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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ミツマタ

  • ミツマタは、ジンチョウゲ科の落葉低木です。枝が必ず三つに分岐する特徴が名前の由来です。強い繊維質の樹皮は和紙の原料として使われるほか、明治時代に初めてお札の原料として採用され、現在も利用されています。 ミツマタの花は、梅の花が咲く頃の2月後半から3月上旬に咲き始めます。新芽が出る前に、三つに分かれた枝の先に咲く蜂の巣のような形状の下向きにつく花は、徐々に球状になります。花に見える部分は、正確には花ではなく、萼(がく)が変化したものです。花色は明るい黄色で芳香があり、オレンジがかった赤色の赤花ミツマタという品種もあります。

シダレザクラ

  • シダレザクラは、枝垂れる枝にたくさんの花を咲かせるバラ科サクラ属の落葉高木です。シダレザクラという名前で広く知られていますが、標準和名はイトザクラで、エドヒガンの枝が枝垂れる変種を元にした栽培品種です。広義には枝垂れるサクラの品種すべてをシダレザクラと呼びますが、狭義のシダレザクラとは、Cerasus itosakura のことです。イトザクラという名前は、枝垂れた枝から次々と脇枝を伸ばす様子が、細い糸が垂れているようだからというのが由来とされています。 シダレザクラは、ソメイヨシノより少し早い、3月後半から咲き始めます。枝を大きく枝垂れさせるのが特徴で、花の大きさはソメイヨシノよりも少し小ぶりで直径3cm程度、花の後に葉が展開されるので、咲いているときは花が降ってくるような美しい姿を楽しむことができます。花色は白、薄紅色から濃いピンク、咲き方は一重咲きから八重咲きまであります。シダレザクラの中でも花色が濃いものをベニシダレ、八重咲きをヤエシダレ、濃いピンクで八重咲きのものをヤエベニシダレと呼びます。 シダレザクラの葉は、長さ3~4cmの楕円形で先がとがり、縁には鋸歯があります。夏の間はグリーンの葉を茂らせ、秋には黄色く紅葉します。花の後にあまり目立たない小さな果実が実り、色づき始めは赤、熟すにつれて黒くなっていきます。シダレザクラのサクランボに毒性はありませんが、おいしくないので食用にはしません。 シダレザクラは種からも発芽しますが、親と同じように枝垂れる株は少ししか出てこないので、エドヒガンの幹にシダレザクラを接ぎ木をして作られています。

イソギク

  • イソギクは、キク科キク属の多年草。千葉から静岡の太平洋側の海岸、伊豆諸島の岩場に自生しています。磯菊の名の通り、磯を好んで自生することが名前の由来です。 イソギクは、草丈30~40cm、葉は厚く、縁に浅い切れ込みがあり、裏に短い毛が密集して銀白色をしています。葉の表に裏の密集した毛がはみ出し、まるで白く縁取りされているように見える、美しい葉です。葉が互生する様子を上から見ると、放射状に広がってバラの花のようです。葉の中心に集まって咲く花は、色は黄色、筒状花のみで構成されているので、花びららしい花びらはなく、茎の先にポンポンと黄色の毛玉が乗っているようなかわいらしさがあります。 花と葉の色のコントラストが美しく、潮風にも強く、荒地でも育つほど丈夫なことから、園芸植物として人気があり、お庭や花壇、庭園などに植えられています。

ダイモンジソウ

  • ダイモンジソウは、ユキノシタ属の多年草で、北海道から九州の、やや薄暗い山間の斜面や岩場を好んで自生しています。 葉は、切れ込みのある円形で、葉の切れ込みの入り方の差など、変種が多く確認されています。高さ10~30cm程度の花茎を分枝させて、数個ずつ花を咲かせます。花は直径1cm程度、上の3枚の花びらが小さく、下の2枚の花びらが長く垂れ下がっているような独特のフォルムが特徴で、ダイモンジソウ(大文字草)という名前の由来は、花のフォルムが大という字に似ていることによります。 日陰で育つことや楚々とした花姿が美しいこと、また花が少なくなる秋に開花することなどから、山野草としてもガーデニングの素材としても人気があり、赤やピンクの花色のものや八重咲きなど、多くの園芸品種が作出されています。

