鏡開きはいつ? 2026年は? 意味や由来、やり方、食べ方
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鏡開きはいつ?いつ食べる?日付から意味や由来、やり方、料理や食べ方、結婚式の鏡開きについてなど、詳しく紹介します。
目次
鏡開きはいつ? 2026年の日付

2026年の鏡開きは、1月11日です。鏡開きは毎年松の内が明けた後、1月11日に行います。昔は松の内が明けたらすぐ、あるいは1月20日だったといわれていますが、現在は縁起を担いで1月11日に行うようになりました。
ただし鏡開きに限らず、日本の古くからの慣習は地域によって日付や慣わしに違いがあります。不安があれば、お住いの地域の人や家族に確認してみるとよいでしょう。
鏡開きとは|意味や由来

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鏡開きとは、お正月の間に年神様の依り代として飾っておいた鏡餅を下げて、食べることで体内に恩恵を取り込むという儀式です。
詳しくお話すると、お正月の間年神様の依り代となっていたお餅を開くことで年神様をお見送りし、さらにそのお餅を食べることで年神様の恩恵を体内に取込んで力を授かり、無病息災を願います。さらに日数が経過し、固くなった鏡餅を食べることで歯固めといって、丈夫な歯で長生きしようという意味もあります。
鏡開きという言葉の由来は、年神様の依り代であった鏡餅を刃物で切るのではなく、木槌や手で開いて食べることによります。「切る」「割る」という表現は使用しません。「開く」という広がりや始まりを感じさせる縁起の良い表現が使われています。
お下がりや直会(なおらい)とは?
年神様にお供えしたものを下げていただくことをお下がりといいます。誰かからお古をいただいたときに「お下がり」という言葉を使いますが、これが語源です。また神様への供物を下げて一緒にいただくことで、恩恵や力を授かる儀式を直会(なおらい)といいます。
初練習も鏡開き?
鏡開きという言葉は武道やスポーツの新年初練習の際にも用いられます。昔は松の内が開けると鏡開きが行われました。松の内の終わりはお正月休みの終わりを意味します。お正月が終わり、仕事や日常生活が始まりますよ、ということから初練習を鏡開きというようになったといわれています。今でもその名残で、初練習の日にはお汁粉を食べる習慣が残っています。
鏡開きのやり方

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鏡開きの日になったら、年神様の依り代として飾ってあった鏡餅を下げ、盆や皿、清潔な紙の上などに載せて、刃物を使用せずに木槌や手でお餅を開きます。さらに、開いたお餅を手を使って、食べやすいサイズに分けていきます。年神様の依り代だった鏡餅は、隅々まで恩恵が宿っていると考えられているので、細かくなった欠片も捨てないように気を付けましょう。最後に開いた鏡餅を食べやすく調理して欠片までいただいてたら、鏡開きは終了です。
鏡開きで木槌を使う意味

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鏡開きでは、刃物は使用しません。刃物を使用するのは縁起の悪いこととして忌み嫌われます。これは、その昔刃物を使ってお餅を切ることが武士にとっての切腹を連想させたから、神様の依り代であったお持ちに刃物を向けるのは縁起でもないからといった理由が挙げられます。このため鏡開きでは、お餅を「切る」「割る」とはいわずに「開く」という表現が使われるようになったといわれています。
鏡餅の開き方は、年神様に刃物を向ける失礼のないように木槌で軽く叩いて開くようにします。刃物ではないので、安心して使用できるというのが木槌を使用する理由です。また、力いっぱい木槌で鏡餅を叩くようなことはしてはいけません。年神様の依り代であったお餅ですから、丁寧に扱いましょう。
鏡餅はいつ食べる? 鏡開きの料理や食べ方
鏡餅はいつ食べる?
鏡餅を食べる日付に厳密なルールはありません。理想は、鏡開きを行ったその日のうちに食べることですが、都合がつかなければ当日でなくてもよいようです。そうはいっても、開いた鏡餅を食べるところまでが鏡開きですから、早めにいただくようにしましょう。
鏡開きの料理や食べ方
鏡開きで開いたお餅には年神様の恩恵が宿っているので、欠片も捨てずに食べきることが大切です。お正月の間飾られていて固くなったお餅は加熱することで柔らかさを取り戻し、食べられるようになります。欠片も残さず、おいしく食べられる料理や食べ方を紹介します。
お汁粉

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お汁粉は、とてもポピュラーな鏡開きの料理です。お汁粉にして煮込むことで、粉々になってしまったお餅の破片まで残さずいただくことができます。またお正月のお雑煮に飽きてしまったという時にもお汁粉は有効です。
お雑煮

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開いた鏡餅をお雑煮にしていただきます。甘いものが苦手な方や、お正月のお雑煮が懐かしい方にはぴったりです。
揚げ餅

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固いお餅をそのまま油で揚げていただく料理です。先に下味をつけて揚げても、揚げてから塩などを振って味付けしてもよいでしょう。ハーブソルトを使用すれば、ちょっと新鮮な味を楽しめます。おやつにもおつまみにもなる食べ方です。
結婚式の鏡開きとは?

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神前式など、和の結婚式で大きな樽酒の蓋を割る儀式のことを鏡開きといいます。樽酒で行われる鏡開きは、神様の恩恵を授かり、幸せを祈願するという意味から新しく何かを始めるときなどの祝い事で行われます。
樽の意味

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鏡開きで樽を割る理由は、正確には酒樽の蓋を鏡と呼ぶことに由来しています。その昔、お酒は神様への供物でもある神聖なものでした。この神聖なお酒の入った樽の蓋を鏡に見立て、鏡を開いてお酒を飲み、恩恵をいただくというのが鏡開きです。
お酒で行われる鏡開きも、鏡餅と同様に木槌で行われ「開く」という表現を使います。またお酒をいただくことで、その恩恵や力を授かるという意味でも鏡餅で行われる鏡開きと同じです。
日本のお正月行事に欠かせない鏡開きの儀式についてお話しました。鏡開きを正しく行って年神様の恩恵をいただき、気持ちの良い一年を始めましょう。
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