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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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フヨウ

  • フヨウは、アオイ科の落葉低木。夏に大輪の華やかな花を枝一面に咲かせ、夏の花の代表のような存在です。10~15cm程度の大輪の花が8月~10月に開花します。フヨウのひとつひとつの花は一日花で、朝に開花し、夕方にはしぼみますが、夏から秋までたくさんの花が次から次へと開花します。 花とともに目立つのが手のひらのような形の大きな葉です。葉の色は明るい緑色、樹形は放射状で株立ち状に伸びやかに広がるため、柔らかな雰囲気です。

アキノタムラソウ

  • アキノタムラソウは、日本の山野に自生するシソ科の多年草です。学名が Salvia japonica であるようにサルビアやセージの仲間になります。細く長く伸びた茎に、サルビア特有の唇形の花を穂状に咲かせます。花色は青みがかった淡い紫色で、夏の最中に見かけると涼やかな印象を受けます。直射日光が当たらないような落葉樹の下のような場所が好みで、緑濃い山野でひっそりと咲いています。 アキノタムラソウという名前ですが、実際は夏の始めから咲き始め、秋の終わりまで咲き続けます。であればナツノタムラソウという名前でもよいように思いますが、ナツノタムラソウという別種がすでに存在します。ナツノタムラソウは、アキノタムラソウに比べて花色が濃く、雄しべが長いのが特徴です。

ギンラン

  • ギンランは、日本の山林に自生するラン科の多年草です。銀蘭の名前の由来は、花色の白を銀に見立てたことからきています。 ギンランは、4月~5月頃にあまり暗くない山や森の中で咲いているのを見かけます。花の直径は1cm足らずと小さく、草丈も10~20cm程度と小ぶりなので、一見ドイツスズランのようにも見えます。 ギンランと同じくラン科キンラン属に、キンランという品種があります。このキンランとギンランは性質がよく似ていて、近くで見かけることの多い植物です。キンランと同じくギンランは直射日光が当たらないような明るい山林に自生しています。ギンランは菌根菌や他の樹木と共存関係にあり、諸条件が揃った場所でないと育たないという特徴があります。 もともとギンランは日本の山林に自生する非常に身近なランでしたが、今では生育しやすい環境が減ったせいか絶滅危惧種とされています。自生する株を見つけても、持ち帰ったりせずにそっとしておきましょう。

ノイバラ

  • ノイバラは日本全国の河原や野原に自生する、つる性の落葉低木。日本に野生しているバラの代表です。トゲのある低木を総称してイバラと呼ぶことから、野に自生するイバラということで、ノイバラとつけられたそうです。別名では野薔薇(ノバラ)と呼ばれます。大変丈夫なので、栽培品種のバラの台木によく用いられます。樹高は1~2mほどで枝がよく分枝してトゲがあります。 花色は白で、花径は2.5cmほど。花には芳香があり、5月~6月頃にまとまって咲きます。花びらは5枚で、素朴ながら上品な一重咲きです。良い香りは香水などに使われます。 花後に赤い実ができますが、実に見える部分はガクの下の筒が肥大した偽果です。1cmくらいの丸形で、9月~12月頃に赤く熟します。食用にできるので果実酒に用いられたり、利尿・便秘などの漢方薬としても使われます。リースを作る際の花材としても役立ちます。

ナツメ

  • ナツメは、果実を食用にするクロウメモドキ科の落葉高木です。栄養効果が高いことで有名なデーツはナツメヤシの果実であり、ナツメとは別種です。ナツメの果実は、青い時は青リンゴに似た甘味と食感があります。完熟すると茶に近い赤色となり、果肉は柔らかく変化します。 ナツメは、枝に鋭い棘があるのが特徴です。葉が繁っている期間は見えづらいので、幹に触れるときは注意が必要です。収穫する際には軍手を着用するようにしましょう。 雌雄同株なので、1本で結実します。ナツメの果実は生食もできますが、乾燥させたものが漢方では生薬として扱われています。日本ではナツメを果物として食べる習慣はあまりなく、流通はほぼありません。    

