「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑41-50件 / 全1474件

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バジル

  • バジルは、爽やかな香りのするシソ科のハーブ。原産地では多年草として扱われている種類もありますが、耐寒性がないため日本では一年草として扱われるのが一般的です。 薬草としての主な効用は、胃腸機能の促進として使われています。年々野菜としての流通量が増え、肉や魚料理の風味付け、サラダ、パスタ、ピザの彩り、ジェノベーゼソースなど様々な料理の香りづけとして活用されています。乾燥させても香りが残るので、ドライハーブとしても人気があります。 バジルにはたくさんの種類があり、新品種も続々と登場しています。最も一般的なスイートバジルをはじめ、カラーリーフとしても見栄えがするダークカラー系や葉が小さい品種、斑入り種などもあります。最近の新品種は、シナモンバジルのような本来のバジル以外の香りがするものもあります。 摘心のやり方次第で、一株でたくさんの葉を収穫することができるハーブです。初夏から夏の間はフレッシュ、晩秋以降はドライハーブにすると、一年中利用することができます。

ハーデンベルギア

  • ハーデンベルギアは、オーストラリア原産のマメ科の常緑つる性木本です。つるは細く丈夫で、フェンスやトレリス、周囲の木々などに絡みつきながら3mほどまで伸びます。葉は先の尖った楕円形、もしくは丸みを帯びた三角形ともいえる形で、光沢のある濃い緑色です。花はマメ科特有の蝶形花で、花径1cmに満たないような小さな花がブドウの房のように集まって咲きます。初春の柔らかな陽光を浴びて咲く、鮮やかな紫の花は、足を止めて眺めいってしまうような美しさです。 ハーデンベルギアの花色は紫が有名ですが、白やピンク色もあります。ただし、接ぎ木で増やしているものも多く、生長するにつれて白花だった株から紫の花が咲くようなこともあります。 南半球の植物ですが耐寒性もあり、東京以西では戸外で越冬可能です。寒さが厳しい地域では、葉を落とすこともありますが、春にはまた芽吹きます。常緑で生長が早いので、フェンスやトレリスに絡ませると目隠しの役割を果たしてくれます。

ジャスミン・ホワイトプリンセス

  • ジャスミン・ホワイトプリンセスは、ハゴロモジャスミンの近縁の園芸種です。花のサイズがハゴロモジャスミンより大きく、花数はハゴロモジャスミンより少なめである違いがあります。最も大きな違いは花の開花期間で、ハゴロモジャスミンは春の一季咲きですが、ジャスミン・ホワイトプリンセスは、5月ごろから11月までの長期間開花し続ける四季咲き性です。夕方から夜にかけて強く香り、ハゴロモジャスミンの香りとは違います。 ジャスミン・ホワイトプリンセスは常緑でつる性(直立性)なので、フェンスやアーチなどに誘引して仕立てることが必要です。つるがとてもよく伸びますが、剪定して好みの丈に仕立てることも可能です。つる植物の中には吸盤のように壁につくタイプがありますが、ジャスミン・ホワイトプリンセスはそのようなことがないため、やっかいな存在になることが少なく育てやすいつる植物です。

ペニセツム(ペニセタム)

  • ペニセツムは、猫じゃらしのような穂が印象的なイネ科の多年草または一年草です。和名をチカラシバといって、野原に自生しているようなグラス類です。園芸品種も多く出回っており、草丈30cm程度の小さなものから1mを超すものまでたくさんの種類があります。草色も明るいグリーンから深いグリーン、ボルドーカラーまで様々です。穂の色も品種によって違います。風に揺れる姿が美しく、花が少なくなる夏から秋に優雅な景色を作り出してくれます。群生させると独特の雰囲気で印象的なオーナメンタルグラスとなります。 温暖で乾燥気味な環境を好みます。寒さが苦手な品種もあるので、寒冷地では冬に掘り上げて霜や雪の当たらない軒下や、日当たりの良い室内に取り込むとよいでしょう。

