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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

フジバカマ(藤袴)

  • フジバカマ(藤袴)は、東アジア原産のキク科の多年草です。秋の七草の一つで、万葉集、源氏物語、徒然草の中にも登場します。古来より日本に自生していた草花ですが、今では絶滅が危惧されています。現在フジバカマ(藤袴)として流通しているものは、絶滅危惧種のフジバカマ Eupatorium japonicum ではなく、育てやすい近縁種です。 フジバカマ(藤袴)の花は、つぼみの状態は淡いピンクから淡い紫、開くと白く細い花びらが花火のように広がります。葉は3つに裂けたようなフォルムで、色は濃い緑、ツヤがあり、葉の裏に斑点はありません。よく似た種類のヒヨドリバナは、葉の裏に斑点があるので、見分ける際のポイントになります。葉に含まれるクマリンという成分には桜餅に似た香りがあり、生乾きくらいの時が一番強くなるといわれています。

空芯菜(クウシンサイ)

  • 空芯菜(クウシンサイ)は、字の通り茎を切ると中が空洞になっているヒルガオ科の野菜で、サツマイモ属のつる性の植物です。熱帯アジア原産のため耐暑性に優れ、8月上旬ごろまで種をまいて育てることができます。原産地では多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうため一年草として扱われています。 株ごと収穫するか、草丈が20cm程度に達したら先端部分を摘芯し、その後は次々と出ててくるわき芽を収穫していくことができます。 空芯菜には様々な呼び名があり、中国読みで「コンシンツァイ」、日本語読みで「くうしんさい」と呼ばれています。 「エンサイ」は、中国における別名「エンツァイ」です。種は空芯菜(クウシンサイ)ではなく、エンサイと書かれている場合が多いようです。 「ヨウサイ」は和名ですが、空芯菜の方が日本で一般的な名称として定着しています。 「アサガオナ」は文字通り朝顔のような花を咲かせることが名前の由来です。葉もヒルガオ科の特徴が出て、朝顔と似た葉をしています。 そのほか日本では沖縄で以前から栽培していたため「ウンチェーバー」や「ウンチェー」と呼ばれ親しまれてきました。

チゴユリ

  • チゴユリは、イヌサフラン科チゴユリ属の多年草です。森林の木漏れ日が当たるような、落葉樹の下などに自生していて、地下茎で増えていくので、群生している美しい姿を見かけることがあります。弧を描くようにしなった茎の葉の脇から、グリーンがかった白い花をうつむくように数輪咲かせ、花後に黒い果実を実らせます。森の奥でひっそりと咲いている姿は可憐で、Japanese fairy bells(日本の妖精のベル)というかわいらしい英名もあります。葉に斑が入った園芸品種もあり、人気のある山野草です。 よく似た花に同じチゴユリ属のホウチャクソウがありますが、花びらが開ききらない釣鐘型の花で、チゴユリは花びらを開かせて咲くので見分けがつきます。

ディエラマ

  • ディエラマは、アヤメ科ディエラマ属の球根植物。アフリカ原産で、原産地では常緑多年草です。葉は細くライン状で、長く伸びた茎に数個の釣鐘型の花を咲かせ、花の重みで茎が弓なりにしなる様子が軽やかで美しい花です。花色は、ピンク、赤紫、紫、白などがあります。英名の Angel’s fishing rod は「天使の釣り竿」という意味で、この花の美しいフォルムにちなみます。また、属名の Dierama は、ギリシャ語で「漏斗」を意味していて、これは花のフォルムにちなんでいます。 ディエラマは生長が遅く、植え付けてから開花までに2~3年を要することもありますが、開花するサイズまで生長すれば、あとは繰り返し花を楽しめます。

