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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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マンサク

  • マンサクは、マンサク科マンサク属のまだ寒さが残る2月頃から、はっとするような黄色い花を咲かせ、いち早く春の訪れを教えてくれる日本原産の落葉低木。日本各地の山林にも自生していて、紅葉も美しい樹木です。 花びらは長さ約2㎝ほどの線形で、遠くまで良い香りが漂います。葉より先に花が咲くため、満開時は木一面を花が覆いつくします。派手さはありませんが、あたりの木々がまだ落葉している中での花はとても目立ちます。 マンサクは生長が遅く、狭い場所への植え付けにも向きます。耐寒性に優れ、病害虫の害も少なく育てやすいため、庭木のほか街路樹としても植栽されています。 マンサクの名は、春一番に咲く「まず咲く」という言葉が変化してつけられたと言われています。また、マンサクは、たくさんの花をつけるので、作物の豊年満作を占う植物として古くから親しまれてきました。そのことから豊年満作を祈願して名前が付けられたとも言われています。

月見草

  • 月見草は、アカバナ科マツヨイグサ属の一年草、あるいは二年草。メキシコ原産で、日本でも自生するようになった帰化植物です。繁殖力が弱かったのか、身近な場所ではあまり野生化していません。 月見草は、夜に開花し朝には萎れる一日花です。夏の夜に色は白、花びらは4枚の花を咲かせ、朝になって萎れる頃にピンクに変化します。 文豪太宰治の「富嶽百景」に「富士には月見草がよく似合ふ」という一節があります。ただし、その後に「黄金色の月見草の花ひとつ」と書いてあることから、この月見草はマツヨイグサのことだったのではないかと推測できます。      

スイレン

  • スイレンは、世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に約40種類分布する水生草本で、地下茎または塊茎をもっています。花や葉は、水面に浮いているように見えますが、長い葉柄を持ち、水中の地下茎まで続いています。 スイレンには熱帯性と温帯性があり、多くは熱帯地域に自生する熱帯スイレンです。熱帯スイレンには昼咲きと夜咲きがあり、花は水中から続く長い花柄を持ち、水面から高く伸びた先に咲きます。葉は広い楕円形で、切れ込みが深いのが特徴。耐寒が弱く、冬でも最低15度以上の温度と水深30cm以上の水槽が必要になります。一方、温帯スイレンの花は昼咲きのみで水面に浮くように咲きます。葉は円形で切れ込みが浅く、花と同じように水面に浮くように出ています。また、品種が少なく、5~6種ほどしかありません。

マツヨイグサ

  • マツヨイグサは、アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。宵(日が暮れてから)を待って開花するので「待宵草」というのが和名の由来です。夜に明るい黄色の花を咲かせ、翌朝にはオレンジ色に色を変えて萎れていく一日花です。 マツヨイグサの特徴は、草丈30cm~1m程度、花径は3~4cm、色は黄色、花びらは4枚です。南アメリカ原産で、江戸時代に日本に渡来し、各地で自生するようになった帰化植物です。他に近縁種のオオマツヨイグサ、メマツヨイグサ、コマツヨイグサなども自生しています。  

キク

  • キクは、皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。奈良時代に中国から不老長寿の薬草として渡来しました。その後、江戸時代に入ってから、花の美しさが評価され、盛んに品種改良されるようになりました。こうしたキクを「古典菊」と呼び、「江戸菊」「嵯峨菊」「美濃菊」など地名を冠してカテゴリー分けされています。スプレーギク、ピンポンマムなど、イギリスを中心に欧米で生み出された小輪でたくさんの花をつけるキクは「洋菊」と呼ばれています。 キクは、非常に種類が多く、咲き方や花びらのフォルムは様々。野花を思わせるような小菊から、一重咲きや八重咲き、大輪、中輪、小輪、スプレー咲き、色も伝統的な白や黄色にはじまり、赤、紫、茶、ピンク、オレンジ、複数の色を合わせたものなど数多くの品種があります。古典菊、洋菊どちらも丈夫で育てやすいのが特徴。品評会を目指すもよし、色とりどりの寄せ植えにしてもよし、様々な楽しみ方ができます。 キクは観賞するだけでなく、不老長寿の力を持つ薬草として重宝されてきました。9月9日の重陽の節句にはキクの花を愛で、花びらを浮かべた酒を飲み、花を包んだ布で体をふいて、無病息災や若返りを祈願したそうです。今でも重陽の節句には、キクの花を愛でる習慣が残っています。