ゼラニウム

  • ゼラニウムはフウロソウ科ペラルゴニウム属の半耐寒性多年草。ヨーロッパの街並みの風景写真で、窓辺に赤やピンクの花の鉢植えが飾られているのをよく見かけますが、この花の多くはゼラニウムです。花を観賞する種類のほか、香りや効能があるハーブに分類されるセンテッドゼラニウムもあります。 花は春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。品種数が多く、花色や咲き方も多様で、大きな花びらを平たく開かせる咲き方や、スミレを思わせるような華奢な花びらを立てるように咲かせるものなどがあります。花色も赤やピンク、白などのほかに複色の複雑な表情を見せるものなど、バリエーションが豊富です。総じて一つの花茎に対して複数の花を毬のように咲かせます。

ギンヨウアカシア

  • ギンヨウアカシアは、春に木を覆うほどに枝一面に黄色い花が開花するマメ科の常緑樹です。レースのような繊細なフォルムのシルバーグリーン色の常緑の葉も美しく、花の季節以外の時期も観賞価値があるため、庭木やシンボルツリーとしても好まれています。 ヨーロッパでは「ミモザ」というとフサアカシアAcacia dealbataのことをさしますが、日本では、フサアカシアやギンヨウアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の仲間の総称として「ミモザ」の名で流通しています。 ギンヨウアカシアは切り花としての流通が最も多く、実際の開花より早い冬から出回り始め、生花やドライフラワーとして親しまれ、リースやスワッグの材料としても利用されています。

ローダンセ

  • ローダンセは、オーストラリア原産のキク科の一年草。春から初夏にかけて、茎先に乾燥したつややかな花を咲かせます。発色の良いピンク系の花色が多く、花壇、鉢花、ドライフラワー、切り花として幅広く利用されています。 ローダンセの花びらに見える部分は、総苞片(そうほうへん)と呼ばれる花を守る苞葉で、中心の黄色い部分が花です。花は日差しに反応して開き、夜や雨の日は閉じています。種には綿毛が生えていて、タンポポの種のように風に乗って飛ばされていきます。 ローダンセの名は、ギリシア語の「rhodon(バラ)」と「anthos(花)」にちなみ、「薔薇色の花」という意味があります。 和名の「広葉の花簪(ヒロハノハナカンザシ)」は、同じ属の花簪(ハナカンザシ)に花が似ていているけれど、葉が幅広(卵形)であることにちなみます。

花かんざし

  • 花かんざしは、ドライフラワーのようなカサカサした不思議な手触りの白い花が開花するキク科の多年草(日本では一年草扱い)。花苗は冬に流通し、5月頃まで丸くふんわりした小さな花が次々と開花します。小さな花が冬の風にふわふわ軽やかに揺れている姿から「冬の妖精」とも呼ばれています。 「花かんざし」の名は流通名で、学名はRhodanthe anthemoides、ローダンセの一種です。丸いつぼみの部分がかんざしに似ていることが名前の由来です。

大島桜(オオシマザクラ)

  • 大島桜(オオシマザクラ)は、伊豆諸島に分布する日本固有の野生の桜の一種。花色は白、花径は3~4cmと大きめです。花と葉が同時に出て、萼片の色も緑なので、花が咲いたあとに葉が出てくるタイプの桜とは満開時の趣きが異なります。葉には桜独特の芳香があり、桜餅を包むための葉としても利用されています。 大島桜(オオシマザクラ)は、多くの園芸品種(里桜)の母種となっており、街路樹や公園など身近な場所で見かけるソメイヨシノ(染井吉野)は、江戸彼岸と大島桜(オオシマザクラ)の交雑種と言われています。 青空を背景に純白の大島桜(オオシマザクラ)が咲き誇る姿は、思わず足を止めてしまいたくなるほど美しい光景です。

カルミア

  • カルミアは、北米やキューバに分布するツツジ科の常緑低木。小さな花が集合し花笠状になり、つぼみは金平糖やお菓子のアポロチョコに似た形で、開くと五角形の椀形になり、つぼみと開花時の印象ががらりと変わります。常緑の低木として、庭木や公園樹などに利用されるほか、切り花としても流通しています。 晩春につぼみが膨らみ、開花期間は初夏から梅雨入りにかけて約1か月ほどと長く、終わった花は散らずに茶色くなって残ります。葉は長さ7~10cmの光沢のある革質の濃い緑色で、通年鑑賞できます。花笠状の形でシャクナゲやローレルの葉に似ていることから、ハナガサシャクナゲ、アメリカン・ローレルなどの別名があります。 なお、葉には毒性があり体内に入ると中毒症状を起こすことがあります。口には入れないよう注意してください。

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