クロモジ

  • クロモジ(黒文字)は、3月~4月に淡い黄色の小さな花を咲かせる落葉低木。樹皮に黒い斑点があり、その斑点がまるで文字が並んでいるように見えたことが名前の由来と言われています。お茶の席で出される和菓子などに使われる、皮がついたままの爪楊枝はクロモジ(黒文字)が材料で、西日本では爪楊枝の事を黒文字と呼ぶ地域もあります。 クロモジ(黒文字)の葉や枝には爽やかな香りがあり、お茶として飲用される他、精油(アロマオイル)の原料にもなっています。 楚々とした雰囲気は、和風の庭やナチュラルガーデン、雑木風の庭に利用されています。クロモジ(黒文字)の枝は切り花としても流通し、生け花やフラワーアレンジの花材としても使われています。派手さはありませんが、若葉、青葉、花、紅葉と四季を通して魅力がある樹木です。

アベリア

  • アベリアは生垣や下草、公園、川沿いの緑道、街路樹などによく使われている半常緑低木。(一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。) 性質が丈夫で、特別な手入れをしなくても生長する手入れが簡単な植物です。また、花の時期が5月~初冬までと、とても長く咲き続けるのも特徴のひとつです。花は白やピンクですが、花びらが散ったあとにガクがきれいに残るので、その状態も観賞価値があります。

フォックスフェイス

  • フォックスフェイスとは、秋に黄色い果実が実るナス科の植物です。本来は低木に分類されますが、寒さに弱いため日本では一年草として扱われることが一般的です。果実の形がキツネの顔に似ていることが名前の由来ですが、一つ一つの実の形は個体差があります。 切り花としての流通が多く、ハロウィンの装飾にも使われています。枝のまま生けたり、実を切り離して使うこともでき、水に生けなくても日持ちする扱いやすい花材です。ナスの仲間ですが、有毒のため果実は食用にはできません。

リアトリス

  • リアトリスは、キク科ユリアザミ属の球根植物です。真直ぐに伸びた茎の先に30cm程度の花穂を作り、たくさんの花を咲かせます。花は上の方から咲き始め、だんだんと下の方まで開花します。切り花としても人気があり、すっと直線的な花姿はフラワーアレンジメントや生け花でよく使用されます。丈夫で育てやすく、植えっぱなしで毎年開花する球根花です。

クフェア

  • クフェアは、ミソハギ科の半耐寒性常緑低木です。南米原産で、暑い季節を好み、冬には少し勢いがなくなります。霜が降りない地域や暖地では、戸外で越冬も可能です。日当たりの良い室内に取り込めば、冬でも花を咲かせることがあります。低木に分類されますがそれほど大きくはならないため、園芸上は多年草のように扱われています。メキシコハナヤナギとも呼ばれるクフェア・ヒッソピフォリアは、白やピンクの花を咲かせ、ほふくするように生長するので、花の咲くグランドカバーとして人気があります。花は環境にあえば四季咲きで、初夏から秋まで繰り返し開花します。あまり手がかからず育てやすいので、人気があります。

エーデルワイス

  • エーデルワイスは、キク科ウスユキソウ属の高山植物です。株全体が白い綿毛に覆われていて、真直ぐに伸びた茎の先に白い星のような花を咲かせます。フェルトのような白い花びらは実は総苞片で、花は中心の丸いつぶつぶとした部分です。中心の方が雄花、外側が雌花という作りをしています。 ヨーロッパのアルプスに自生している高山植物で、寒冷地を好み、暖地では夏越しが難しい植物です。日本にもハヤチネウスユキソウやミヤマウスユキソウなど、近縁種のウスユキソウの仲間が10種ほど自生しています。 現在は花の美しさが愛されていますが、その昔は薬草として重宝されていました。さらに高山に咲く清らかな花として、ロマン主義の間でも人気があったと言われています。薬草として、また愛や献身の象徴として人気が出た結果、乱獲されるようになり、急速にその数を減らしていきました。今では絶滅が危惧される植物として、アルプスでは摘み取り禁止になっています。自生している姿に出会えることは非常に難しく、一般旅行者が見ることができるのは、人為的に栽培されたものがほとんどです。それでも保護活動も行われ、少しずつ数を増やしているようです。 エーデルワイスという名前は、貴重な薬草だったころの名残から、貴重という意味の「edel」と、白という意味の「weiss」を合わて名付けられたことが由来です。また、学名の Leontopodium は、ギリシャ語でライオンという意味の leon と、足という意味の podion を合わせて名付けられました。  

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