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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ツキヌキニンドウ

  • ツキヌキニンドウは、スイカズラ科スイカズラ属の常緑、あるいは半常緑のつる植物です。花の下の1~2対の葉が合着し、茎が葉の間を突き抜けているように見えるのが名前の由来です。忍冬はスイカズラの和名で、冬でもグリーンの葉が残るので、冬を耐え忍ぶという意味で忍冬と言います。 ツキヌキニンドウは、茎の先に細い筒状の花が3個セットで咲きます。さらに反対側にもう3個1セットで花を咲かせるので、合計6個の花が咲いているように見えます。花の色は赤に近いオレンジ色、筒状の花の先は5つに裂けるように開いていて、その内側は黄味を帯びたオレンジ色なので、とても鮮やかな印象を受けます。花には香りはありません。近縁種に、日本原産のスイカズラ( Lonicera japonica )、ヨーロッパ原産で香りの良い花を咲かせるニオイニンドウ( Lonicera periclymenum )、エトルスカ・ハニーサックル( Lonicera etrusca )や、これらの園芸種などがあります。

ヒメジョオン

  • ヒメジョオンは、キク科エリゲロン属の越年草です。北アメリカ原産で、観賞用として日本に渡来したものが、雑草化して全国のいたるところで自生しています。よく見るとマーガレットを小さくしたような、かわいらしい花を咲かせます。草丈30~60cm程度、茎の先端に直径2cmくらいの花を咲かせます。花色は白か淡いピンク、花びらは細く、花の中心は黄色です。よく似た花にハルジオンがありますが、ハルジオンが春に咲き始めるのに対して、ヒメジョオンは少し遅く、初夏から咲き始めます。また、葉の基部は茎を抱かないし、茎の中には白い隋が詰まっているところが違います。見てすぐにわかる違いは、ハルジオンのつぼみはうなだれるように下を向いていますが、ヒメジョオンのつぼみは上を向いているところです。 ヒメジョオンは漢字で姫女苑と書き、「女苑」という中国名を持つ花と似ているというのが名前の由来です。ハルジオンは漢字で春紫苑と書き、秋に咲く紫苑に似ているが春に咲くからというのが命名の由来です。どちらも命名者は、植物学者の牧野富太郎博士。どうしてこんなにややこしい名づけをしたのかについては、今でも話題に上るほどです。 ヒメジョオンは、強健で繁殖力が強い花です。畑、花壇、空き地、道路脇、アスファルトの割れ目からも目を出し、咲いています。農作物や他の日本在来種に影響を及ぼすとして、要注意外来生物に指定されています。ヒメジョオンは根が長く、途中で折れてしまうこともしばしば。見つけたら、大きくなる前に駆除することをおすすめします。

カンザキアヤメ

  • カンザキアヤメは、アヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。冬の寒い時期に、淡い紫や紫、白の花を咲かせるアヤメの種類です。一般的なアヤメは春に開花し、冬は地上部を枯らして休眠しますが、カンザキアヤメは冬に開花し、一年中緑の葉を絶やしません。 地下に塊根を持つのが特徴で、葉は長さ60cm程度、幅は細く、先がとがっていて、はじめは上に向かって伸びますが、やがて反り返るように横に伸びていき、地面に着くこともあります。花径は高さ30~40cmほどで、その先に5~8cmの芳香のある花を咲かせます。外側の3枚の花びらの基部は黄色い筋が入っており、内側の3枚の花びらの基部にわずかに赤い筋が見られます。地下の塊根にしっかりと花芽を蓄えているので、1シーズンにたくさんの花を楽しむことができます。  

ナズナ(タラスピ)

  • ナズナ(タラスピ)は、アブラナ科の越年草です。ナズナは、中国からタラスピはヨーロッパから渡ってきたと考えられていて、帰化植物として日本の山野に自生しています。ナズナ(タラスピ)と呼ばれる植物には数種類あり、日本に自生しているものは、ナズナ属(Capsella)、グンバイナズナ属(Thlaspi)、マメグンバイナズナ属(Lepidium)などがあります。 身近な場所で見かけるものは草丈10~20cm程度ですが、原産地では60cm程度まで大きくなるものもあります。最近は切り花として輸入のナズナ(タラスピ)が出回るようになりました。輸入のナズナ(タラスピ)は、日本で見かけるグンバイナズナよりも草丈が高く、50~60cm程度の長さがあります。切り花として流通する際には、タラスピという学名で呼ばれることが多いようです。 越年草とは、秋に芽吹いて、グリーンの葉を出したまま越冬し、春に開花して枯死していくサイクルの植物のことです。一、二年草といういい方もします。冬でも葉を絶やさないナズナ(タラスピ)は、邪気を払う、霊力を秘めた植物だと信じらていました。春の七草にも数えられ、七草粥に入れて食べるのもナズナ(タラスピ)の霊力の恩恵にあずかろうとする意味があります。また、漢方では、乾燥させたものを斉(さい)という生薬として利用します。

