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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ユウスゲ

  • ユウスゲは、明るい黄色のユリに似た花を咲かせるワスレグサ科の多年草。花は、夕方に咲いて午前中に萎れる、夜咲きの一日花です。夜咲きといっても、完全に日が落ちる前に咲き始めるので、夕方から花を楽しむことができます。ユウスゲの花は、直径10~15cm程度、花びらは6枚で大きく開き、花の付け根は筒状になっています。枝の先に2~3個の花を咲かせる様子は、スカシユリを思わせる優雅さです。また、花にはほのかな芳香があります。 ユウスゲは、ウコンカンゾウの変異種で、日本固有変異種。ウコンカンゾウは中国原産の植物です。ススキ野原のような、乾燥した草原を好んで自生する花ですが、最近では数を減らし、絶滅が危惧されています。ただし、園芸種が流通しているので、育てることも愛でることもできます。 ユウスゲという名前は、漢字で書くと「夕菅」、夕方に開花することと、カヤツリグサ科のスゲに葉が似ていることに由来します。また、スゲに似ていて、黄色い花を咲かせることからキスゲという別名でも呼ばれます。

ユズ

  • ユズは、ミカン科の常緑小高木で、晩秋から冬にかけて鮮やかな黄色の香り高い実をつけます。ユズは、柑橘系では珍しく耐寒温度が-7℃と耐寒性が高いため、風よけや幹の防寒は必要ですが、南東北地方までなら栽培することができます。 ユズの実は、非常に酸味が強く生食向きではありませんが、吸い口や調味料、ジャムとして使われるほか、強い香りで邪を払うということから冬至の柚子湯には欠かせません。 ユズは、栽培も柑橘の中では容易で、自家結実性があるため1本で実をつけます。枝には鋭く長いトゲがありますが、近年ではトゲのない品種も出回っているので、小さいお子さんがいる家庭ではトゲの少ないユズを購入されるとよいでしょう。

ノコンギク

  • ノコンギクは、秋の野原で小さな花を咲かせる、キク科シオン属の多年草。日本固有種の野菊です。名前の由来は、野に咲く紺色の菊だから、あるいは、園芸種のコンギクと区別するためだからといわれています。実際は紺色というほど青みは強くなく、青紫か紫、淡い紫、ほぼ白に見えるようなものもあります。つぼみの状態の色が濃い青紫色なので、花色が白に近くても、つぼみを確認するとノコンギクであることがわかります。 草丈40~100cm程度、よく分枝し、茎の登頂に花径2.5cmほどの花を数個ずつ咲かせます。花の外側は紫の舌状花、中心は黄色い筒状花です。葉は卵型に近い楕円形で、縁に鈍い鋸歯があり、表面を触るとざらざらしています。

スイセン

  • スイセンは、早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲きます。スイセンの園芸品種の数は数万品種もあり、とても種類が豊富です。品種によって一本の茎から一本の花が咲く種もあれば、日本水仙のような房咲き種もあります。最近では八重咲種など、新品種のスイセンが毎年のように登場します。冬咲きと春咲きの品種が多いなか、秋に咲く品種もあります。 スイセンは、数年間は植えっぱなしで管理でき、環境が合えば球根が年々増えていくのでガーデニング初心者にはおすすめの球根の花です。球根をまとめて植え付けておくと、年々分球し、とても見事な空間となります。日本全国には、たくさんのスイセンの群生スポットが存在します。

