スイートバジルの育て方・栽培|植物図鑑

植物名
スイートバジル
学名

Ocimum basilicum

英名
Basil
科名
シソ科
属名
メボウキ属
原産地
南アジア

スイートバジルの特徴

スイートバジルは普段「バジル」とか「バジリコ」と呼ばれているハーブで、イタリア料理には欠かせないハーブの一つです。またハーブの王様とも呼ばれ、名前の由来も「王らしい」という意味の「basilicum」に由来しています。爽やかな香りが食欲をそそり、生ではもちろんのこと、ジェノペーゼソースやパスタ、ピザの彩りに最適です。草丈は摘心せずに育てると1m近くに達し、艶やかな柔らかい葉が生い茂り、6月下旬ころから9月にかけてシソ科らしい花穂をつけ可憐な白い花を咲かせます。温暖な国では多年草ですが、日本では越冬できないために一年草として扱われます。

スイートバジルの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 ~1m程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 6月~9月頃

スイートバジルの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
剪定
肥料
開花
収穫

スイートバジルの栽培環境

日当たり・置き場所

バジルはお日様が大好きなハーブです。日当り、風通しのよいところで管理します。バジルは、暑いのが大好きなハーブです。4月の間は遅霜など、気温が急に下がる日もあるので、地植えの定植は5月以降の方が安全です。

温度

バジルの種の発芽には20℃以上が必要なハーブなので、4月から5月上旬までの急な気温の下がりがありそうな場合は、夜のみ室内に取り込みます。耐えられない寒さにあうと、葉が黒っぽくなって、ダメージを受けるので注意しましょう。

用土

保水力の高い有機質に富んだ土が最適です。地植えにする場合は保水性の高い培養土をすき込むか、完熟た堆肥と腐葉土を十分にすき込んであげると良いでしょう。鉢やプランターで楽しむ場合は、市販の有機質の高い培養土か、赤玉土と腐葉土を混ぜたものに緩効性肥料を混ぜ込んであげます。

スイートバジルの育て方のポイント

水やり

水を好み乾燥には弱いため、水枯れを起こさないように注意します。特に夏場の鉢植えは水枯れをすぐに起こすので、明るい半日陰に鉢を移動して夕方気温が下がる頃に水をたっぷり与えましょう。地植えで乾燥が気になる場合は腐葉土やバークなどでマルチングをしておくと良いです。

肥料

肥料は良く吸収しますので、植え付け時に緩効性肥料を与え、成長期の5~9月にかけては月1回即効性の液体肥料を規定通りに薄めて散布します。肥料切れを起こすと下の方の葉が黄色く変色して落ちてくるので注意しましょう。

病害虫

病気には強いですが、アブラムシハモグリバエがつくことがあります。できるだけ早めに見つけて捕殺するか、被害が多い場合は茎や葉ごと切ってしまうと良いです。また、ヨトウムシによって一晩で丸坊主にされることもあります。昼間は株の近くの土の中にもぐりこんでいるので掘り出して駆除しましょう。夏場はハダニがつくことがありますので、水やりの際に葉水をあげると予防になります。

スイートバジルの詳しい育て方

選び方

春の野菜苗が出回る時期にバジルの苗もポット苗で出回ります。茎が太く節が詰まっており、葉の色が鮮やかなものを選ぶようにしましょう。ポットの底から白い健康的な根が見えているのも確認して下さい。苗を作る際に水が多すぎたり管理が行き届いていない苗は根が茶色く腐っていたり、葉が黄色くなりかけている場合が多いです。

最近、苗の出回りが早まる傾向にあり、4月上旬から販売されているのを見かけますが、ハウスなどで育てるのではなく、露地栽培にするなら、苗の購入はゴールデンウィークの頃以降がおすすめです。もし、4月前半に購入した場合は、気温が安定するまでは、夜間は室内に入れるなどの工夫が必要です。

種まき

種の発芽には20℃以上の温度が必要ですので、4月下旬から5月の気温が安定して遅霜の心配がない頃にまきましょう。地植えの場合はポットで苗を育てた後に定植するか、直播きにします。種を重ならないようにまき、光発芽性なので覆土はせずに十分に水を与えます。日に当てて乾燥させないように管理します。本葉が2~3枚出てきたら込み合った部分を間引きし、間引きした小苗は料理に使いましょう。

植え付け

購入したポット苗、あるいは自分で栽培した苗は4月~6月に植え付けます。ポットから根鉢を崩さないように取り出し、苗の土の表面が浅く潜る程度まで用土で埋め戻します。植え付け後は水をたっぷりと与え、用土に肥料を混ぜ込んでいない場合は粒状の緩効性肥料をまいておきましょう。
葉っぱの色が生き生きとした緑色で、茎が太く節が詰まっているものを選ぶようにしましょう。

バジルは、暑いのが大好きなハーブです。最近、苗の出回りが早まる傾向にあり、4月上旬から販売されているのを見かけますが、4月の間は遅霜など、気温が急に下がる日もあるので、地植えの定植は5月以降の方が安全です。

剪定・切り戻し

バジルは花を咲かせると葉は固くなり、味も落ちてくるので、葉を収穫するために育てているなら、適切なタイミングに摘芯という剪定作業をしていくことが必要になります。
草丈が20cm程度まで成長したら摘心して側芽の成長を促します。やり方は地面から数えて2~3節目の少し上を清潔な鋏で切ります。その後は大きくなったら収穫もかねて切り戻すようにすると良いでしょう。摘芯をすると、今まで1本だった茎が2本になります。この摘芯を繰り返すと、茎が倍々に増えるので、収穫量も増えます。通常、摘芯をしないで花を咲かせると、8月ごろに種をつけた後は、急に元気がなくなってくるのですが、摘芯をするとバジルとしては次の花を咲かせるために(子孫を残すために)新しい葉を出していくので、収穫できる時期が伸び、収穫量も増えます。摘芯すると、長くたくさん収穫できるのです。

植え替え・鉢替え

1年草のバジルは、植え替えの必要はありません

6月~9月に白い花が開花しますが、葉っぱを収穫するために育てる場合は、花は咲かさない方が長い期間収穫できます。

収穫

生葉を利用したい場合は適宜必要な分を上から茎ごと摘んであげると良いでしょう。側芽の成長を促すので収穫量が増加します。ドライハーブとして用いたい場合は花穂が立つと薬効や香りが高まるので、摘心は6月程度までにして株を成長させ、花穂の下の方が開花し始めたら全草を刈り取って陰干しにします。

夏越し

暑い国が原産のハーブなので問題なく夏越しできますが、梅雨から夏のあたりに、切り戻し剪定をしていくと、長い間、葉を収穫することができます。

冬越し

バジルは冬の入り口までが寿命なので、冬越しの必要はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

通常、種で繁殖させるのが一般的です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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