ヤマブキ

  • ヤマブキは、春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木。日本原産の植物で、北海道から本州に自生しています。 山吹色という色の名前は、このヤマブキの花の色が由来です。春に弓なりに伸びた枝一面に山吹色の花が開花する姿はとても美しく、庭木として親しまれています。花は、一重のほか八重もあり、白い花が咲くシロバナヤマブキもあります。 葉の色は若々しい緑色で、花のない季節もあたりを明るくしてくれる存在です。とても強健で育てやすい植物で、植え付け後はほとんど手間がかからず、毎年株元から新しい枝が出て、次第に大株に生長します。

コブシ

  • コブシは、モクレン科モクレン属で春に咲く花の美しい庭木のひとつで、公園や街路樹、シンボルツリーとして全国に植栽されています。4月頃に直径5~7cm程度の白い花を枝いっぱいに咲かせます。花には爽やかな芳香があります。桜と同様、葉よりも先に花が咲きますが、開花時に1枚だけ花の下に葉を付けるのが特徴です。花が終わってから葉が繁るので、開花中は、木が花で覆われたような美しい景色を眺めることができます。 樹高5m以上になる木なので、鉢植えよりも庭植えで育てるのが一般的です。

シロヤマブキ

  • シロヤマブキは、春にヤマブキの花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。花が同じ季節に咲くヤマブキの花に似ていることから名づけられました。 適度な湿気を好むので、夏に西日が当たりすぎるような場所に植栽するのは不向きです。適した場所に植栽すれば丈夫で育てやすく特別な手間が必要ないので、庭木の他、公園樹としても植栽されています。

フヨウ

  • フヨウは、アオイ科の落葉低木。夏に大輪の華やかな花を枝一面に咲かせ、夏の花の代表のような存在です。10~15cm程度の大輪の花が8月~10月に開花します。フヨウのひとつひとつの花は一日花で、朝に開花し、夕方にはしぼみますが、夏から秋までたくさんの花が次から次へと開花します。 花とともに目立つのが手のひらのような形の大きな葉です。葉の色は明るい緑色、樹形は放射状で株立ち状に伸びやかに広がるため、柔らかな雰囲気です。

アキノタムラソウ

  • アキノタムラソウは、日本の山野に自生するシソ科の多年草です。学名が Salvia japonica であるようにサルビアやセージの仲間になります。細く長く伸びた茎に、サルビア特有の唇形の花を穂状に咲かせます。花色は青みがかった淡い紫色で、夏の最中に見かけると涼やかな印象を受けます。直射日光が当たらないような落葉樹の下のような場所が好みで、緑濃い山野でひっそりと咲いています。 アキノタムラソウという名前ですが、実際は夏の始めから咲き始め、秋の終わりまで咲き続けます。であればナツノタムラソウという名前でもよいように思いますが、ナツノタムラソウという別種がすでに存在します。ナツノタムラソウは、アキノタムラソウに比べて花色が濃く、雄しべが長いのが特徴です。

ギンラン

  • ギンランは、日本の山林に自生するラン科の多年草です。銀蘭の名前の由来は、花色の白を銀に見立てたことからきています。 ギンランは、4月~5月頃にあまり暗くない山や森の中で咲いているのを見かけます。花の直径は1cm足らずと小さく、草丈も10~20cm程度と小ぶりなので、一見ドイツスズランのようにも見えます。 ギンランと同じくラン科キンラン属に、キンランという品種があります。このキンランとギンランは性質がよく似ていて、近くで見かけることの多い植物です。キンランと同じくギンランは直射日光が当たらないような明るい山林に自生しています。ギンランは菌根菌や他の樹木と共存関係にあり、諸条件が揃った場所でないと育たないという特徴があります。 もともとギンランは日本の山林に自生する非常に身近なランでしたが、今では生育しやすい環境が減ったせいか絶滅危惧種とされています。自生する株を見つけても、持ち帰ったりせずにそっとしておきましょう。

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