「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑1131-1140件 / 全1474件

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アラレア(ディジゴセカ)

  • アラレア(ディジゴセカ)はニューカレドニア固有のウコギ科の植物になります。現在アラレア(ディジゴセカ)で流通しているのは基本的にプレランドラ・エレガンティシマになります。アラレア(ディジゴセカ)の特徴である細く縁が波打った葉は幼株時の特徴で、成株時には葉の幅が太くなり、ウコギ科特有の見た目になります。 また、プレランドラ・エレガンティシマは当初、アラレア属に登録されていましたが、その後ディジゴセカ属、シェフレラ属を経て現在はプレランドラ属に分類されています。シェフレラ属とプレランドラ属の分類に関しては非常にややこしい側面があるため、研究者でなければプレランドラ・エレガンティシマだと言うことが相手に伝われば、旧属名の呼び名であるアラレアでも、ディジゴセカでもどちらでも良いと思います。 ※この図鑑ではプレランドラ・エレガンティシマよりもアラレア(ディジゴセカ)が一般的に普及している名称のため、アラレア(ディジゴセカ)という名称を用いて進行していきます。

ミルクブッシュ

  • ミルクブッシュは南アフリカを中心に分布しているユーフォルビアの一種です。乾燥地帯に自生しており、多肉質な茎に水分を溜め込む性質があります。繁殖力旺盛でよく枝分かれします。幼苗のときは多肉植物のような見た目をしていますが、生長するにしたがって段々と木質化していき、やがて樹木となります。ミルクブッシュは茎に傷をつけるとユーフォルビア属特の乳液が出てきますが、人体に対しては毒性を持ちますので、むやみに素肌などで触らないようにしましょう。植え替え時などは手袋をすると良いです。

フィロデンドロン

  • フィロデンドロンはサトイモ科に属しており、中南米に多く分布しています。有名なものでは大きく木立ちになるフィロデンドロン・セローム(Philodendron selloum)やヒメカズラ(Philodendron hederaceum var. oxycardium)などがあります。フィロデンドロンは生長につれて気根と呼ばれる根を生やしていきます。気根はフィロデンドロン自身を支えるために使われ、つる性のフィロデンドロンは気根を他の植物や岩などに着生させながら生長していきます。一般家庭ではなかなか難しいですが、大きく生長したフィロデンドロン・セロームなどは圧巻です。また、耐陰性が強く、明るい室内ならば育てることができるため、フィロデンドロンは初心者の方にもおすすめの観葉植物です。葉の模様が美しい品種も多く、コレクション性が高いのも魅力の一つです。

アデニウム(砂漠のバラ)

  • アデニウム(砂漠のバラ)は主に砂漠などの乾燥地帯に分布している植物で、根や幹に水分を多く蓄えることができる塊根植物の一種です。アデニウムの別名である「砂漠のバラ」は、アデニウムが砂漠に生えていることと、開花期に咲かせる花がまるでバラのように美しいことが由来とされています。日本では主にタイなどで繁殖された株が出回っており、斑入りのアデニウム(砂漠のバラ)なども園芸店で販売されることもあります。また、実生で繁殖されていることも多く、個体差があり同じ品種でも見た目の違いでコレクションをする楽しみもあります。

アガベ(リュウゼツラン)

  • メキシコを中心にアメリカ大陸全体に分布している多肉植物です。その品種は300種類以上もあると言われています。先の尖った葉がロゼット状に広がります。直径5cm程度の小さなものから5mを超すような大きなものまでサイズも様々です。耐寒性があり品種によっては屋外で越冬可能です。開花までに10年から数十年かかるのも特徴で、花を咲かせた後に親株は枯死してしまいます。酒のテキーラはアガベ・テキラーナ(Agave tequilana)という種類の樹液を原材料として作られており、テキーラの生産地では多くのアガベ・テキラーナが栽培されています。

キランソウ

  • 早春に山野や道端などで見かけるキランソウはシソ科キランソウ(アジュガ)属の多年草です。道端や庭先など、身近なところに自生しているので雑草として扱われることが多い植物です。園芸種としてアジュガの名前で出回っているセイヨウジュウニヒトエの仲間になります。キランソウの大きな特徴は地面を這うように生長するところです。セイヨウジュウニヒトエは花穂を上に伸ばすように生長するので、違いがすぐにわかります。 葉は深いグリーンで産毛があり、株元からロゼット状に広がります。春になると葉の上に小さな濃い青紫色の花を咲かせます。花の形はシソ科特有の唇状で、上下に分かれています。花茎は伸ばさずに葉の上にちょこんと花を咲かせるという趣きです。雑草として扱われがちですが、花の可愛さからファンも多い植物です。 ジゴクノカマノフタという別名の由来は、昔キランソウが薬草として万能とされていたことから付いた名前です。ジゴクノカマノフタという名前はインパクトがありますが、キランソウが万能薬とされていたことと、地面を這うように生長することから、地獄の釜に蓋をして死者を通さないくらいだという意味だそうです。アロエなどもそうですが、植物にはイシャイラズやイシャゴロシなどという別名を付けられたものが少なくありません。

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)

  • カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)はマメ科ソラマメ属の越年草です。越年草と言うのは秋に発芽し、目を出した状態で冬を越して、翌春に開花する植物のことを言います。サイクルとしては一年草ですが、年をまたぐので越年草と言われます。 カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)は早春に田畑や野原、庭先、道端、公園の花壇や植え込みの隅っこなど、あらゆるところで目にする植物です。直径5~7㎜くらいのピンクと赤紫の中間のような色の豆の花を咲かせます。単色ではなく部分的に白も混じる複色です。他のマメ科の植物同様に根に根粒菌を持っているので、土壌を肥沃にするという特徴があります。 葉の先がツルのようになって近くの植物に巻き付きますが、基本的には独立して生長します。花後エンドウ豆のような種子を付けます。夏前にはサヤごと真っ黒に熟して弾け、種子を飛ばします。この熟した状態が黒くてカラスのようだというのがカラスノエンドウの名前の由来です。熟す前のグリーンのサヤは柔らかく、開いて中の種子を取り出してから、草笛として遊ぶことが出来ます。

ブラッサイア

  • ブラッサイアはシェフレラの旧属名で、現在ブラッサイアの名前で流通しているのはシェフレラ・アクチノフィラ(Schefflera actinophylla)という種類です。ブラッサイアはホームセンターや園芸店で見かけるホンコンカポックよりも緑色が濃く葉が大きいです。また、手のひらのような葉の枚数も多く、9枚程度出す場合があります。 性質は強健で、育てやすく初心者の方にもおすすめの観葉植物です。

ティランジア・リモネンシス

  • エクアドル原産のタンクタイプのティランジアです。以前はフリーセア属でしたが、現在はティランジア属に変更されています。 どっしりとしたつぼ型のボディも魅力的ですが、自身の草丈ほどの長さまで下垂する花がリモネンシス最大のポイントでしょう。明るいピンク色のブラクト(花苞)からライムグリーンの鮮やかな花を咲かせます。この配色はティランジアの中でも珍しく、とても美しいです。

ティランジア・スークレイ

  • スークレイはブラジルの固有種で、岩着生種になります。草丈が10cmにも満たない小型種で、細い葉とトリコームの生えた銀葉が繊細な印象を与えます。 また、スークレイはティランジア・ガルドネリのように古い葉が新しい葉に押し出されてスカートのように下葉が溜まっていき、水を吸収しやすくしているようです。 ピンク色の花苞に淡いピンク色の花を咲かせる美花種で、開花後は自家受粉する傾向にあるそうです。

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