サカキ

  • サカキは、昔から日本の山野に自生する、サカキ科サカキ属の常緑高木。常緑であることから、霊力のある木と信仰され、お榊として神棚に備えられたり、神事の玉串として使用されています。 樹高4~5mで、10m近くまで大きくなることもあります。葉は固く、厚みと光沢があるのが特徴。6月~7月に、直径5mm程度の小さな白い花を、葉の脇から数個咲かせます。古くから日本に自生している木ですが、寒さに弱いため、寒冷地には分布していません。 サカキと同じようにお榊や神事に利用される樹種にヒサカキがありますが、サカキ科ヒサカキ属に分類される別種です。

ユウスゲ

  • ユウスゲは、明るい黄色のユリに似た花を咲かせるワスレグサ科の多年草。花は、夕方に咲いて午前中に萎れる、夜咲きの一日花です。夜咲きといっても、完全に日が落ちる前に咲き始めるので、夕方から花を楽しむことができます。ユウスゲの花は、直径10~15cm程度、花びらは6枚で大きく開き、花の付け根は筒状になっています。枝の先に2~3個の花を咲かせる様子は、スカシユリを思わせる優雅さです。また、花にはほのかな芳香があります。 ユウスゲは、ウコンカンゾウの変異種で、日本固有変異種。ウコンカンゾウは中国原産の植物です。ススキ野原のような、乾燥した草原を好んで自生する花ですが、最近では数を減らし、絶滅が危惧されています。ただし、園芸種が流通しているので、育てることも愛でることもできます。 ユウスゲという名前は、漢字で書くと「夕菅」、夕方に開花することと、カヤツリグサ科のスゲに葉が似ていることに由来します。また、スゲに似ていて、黄色い花を咲かせることからキスゲという別名でも呼ばれます。

ユズ

  • ユズは、ミカン科の常緑小高木で、晩秋から冬にかけて鮮やかな黄色の香り高い実をつけます。ユズは、柑橘系では珍しく耐寒温度が-7℃と耐寒性が高いため、風よけや幹の防寒は必要ですが、南東北地方までなら栽培することができます。 ユズの実は、非常に酸味が強く生食向きではありませんが、吸い口や調味料、ジャムとして使われるほか、強い香りで邪を払うということから冬至の柚子湯には欠かせません。 ユズは、栽培も柑橘の中では容易で、自家結実性があるため1本で実をつけます。枝には鋭く長いトゲがありますが、近年ではトゲのない品種も出回っているので、小さいお子さんがいる家庭ではトゲの少ないユズを購入されるとよいでしょう。

ロウバイ

  • ロウバイは、中国原産のロウバイ科の落葉低木です。初春に蝋(ロウ)でコーティングしたような質感の淡い黄色の花が開花し、花には芳香があります。ロウバイと名がついていますが、梅の仲間ではありません。花の少ない1月~2月頃に明るい黄色の小花が枝の先に開花し、葉は花の後に出てきます。 ロウバイの仲間は園芸品種も数種あります。従来のロウバイは、花の中心部が赤黒くなっているのが特徴です。園芸品種の中には花芯まできれいなクリーム色のソシンロウバイもあります。   非常に強健で、あまり土壌を選びません。半日陰くらいでも花を咲かせ、昔から庭木として人気があります。

ノコンギク

  • ノコンギクは、秋の野原で小さな花を咲かせる、キク科シオン属の多年草。日本固有種の野菊です。名前の由来は、野に咲く紺色の菊だから、あるいは、園芸種のコンギクと区別するためだからといわれています。実際は紺色というほど青みは強くなく、青紫か紫、淡い紫、ほぼ白に見えるようなものもあります。つぼみの状態の色が濃い青紫色なので、花色が白に近くても、つぼみを確認するとノコンギクであることがわかります。 草丈40~100cm程度、よく分枝し、茎の登頂に花径2.5cmほどの花を数個ずつ咲かせます。花の外側は紫の舌状花、中心は黄色い筒状花です。葉は卵型に近い楕円形で、縁に鈍い鋸歯があり、表面を触るとざらざらしています。

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