取ったほうがいいでしょう。

レモンバームのタッジー・マッジー

花が咲いたら、タッジー・マッジーにして親しい人に贈ってみるのはどうでしょう。

タッジー・マッジーとは、ステム(茎の部分)が手のひらに納まるくらいの小さなブーケのことです。イギリスに昔から伝わるもので、華やかな花を中心にハーブを一緒に円形に束ねます。かつては悪霊や病魔から身を守るために贈られる花束だったそうです。

レモンバームの花が咲いたらタッジー・マッジーにして、身近な人の幸せを祈る為に贈るというのも素敵なプレゼントです。

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レモンバームの育て方

レモンバームはとても育てやすいハーブです。レモンバームの育て方を紹介します。

植え付け、用土

日当たりと水はけの良い土壌を好みます。真夏は直射日光を避けられる木陰のような場所に移動させます。

鉢植えのレモンバームは市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。

水やり

水やりは植え付け時と表土が乾いたタイミングでたっぷりと与えます。株が大きく生長し、葉が混み合ってきたら加湿にならないように気を付けましょう。株元の土を確認し、白っぽく乾いていたら鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりを行います。

肥料

植え付け時に元肥を与えます。レモンバームは肥料が切れると葉が黄ばんできます。こまめに様子を見て適宜緩効性肥料を与えます。

病害虫と対処法

比較的病害虫の被害が少なく育てやすい植物ですが、夏の乾燥が続くような時はハダニが発生しやすくなります。こまめに霧吹きなどで葉裏にも水分を与えるようにしましょう。

たくさん収穫できる!摘心方法

春に枝の先端の方を摘み取ると、そこから枝分かれして株が大きくなるので、収穫量も増えます。

切り戻し

定期的にレモンバームの株を全体的に切り戻しておくと、そこから枝分かれして新しい葉が出てくるので、シーズン中にたくさんの葉を収穫することができます。また、切り戻しは梅雨や猛暑の間の株の蒸れ対策にもなります。

定期的にレモンバームの株を全体的に切り戻しておくと、そこから枝分かれして新しい葉が出てくるのでシーズン中にたくさんの葉を収穫することができます。また、切り戻しは梅雨や猛暑の間の株の蒸れ対策にもなります。

 

レモンバームの新しい葉は、茎の節のところから芽吹きます。葉が痛んだりしたら、どんどん切り戻をして葉っぱを更新しましょう。

新しい葉は、茎の節のところから芽吹きます。葉が痛んだりしたら、どんどん切り戻をして葉っぱを更新しましょう。

挿し木で増やしてたくさん収穫

切り戻しをした枝を挿し木にして、増やしてみませんか。挿し木の適期は5月~6月。枝を3節くらいで切り取り、下2節は葉を取って水に浸け、しっかりと吸水させます。葉を取り除いた2節がしっかりと地面に埋まるように土に挿し、水を切らさないようにこまめに水やりを行います。先端から新しい葉が出てきたら根付いた証拠。あとは大きくなるのを待って、収穫を楽しみましょう。

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爽やかな香りが魅力のハーブ、レモンバーム。育て方も増やし方も簡単です。この機会に育てて、暮らしに取り入れてみませんか。

 

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