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ローズマリーの鉢植えの育て方|植え替え、鉢の選び方、枯れないコツ

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山田智美

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ローズマリーの鉢植えの育て方、植え替え、鉢の選び方、枯れないコツなど。スモールスペースでも気軽に育てられるローズマリーの鉢植えにチャレンジしませんか。

目次

ローズマリーとは?基本情報

ローズマリーとは?基本情報

  • 学名:Rosmarinus officinalis
  • 科名:シソ科
  • 英名:rosemary
  • 分類:常緑低木

ローズマリーの特徴

ローズマリーは、地中海沿岸を原産とするシソ科の常緑低木。香りが良く、使い道も豊富なため人気のあるハーブです。

左・ローズマリー立性 右・ローズマリーほふく性ローズマリーは種類が多く、 生長タイプは大きく分けると2つあり、立性とほふく性に分かれます。その他、立性とほふく性の中間のような半ほふく性もあります。

左・ローズマリー木立性 右・ローズマリーほふく性

まっすぐに上に向かって枝を伸ばす木立性、地面を這うように伸びていくほふく性、その中間的な半ほふく性があります。いずれも育て方に変わりはありません。

ローズマリーは乾燥気味で日当たりの良い場所を好みます。日本の夏の高温多湿が苦手ですが、風通し良く管理すれば問題なく育てられます。育て方は比較的簡単なハーブです。

 

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ローズマリーの鉢植え|基本の育て方

ローズマリーの鉢植え|基本の育て方

置き場所

ローズマリーは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。日当たりは良いけど、湿気が多く蒸れやすいような場所は避けてください。バルコニーなら、夏は鉢の下にポットフィート(ポットフット)やレンガなどを置いて鉢の下の風通しを良くするのもおすすめです。

用土

ローズマリーは比較的痩せ地でも育つハーブです。市販の園芸用培養土やハーブ用の培養土で問題なく育てられます。水はけの悪い用土は避けるようにしてください。

植え付け・植え替え

ローズマリーは一度根付くと移植を嫌う(根をいじられるのを嫌う)という特徴があります。まだ若い苗のうちに植え付けると株への負担が少なくて済みます。買ってきたサイズよりも2回りくらい大きな鉢に植え付けるようにしましょう。

植え付け方法は、鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、鉢底石を入れて数cm培養土を入れます。そこにローズマリーを入れて、周囲から土を入れていきます。

植え付け後は鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。植え付け後の水やりは、根と土を馴染ませるための大切な作業です。

水やり

ローズマリーは乾燥気味を好み、多湿が苦手。水やりはしっかりと土が乾いてから、たっぷりと与えてください。

肥料

植え付け時に元肥を与え、その後は春と秋に緩効性肥料を与える程度で十分です。

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ローズマリーの鉢植え|水やりのコツ

ローズマリーの剪定|形の整え方

ローズマリーは乾燥を好むハーブです。水のやり過ぎは根腐れを起こす原因となります。土がしっかりと乾燥してから、鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水やりしましょう。

ローズマリーを健やかに育てる水やりのコツは、夏以外の季節は表土が乾いて白っぽくなってから1日置くくらいです。または、葉の先端が水切れで少し下を向いてからというのも1つの目安です。あくまで先端が少し下を向く程度です。ぐったりするほど下を向くまで放っておくと水枯れで弱ってしまうので注意してください。

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ローズマリーの鉢植え|植え替えのコツ

ローズマリーの鉢植え|植え替えのコツ

ローズマリーは挿し木は容易なのに、植え替えを嫌うという気難しい特徴があります。そうは言っても鉢植えのローズマリーを植え替えなければ根詰まりを起こしてしまいます。2~3年に1度くらいは少し大きな鉢に植え替えるようにしてください。

ローズマリーの植え替えのコツは、根をいじらないこと。植え替えの際は、すぽっと鉢から抜いて、新しい鉢に植え替えてください。根を傷つけないように気を付ければ問題ありません。

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ローズマリーの鉢植え|鉢の選び方

ローズマリーの鉢植え|鉢の選び方

鉢のサイズ

鉢のサイズは2回り程度大きなものを選びましょう。小さいとすぐに根詰まりを起こしてしまうし、大きすぎると鉢の中の土が乾きにくくなり根腐れを起こす原因となります。

鉢の素材

鉢の素材はテラコッタなど、素焼き鉢が理想的です。素焼き鉢は通気性が良いので、中で土が蒸れる心配がありません。購入した時のままビニールポットやプラスチックポットで育てるのではなく、通気性の良い鉢に植え替えるようにしましょう。

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ローズマリーの鉢植え|枯れないコツ

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ローズマリーが枯れる原因

ローズマリーが枯れてしまう原因としては以下の問題が考えられます。

  • 病害虫の被害
  • 植え替えの失敗
  • 水やりの失敗
  • 剪定の失敗
  • 夏の高温多湿
  • 冬の寒さによる落葉

ローズマリーを枯れないように育てるコツ

コツは通気性と適度な水やりを心がけることです。

病害虫の被害は、高温多湿や極端な乾燥で発生しやすくなります。また水やり過多は根腐れの原因に、過少は水枯れの原因となります。風通し良く、適度な水やりを心がけましょう。

他にも、植え替え時に根を傷つけないようにすること、剪定時に切りすぎないようにするのもコツです。

剪定の際に木質化した部分まで切り戻してしまうと新芽が出てこなくなって枯れてしまうことも。剪定は、青々とした葉が出ている部分までにしておきましょう。

▼ローズマリーが枯れてしまう原因と剪定等のコツについて詳しく紹介しています。

 

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ローズマリーの鉢植えは室内でも育てられる?

秋に植える花|ハーブローズマリー

ローズマリーの鉢植えは室内では育てられないと思ってください。

ローズマリーは、日光と水、それから風を必要とするハーブです。室内では日照不足で弱ってしまいます。また風がなく、あまり空気が流れないような環境も好みません。

植物は原産地に近い環境を好みます。地中海沿岸原産のローズマリーは、日当たりと風通しが良い屋外でのびのびと育てるようにしましょう。

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ローズマリーは鉢植えでもすくすく生長してくれるハーブ。風通しと水やりさえきちんとすれば、あとは肥料等の手間もなくとっても簡単に育てられます。

ローズマリーの鉢植えが1鉢あれば、料理で急にハーブが必要になったときも困りません。剪定でたくさんの枝を切った日は問答無用でスコーン作りが始まります。疲れた時にはローズマリーの枝葉に触れて、香りで癒されます。

ローズマリーを鉢植えで育てて気持ちが豊かになるような暮らしをしませんか。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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