「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑161-170件 / 全1474件

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トリトマ

  • トリトマは、南アフリカ原産のツルボラン科の多年草です。トリトマの名は旧分類の学名で、現在の学名クニフォフィアの名で呼ばれることもあります。 園芸品種が多く、高性種から矮性種まで流通しています。初夏から秋にかけて株元から長い花茎を立ち上げ、黄色やオレンジの小さな花が穂状となり下から上に向かって咲き進みます。開花期間が長く、1本の花としても日持ちがします。 強健で一度植え付ければ数年は植えっぱなしで管理でき、終わった花茎を切る程度の管理で済むため、真夏の庭に植栽すると威力を発揮します。庭、花壇、ボーダーガーデンなどに群生させると、シャープな葉とビタミンカラーの花が夏の庭の中で目を引く存在になります。

スネールフラワー

  • スネールフラワーは、中米から南米の熱帯地域原産のマメ科の多年草です。カタツムリのようなユニークな花の形からSnail(カタツムリ) flowerと呼ばれています。 つる性で地植えにすると5m以上伸びるため、夏のグリーンカーテン素材として利用されています。暑さに強く、ぐんぐんとつるを伸ばしたあちこちから、透明感のある淡い紫色の花が開花し、とても涼し気な印象です。 原産地では多年草ですが、日本では露地での越冬が難しいため、一年草として扱われています。温室などの環境で栽培すると、年間を通して開花することがあります。

グァバ

  • グァバは春から初夏に白やピンクのきれいな花を咲かせ、花後に淡い緑色の洋ナシに似た形の果実をつけ、その実は晩夏から秋に黄緑色に熟して香ります。果肉は赤やピンク、白、クリーム色などがあります。パパイヤ・マンゴーと並ぶ代表的なトロピカルフルーツのひとつです。熱帯地域で広く栽培されている常緑の低木で、日本では沖縄県や鹿児島県で多く育てられています。 グァバの実はビタミン、食物繊維、ポリフェノールなどの栄養を豊富に含み、タネごと生食することもでき、ジュースやジャムなどの加工食品の材料としても用いられます。また、グァバの葉にはタンニンが含まれることから漢方などの健康茶にも使われています。 グァバは、スペイン人がブラジルの原住民の言葉からつけたguayabaから転じてその名になったそうです。また、グァバの和名「蕃石榴」(バンジロウ)は、蕃(外国)と石榴(ザクロ)を表わす漢名の蕃石榴(バンシルー)が、沖縄でバンジロウに転じたことに由来すると言われています。  

紅花(ベニバナ)

  • 紅花(ベニバナ)は、5月~7月にアザミに似たオレンジや黄色の花を咲かせるキク科の一年草。花色は、花の咲きはじめは黄色、咲き進むにつれて紅色に変化していきます。丈夫で花もちが良く、乾燥させても色が落ちないので、切り花のほかドライフラワーとしても親しまれています。 紅花(ベニバナ)には黄色と紅色の色素が含まれ、どちらも染料として利用されています。種からは良質な油がとれ、「サフラワー油」の原料としてもおなじみです。

ミソハギ

  • ミソハギは、日本全国の湿地などのやや湿った場所に自生するミソハギ科の多年草。7月~9月に株元から直立した花穂を立ち上げ、濃いピンクの穂状の花が長期間開花します。 ミソハギ(禊萩)の名前の由来は、「水を注いで悪魔を払う」禊(みそぎ)に使い、萩の花に似ていることから「みそぎはぎ(禊ぎ萩)」が転じたと言われています。また、ミソハギが水路の傍などの溝によく生えることから「みぞはぎ(溝萩)」が転じたとする説もあります。 お盆のお供え花としても利用されるため、田んぼの畔などでもよく見かけます。切り花としてもお盆の頃に多く流通し、精霊花、盆花の別名があります。 ミソハギは、耐寒性、耐暑性ともに優れ、病害虫の心配も無い強健な性質です。自生地がやや湿った場所なので、鉢の半分から株元くらいまでが水に浸かるように育てる抽水栽培やビオトープにも適しています。また、湿り気のある土ならば湿地でなくても育つことから、庭や花壇に植えることも可能です。真夏にも休むことなく開花が続き、夏の庭や花壇を華やかにしてくれます。