キンミズヒキ

  • キンミズヒキは、夏から秋まで細い花茎に連なるように黄色の花を咲かせるバラ科の多年草。道端や野原、山林、林の中などいたるところで見かけ、山野草として分類されることもあります。 夏から秋にかけて赤や白の花が開花する名前が似ているミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科なので、分類は別の植物です。ミズヒキとは違い、ひとつひとつの花は小さいながらも目立ちます。 キンミズヒキの葉は、いちごやポテンティラの葉に似た形をしています。夏になると、株元からすっと花茎が立ち上がり、秋にかけて黄色い花が開花します。

オミナエシ

  • オミナエシは、秋の七草の1つとして古くから愛されてきたスイカズラ科の多年草です。日当たりの良い草地に群生し、小さな黄色の花が夏から秋にかけて開花、切り花としても利用されています。丈夫で一度植え付ければ放任で育ち、夏から秋にかけて花が咲き続けるので、広い庭などに使うと効果的な素材です。 オミナエシの名前は、「女」という意味の「オミナ」と、古語の 「圧(へし)」が変化した「エシ」が合わさってつけられたと言われています。女性の美しさが負けてしまうほど美しい花(女性を圧倒するほど美しい花)という意味が込められています。 また、オミナエシの黄色い小さな花が集まって咲いている様子が穀物の粟に似ていることから、「粟花」や「粟米花」とも呼ばれることもあります。昔は、男性は白い飯を食べ、女性は黄色い粟の飯を食べていたため、粟飯が女飯(オミナメシ)と呼ばれていたこともあり、黄色い粟飯(オミナメシ)の見た目にオミナエシの花が似ていることから、「オミナメシ」→「オミナエシ」と言われるようになったという説もあります。

モクレン

  • モクレンは早春に鮮やかな紫やピンクの花を咲かせるモクレン科の落葉樹です。その花が蓮を連想させることから「木蓮」と書かれるようになりました。 一般的にモクレンというと、紫色のモクレンをさすことが多く、樹高が10~20mになる白いモクレンはハクモクレンと呼ばれています。花びらの枚数はモクレンは6枚、ハクモクレンは9枚の違いがあります。 開花中に出てくる葉は、花の終わりごろには花を隠してしまうくらいになります。樹丈は5m前後位で横に広がりやすい樹形です。 モクレンは生長が早いので、植え付けをしてから数年で4~5m位まで生長します。暑さ、寒さに強いので育てやすく、園芸種も多数あります。 モクレンは、マグノリアという名前で流通していることがあります。マグノリアとは、モクレン類の学名で、シモクレン、ハクモクレン、コブシ、シデコブシ、キモクレン、タイサンボクなどを含んだ総称です。

シオン

  • シオンは、日本、中国、朝鮮、シベリアなどに分布するキク科の多年草。秋に咲く風情のある薄紫色の花は、中国から薬草として渡来し、観賞用としても平安時代から栽培され、愛されてきました。現在は自生しているものは激減し、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。 シオンは、宿根アスターの一種です。性質はとても強く、草丈は2m近くになります。放任で育ち地下茎で増えるため、好みの環境に植えれば次第に群生します。

ヤマモモ

  • ヤマモモは、樹高5~20mほどまで大きくなる常緑高木。山野に自生しているほか、庭木、公園樹や街路樹としても植栽されている身近な場所で見かける樹木です。雌雄異株なので、雌株にしか実はできません。実ができないヤマモモがあったら、それは雄株かもしれません。 ヤマモモは、春に茶色く花びらのない目立たない花を咲かせます。葉は表面に光沢があり、5~10cmで細長く、枝いっぱいに繁ります。花の後、6月下旬~7月に丸く赤い実を数個まとめて実らせます。瑞々しく甘酸っぱい実は生食できますが、あまり日持ちしないしないので、育てて楽しみたい果樹です。

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