レモン

  • レモンは、ミカン科ミカン属の常緑低木です。樹高があまり高くならないので、庭やベランダで育てやすい果実の一つです。春から初夏に芳香のある、白くかわいらしい花を咲かせます。果実は、卵型で酸味があり、果皮にも香りがあります。レモンの果実は、熟すにつれグリーンから明るい黄色に変化します。 病害虫も比較的つきにくいため家庭でも育てやすい庭木ですが、温暖な気候を好み、柑橘類の中では耐寒性は弱いため、寒冷地では冬越しが難しいこともあります。 レモンの果実は、ビタミン、カルシウム、カリウムなど栄養も豊富。フレッシュの果実は酸味と香りの良さが魅力で、料理やお茶、お酒、スイーツなどの香り付けとして多く利用されています。さらに生食の他、ジュースやお酒、コンフィチュール、ドライフルーツとしても楽しめます。レモンの果皮も乾燥させてレモンピールとして、焼き菓子やチョコレート等のお菓子に利用されます。
  • 蓮は、東南アジア原産の草本性水生植物です。観賞用にも食用にもなるため、世界中で育成されています。 仏教画では仏陀が蓮の花の上に座る姿が描かれ、これを蓮華座(れんげざ)と言います。蓮(花は、泥水のような池(蓮田)の中から真直ぐに茎を伸ばし、その先に華麗な花を咲かせます。泥から出てきても汚れることがないことから、清らかさの象徴と考えられ、古くから神聖な花とされてきました。 蓮の葉は円形または楕円形で、長い葉柄は水面上1.5m以上の丈になります。光沢は無く水を弾く特性があり、この現象はロータス効果と呼ばれています。花茎は葉よりさらに高く伸び、頂点に花が開花します。ひとつひとつの花の寿命は短く4日程度、早朝に開花し、昼過ぎには閉じるというサイクルを繰り返し、4日目の午後には花びらを散らします。 蓮の根茎は、日本人にも馴染みの深いレンコンです。ただし、花を観賞する品種は茎が細いため、食用にはなりません。日本では蓮の食用部分といえば主にレンコンですが、他国では葉から茎まで食用にされます。蓮の花を緑茶と合わせた蓮茶も有名です。 日本で有名な蓮の一つに大賀蓮があります。大賀蓮は2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたものです。2000年もの長い間発芽しなかった理由は、蓮の種の外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからだといわれています。

チョウジソウ

  • チョウジソウは、初夏に淡いブルーの花を咲かせるキョウチクトウ科の宿根草。丈夫で育てやすく、環境に合えば植えっぱなしで毎年開花し、次第に大株に生長します。和風にも洋風にも合い、切り花としても5月ごろに流通しています。開花期間は短い宿根草ですが、星形の美しい花は、初夏の庭や花壇を美しく彩ります。 チョウジソウは、全草にアルカロイドを含む有毒植物です。切り口から乳液が出るので、剪定のときには触れないようにしましょう。

ベニバナ

  • ベニバナは、5月~7月にアザミに似たオレンジや黄色の花を咲かせるキク科の一年草。花色は、花の咲きはじめは黄色、咲き進むにつれて紅色に変化していきます。丈夫で花もちが良く、乾燥させても色が落ちないので、切り花のほかドライフラワーとしても親しまれています。 ベニバナには黄色と紅色の色素が含まれ、どちらも染料として利用されています。種からは良質な油がとれ、「サフラワーオイル」の原料としてもおなじみです。

クサギ

  • クサギはシソ科の落葉低木。北海道から沖縄までの山野に自生しています。日向でも育ちますが、藪や林などの半日陰を好み、落葉高木が繁っている林のような場所で見かけます。クサギという名前の由来は、葉に傷を付けたり、摘んだりすると独特の悪臭がするため、「臭木」となったといわれています。確かに枝葉を傷つけると独特の匂いがありますが、花からは芳香がします。 クサギの樹高は3~5m程度、枝を横に広げるような樹形で、葉は大きく、先の尖った卵型をしています。春から初夏までは地味な木ですが、7月~8月に白い花を枝の先にまとまって咲かせ、秋に宝石のような実を付けます。花は、つぼみの時は先端が淡いピンク色、開くと白で、5枚の細い花びらの中心からしべ類が突き出した独特のフォルムをしています。秋に熟す実は、光沢のある青黒い色で、その周りに星型に広がった赤いガクとのコントラストが印象的です。 近縁種でアマクサギがありますが、こちらは葉にほとんど毛がなく、葉の悪臭も少ないとされています。

ワスレナグサ

  • ワスレナグサは、春に小さなかわいい花を無数に咲かせるムラサキ科の一年草。自生地では多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから日本では一年草として分類されています。環境に合えば、こぼれ種でも増えるほど、性質は丈夫な草花です。 ひとつひとつの花は米粒サイズの小さな花ですが、4月~6月、無数の青い小花が開花している光景はとても美しく、目を見張るものがあります。 園芸種として流通している花色は、青の他、ピンクや白もあります。また、草丈も高性種が作出され、切り花としても出回りがあります。

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