カランコエ

  • カランコエは、ベンケイソウ科カランコエ属の夏型の多肉植物です。花を観賞するタイプのものと、葉を楽しむ観葉タイプに分けられます。花を楽しむタイプとして多く流通しているのは、マダガスカル原産のカランコエ・ブロスフェルディアナ(Kalanchoe blossfeldiana)の園芸品種です。花の美しさから、ドイツで育種が進み、たくさんの園芸品種が作出されました。カランコエの花は、ピンクやオレンジ、赤、黄など色鮮やかで、花の形も一重咲き、八重咲きがあります。葉は多肉植物にしては薄く、無毛で光沢があり、縁に赤みを帯びます。温度管理と短日処理などで開花調整された株が通年流通していますが、カランコエの本来の開花時期は春です。 ※こちらでは花を楽しむタイプのカランコエについて紹介しています。

サンビタリア

  • サンビタリアは、初夏から秋に黄色い小さな花を咲かせるキク科の草花です。種類によって一年草と多年草がありますが、寒さには弱いので日本では一年草として扱われています。ジニア(百日草)を小ぶりにしたような花が這うように生長することからメキシカンクリーピングジニアの別名があります。 メキシコ原産なので暑さには強いですが、多湿や蒸れには弱いので、梅雨や長雨の時期の管理を気をつければ、初夏から秋まで長期間花を楽しむことができます。横に広がる性質を生かして、寄せ植え、グランドカバー、花壇の縁取りなどに使うとよいでしょう。

サルビア・パテンス

  • サルビア・パテンスは、初夏から秋に美しいブルーの花を咲かせる宿根サルビアの一種です。花数はそれほど多くありませんが、サルビア類の中では最も花のサイズが大きく、透明感のある美しい色は庭や花壇の中で引き立ちます。生育旺盛なので、伸びて暴れてきたら随時切り戻しをすると再び返り咲きます。

ジンジャー

  • ジンジャーは、熱帯アジア原産の蝶のような花を咲かせる半耐寒性球根。ジンジャーの花が咲いている姿が、蝶が群れて飛んでいるように見えるため「バタフライジンジャー」と呼ばれることがあります。また、甘くて良い香りと白いユリのような花姿からは「ホワイトジンジャーリリー」や「ジンジャーリリー」と呼ばれていましたが、その後「ジンジャー」と省略して呼ばれるようになりました。花色は、白、黄色、赤、オレンジ、サーモンピンクなどがあります。 ショウガ(生姜)は、英語でジンジャー。しかし、今回紹介するジンジャー(ジンジャーリリー)は、ショウガ(生姜)とは異なります。ジンジャーは、花の鑑賞用の品種として江戸時代に日本に持ち込まれたもので、食用としての利用はできません。 ジンジャーは、和名では「花縮砂(ハナシュクシャ)」と呼ばれます。ジンジャーの学名Hedychium(ヘディチウム)は、ギリシア語の「hedys(美味)」と「chion(雪)」が語源となっていて、香り豊かな白い花に由来すると言われています。 ジンジャーは丈夫で育てやすい植物で、病害虫の心配もほとんどなく、暖地では植えっぱなしにしておいても毎年花を楽しめます。寒さにはそれほど強くないので、強い霜に当たらないように暖地以外では鉢植えは冬の間は室内に取り込んで管理するなどの冬越し対策が必要です。 ジンジャーの花は香りがとても強いため、香料として香水などにも使われます。「ハワイの空港に降り立った時の香りは、プルメリア・ココナッツ・ジンジャーの香り」と言われるほど、印象的でポピュラーな香りとして知られているそうです。ホワイトジンジャーは、キューバ共和国の国花になっています。スペイン植民地時代、女性は香りの良いホワイトジンジャーの花で身を飾ったそうです。

月下美人(ゲッカビジン)

  • 月下美人(ゲッカビジン)は、サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物です。原産地は中南米で、強い香りのある花を7月~11月に咲かせます。花は、夜から咲き始め朝には萎んでしまう一日花です。月下美人(ゲッカビジン)の花は1年に1度しか咲かないともよく言われますが、上手に育てられれば1年で何度も咲くことがあります。栽培はやや難しく、大株にならないと花が咲きません。

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