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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ヤドリギ

  • ヤドリギは、ヤドリギ科ヤドリギ属の常緑性半寄生植物。高木の枝の途中に、30cm~100cmくらいの緑色の球体となって寄生します。冬の落葉樹に寄生している姿が有名ですが、常緑樹にも寄生します。 落葉期になると、高木の上の方の枝にグリーンの鳥の巣のような姿を確認できるようになります。公園樹や街路樹など、身近な場所で見ることができますが、他の建造物などが邪魔して見つけにくいようです。スキー場のように、真白なゲレンデと青い空ばかりの色彩の少ない場所では、ヤドリギの不思議なフォルムが際立ちます。 ヤドリギは2月頃に目立たない花を咲かせ、11月~12月に半透明の白やオレンジ色の実を付けます。枝の先に葉を2枚、Yの字に広げ、その先に直径1cm足らずの実を2つ付けます。ヤドリギの実の果肉は柔らかく、粘り気があるのが特徴です。実を食べた鳥が種の入ったフンを落とす際に、ネバネバとした果肉が枝に付着したり、フンがお尻から離れたいために枝にこすりつけたりするので、高木の上の方の枝で発芽するという仕組みで繁殖します。

アキノキリンソウ

  • アキノキリンソウは、キク科のアキノキリンソウ属の多年草。本州、四国、九州の日当たりの良い開けた山野に自生している野草です。 花が咲くのは8月~10月、晩夏から秋にかけてです。草丈40cm以上に伸び、茎の先に花径1~1.5cm程度の黄色い花を10~17個程度咲かせます。セイタカアワダチソウの近縁種ですが、繁殖力が強くないのか、それほど広がって増えてはいません。 アキノキリンソウという名前の由来は、初夏に咲くベンケイソウ科の「キリンソウ」に似た花を秋に咲かせることによります。また、黄色の花を黄金に見立てた黄金草(コガネソウ)という別名もあります。アキノキリンソウ属の仲間は、黄色の小花を咲かせることから、 goldenrod (金の鞭)という英名があります。

サンショウ

  • サンショウは雌雄異株のミカン科の落葉低木。爽やかな香りは古くから香辛料として親しまれています。樹高は2~5m、葉の付け根に鋭い棘があります。 葉、花、実、木の皮まですべて薬味になり、葉は葉山椒、花は花山椒、実は実山椒と呼ばれ、ピリッと舌がしびれるような独特の辛味があり、ウナギの薬味など、さまざまな料理に利用されています。 サンショウの花は、4月~5月頃に黄色の小花が咲き、6月になると雌株には果実が実り始め、9月~10月に赤く色づきます。雄株は花は咲きますが、果実は実りません。果実を実らせるには、雄株と雌株の両方が必要です。

ジンチョウゲ

  • ジンチョウゲは、香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、春のジンチョウゲ、夏のクチナシ、そして秋のキンモクセイを合わせて三大香木と称されます。ジンチョウゲは、ジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲きます。花が白い品種を「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色になっているものを「ウスイロジンチョウゲ」と言います。ちなみに、葉の外側に斑が入っているものを「フクリンジンチョウゲ」と呼びます。 ジンチョウゲの特徴と言えば香り高い花。ジンチョウゲを漢字で書くと沈丁花で、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。ジンチョウゲは中国から渡来し、日本では室町時代にはすでに栽培されていたという記述があります。 ジンチョウゲの樹高は1~1.5mほどで、枝がよく分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。雌雄異株で、雄株と雌株があります。日本で流通しているジンチョウゲの多くは雄株なので、実を見る機会はめったにありませんが、赤いかわいらしい実を付けます。ただし、実は猛毒なので口に入れないように注意しましょう。

ニシキギ

  • ニシキギは、秋の紅葉が美しいニシキギ科の落葉低木。北海道から九州まで、日本各地に自生しています。秋の紅葉の美しさを「錦」に例え、錦木と命名されました。 ニシキギは、翼(よく)と呼ばれるコルク質の羽が枝についている特徴があり、落葉中の姿も存在感があります。 春から初夏にかけて、小さな緑色の花が開花し、秋には木にぶら下がるように実がつきます。真っ赤に染まる紅葉が美しく、刈り込みにも耐えて丈夫であることから、庭木や公園樹などに多く利用されています。また、枝ものとして生け花やフラワーアレンジの花材としても流通しています。