サザンカ(山茶花)

  • サザンカ(山茶花)は、ツバキ科ツバキ属の常緑低木。本州から沖縄まで自生している日本固有種で、学名の種小名である sasanqua は、和名に由来しています。サザンカ(山茶花)の花が咲く時期は10月~4月、秋から春まで長く咲き続けます。耐寒性が強く常緑で、日向から半日陰まで植え付け可能、花付きも良く、あまり手がかからないなどの理由から、昔から庭木として利用されてきました。 サザンカ(山茶花)は、花や葉の特徴がツバキによく似ているため、間違えられることの多い花木ですが、花びらやしべ類の付き方、葉の特徴などに違いがあります。サザンカ(山茶花)の花びらは1枚ずつ平たく広がるように開き、ツバキのようにつながっていません。雄しべは、ツバキのように筒状にならず、1本ずつ付いています。サザンカ(山茶花)の葉はツバキに比べて小さく厚みがあり、葉の縁にはギザギザとした鋸歯があり、細毛が生えています。 また、ツバキの花は、花首からぽとりと落ちるのに対し、サザンカ(山茶花) は、花びらが1枚ずつ散っていく様子も違います。  

カラミンサ

  • カラミンサは、小さな可愛い花を咲かせる耐寒性宿根草。花色は白、ピンク、紫色などがあります。細い茎に可憐な花が次々と咲き、ミントのような爽やかな香りを漂わせ、その葉はハーブティーに用いられ、別名カラミントとも呼ばれています。 カラミンサは、丈夫で育てやすく、真夏に少し花数は減るものの初夏から秋までの長い期間開花します。寒さに強く、冬は地上部を枯らして越冬します。 カラミンサの学名Calaminthaは、ギリシア語の「kalos(美しい)」と「minthe」(ミント)」が組み合わさり、ミントの香りがする美しい植物であることにちなみます。

オンファロデス・リニフォリア

  • オンファロデス・リニフォリアは、春から初夏にワスレナグサやシノグロッサムに似た白い花を咲かせる一年草。シルバーグリーン色の涼し気な色合いの葉も魅力があり、花壇や寄せ植えに使うと効果的です。性質は強く、環境が合うとこぼれ種でも増えます。 オンファロデス・リニフォリアの種は、形がとてもユニークで、中央がくぼんだ形をしています。学名のOmphalodesは、古代ギリシア語のomphalos(へそ)、eidos(形や外観)にちなみ、へそのような種の形に由来します。

アニソドンテア・マルバストロイデス

  • アニソドンテア・マルバストロイデスは、南アフリカ原産の常緑低木。ムクゲやフヨウを小さくしたような花は、開花期間が長く、半年以上連続して開花することもあります。その年の気象にもよりますが、真夏にも真冬にも花が咲く、珍しいタイプの花木です。性質はとても丈夫で、耐寒性、耐暑性ともにあります。 主幹を伸ばして管理したり、剪定を繰り返しブッシュ状に仕立てたりなど、剪定次第で多様な姿になります。開花期間が長いため、春から冬の草花、夏から秋の草花の両方との合わせて、いつでも花が咲いている空間を演出することも可能です。

アストランティア

  • アストランティアは、セリ科アストランティア属の宿根草で、初夏に星のような形をした花が開花し、別名「マスターウォート」と呼ばれています。学名の「Astrantia」は、ギリシャ語で星を意味する「Astra」が語源となっています。 独特なフォルムのアストランティアの花は、花びらに見える部分は「総苞」で、その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気のため、欧米のガーデンにはとてもよく植栽されています。高温多湿が苦手なため、真夏の気候が厳しい日本の平野部ではなかなか夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。 流通としては、苗より切り花としての流通量の方が多い植物です。主役級の花ではありませんが、フォルムのユニークさからアレンジのわき役の素材として人気があります。  

マリーゴールド・ストロベリーブロンド

  • マリーゴールド・ストロベリーブロンドは、フレンチマリーゴールドの系統のマリーゴールドです。気温によって花色が変化し、咲き始めと咲き終わりでも色が変化します。耐暑性や連続開花性に優れ、初夏から秋までたくさんの花が開花し、夏の庭や寄せ植えなどに活躍します。 低温期のマリーゴールド・ストロベリーブロンド 地域によっては12月まで花が見られます。夏から秋とは色が変わり、低温期になると深い赤になり、そこから咲き進むとベージュピンクになります。

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