ツキヌキニンドウ
- ツキヌキニンドウは、スイカズラ科スイカズラ属の常緑、あるいは半常緑のつる植物です。花の下の1~2対の葉が合着し、茎が葉の間を突き抜けているように見えるのが名前の由来です。忍冬はスイカズラの和名で、冬でもグリーンの葉が残るので、冬を耐え忍ぶという意味で忍冬と言います。 ツキヌキニンドウは、茎の先に細い筒状の花が3個セットで咲きます。さらに反対側にもう3個1セットで花を咲かせるので、合計6個の花が咲いているように見えます。花の色は赤に近いオレンジ色、筒状の花の先は5つに裂けるように開いていて、その内側は黄味を帯びたオレンジ色なので、とても鮮やかな印象を受けます。花には香りはありません。近縁種に、日本原産のスイカズラ( Lonicera japonica )、ヨーロッパ原産で香りの良い花を咲かせるニオイニンドウ( Lonicera periclymenum )、エトルスカ・ハニーサックル( Lonicera etrusca )や、これらの園芸種などがあります。