ミツマタ

  • ミツマタは、ジンチョウゲ科の落葉低木です。枝が必ず三つに分岐する特徴が名前の由来です。強い繊維質の樹皮は和紙の原料として使われるほか、明治時代に初めてお札の原料として採用され、現在も利用されています。 ミツマタの花は、梅の花が咲く頃の2月後半から3月上旬に咲き始めます。新芽が出る前に、三つに分かれた枝の先に咲く蜂の巣のような形状の下向きにつく花は、徐々に球状になります。花に見える部分は、正確には花ではなく、萼(がく)が変化したものです。花色は明るい黄色で芳香があり、オレンジがかった赤色の赤花ミツマタという品種もあります。

イソギク

  • イソギクは、キク科キク属の多年草。千葉から静岡の太平洋側の海岸、伊豆諸島の岩場に自生しています。磯菊の名の通り、磯を好んで自生することが名前の由来です。 イソギクは、草丈30~40cm、葉は厚く、縁に浅い切れ込みがあり、裏に短い毛が密集して銀白色をしています。葉の表に裏の密集した毛がはみ出し、まるで白く縁取りされているように見える、美しい葉です。葉が互生する様子を上から見ると、放射状に広がってバラの花のようです。葉の中心に集まって咲く花は、色は黄色、筒状花のみで構成されているので、花びららしい花びらはなく、茎の先にポンポンと黄色の毛玉が乗っているようなかわいらしさがあります。 花と葉の色のコントラストが美しく、潮風にも強く、荒地でも育つほど丈夫なことから、園芸植物として人気があり、お庭や花壇、庭園などに植えられています。

ダイモンジソウ

  • ダイモンジソウは、ユキノシタ属の多年草で、北海道から九州の、やや薄暗い山間の斜面や岩場を好んで自生しています。 葉は、切れ込みのある円形で、葉の切れ込みの入り方の差など、変種が多く確認されています。高さ10~30cm程度の花茎を分枝させて、数個ずつ花を咲かせます。花は直径1cm程度、上の3枚の花びらが小さく、下の2枚の花びらが長く垂れ下がっているような独特のフォルムが特徴で、ダイモンジソウ(大文字草)という名前の由来は、花のフォルムが大という字に似ていることによります。 日陰で育つことや楚々とした花姿が美しいこと、また花が少なくなる秋に開花することなどから、山野草としてもガーデニングの素材としても人気があり、赤やピンクの花色のものや八重咲きなど、多くの園芸品種が作出されています。

ヤマブキ

  • ヤマブキは、春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木。日本原産の植物で、北海道から本州に自生しています。 山吹色という色の名前は、このヤマブキの花の色が由来です。春に弓なりに伸びた枝一面に山吹色の花が開花する姿はとても美しく、庭木として親しまれています。花は、一重のほか八重もあり、白い花が咲くシロバナヤマブキもあります。 葉の色は若々しい緑色で、花のない季節もあたりを明るくしてくれる存在です。とても強健で育てやすい植物で、植え付け後はほとんど手間がかからず、毎年株元から新しい枝が出て、次第に大株に生長します。

コブシ

  • コブシは、モクレン科モクレン属で春に咲く花の美しい庭木のひとつで、公園や街路樹、シンボルツリーとして全国に植栽されています。4月頃に直径5~7cm程度の白い花を枝いっぱいに咲かせます。花には爽やかな芳香があります。桜と同様、葉よりも先に花が咲きますが、開花時に1枚だけ花の下に葉を付けるのが特徴です。花が終わってから葉が繁るので、開花中は、木が花で覆われたような美しい景色を眺めることができます。 樹高5m以上になる木なので、鉢植えよりも庭植えで育てるのが一般的です。

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