ナスの剪定〜更新剪定編〜

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7月下旬頃のナスの苗の様子はいかがですか?なんだか疲れていませんか?

7月下旬のナスはたくさんの実をつけてきたため、苗がお疲れモードに入っています。これからまた元気で新しい芽を出し、美味しい秋ナスを収穫するために欠かせないナスの「更新剪定」の方法をご紹介します。

目次

ナスの更新剪定とは

ナスの更新剪定とは

7月下旬頃のナスは、これまでたくさんナスの実をつけたことによるなり疲れをおこし、徐々に草勢が衰えます。そのため、秋ナスを収穫するために更新剪定といって、元気で新しい芽を出すために、強めに茎を切り戻します。切り戻してから20~30日ほどで、またナスを収穫できるようになります。

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ナスの更新剪定する?しない?

ナスの更新剪定する?しない?

上の画像は、昨年の7月下旬のナスの様子です。

大型に生育しましたが、ナス科を好んで食害するニジュウヤホシテントウの被害を多大に受けました。食害された葉を落とし、新しく幼葉が生長してきた状況です。

今回は草勢の落ちた枝を選んで、更新剪定をしていきたいと思います。

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ナスの更新剪定を行う場合

ナスの更新剪定を行う場合

ナスの更新剪定の時期

時期:7月下旬頃。剪定後、20~30日後の9月上旬あたりから再びナスを収穫できるようになる。

基本の更新剪定方法:なり疲れの苗を1~2節残して切り戻す。

ナスの更新剪定のポイント

ポイント①3本に仕立てた枝を1~2節残して切り戻す。

3通りの剪定方法

強剪定

各枝を1節残して切り戻す。

弱剪定

枝の草勢の様子を見ながら、2節残して切り戻す。

加減して剪定

苗の状態をみながら切り戻す。この場合、元気のいい枝をわざわざ切り戻しせずに、本当に疲れ切った枝を切り戻しましょう。今回のナスはこの「加減して剪定」の方法を採用しました。

 

② 下方に元気なわき芽が出ていたら、取らずに残す。  更新剪定のポイントです。3本仕立てにする際は、不要なものとして取り除いていた、ナスの下方のわき芽を、この時期は出ていたら残しておきましょう。

ポイント②株元に元気なわき芽が出ていたら、取らずに残す。

生育初期にナスの苗を2本仕立てにしたときは、不要なものとして取り除いていたナスの下の方のわき芽を今回は残しておきましょう。

 

③ナス 根もスコップなどで根切りをして新しい根を発根させる。  ナスの側根や細根をスコップで断つことで、また新たに根を増やす作用があります。また、スコップで土に差し込むことで雨が降って固くなった地面に空気を与えることができるのです。  プランターのふちまわりを移植ゴテで軽く根切りをしましょう。

ポイント③根をスコップなどで根切りをして新しい根を発根させる。

プランターのふちまわりを移植ゴテで軽く根切りをしましょう。このように、ナスの側根や細根をスコップで断つことで、新たに根を増やすことができます。

また、スコップを土に差し込むことで、雨が降って固くなった地面に空気を与えることができます。

更新剪定でナスが枯れてしまわないか心配……

思い切り強剪定をしてしまうと、ナスの苗が枯れてしまいそうな気がして、何だか心細くなってしまいますね。

しかし、ナスは根がしっかりと生長し、栄養を土壌から吸収できるようになっていれば、枯れることはなく、新たな葉を出すことができます。今後もしっかりと生長するので、安心して更新剪定をしてみましょう。

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ナスの更新剪定をしない場合

ナスの更新剪定をしない場合

9月以降に秋冬野菜をスタートさせたいけれど、畑の面積やプランターの数も限られて、栽培スペースがあまりないという方は、無理にナスの更新剪定をする必要はありません。

このまま8月下旬までナスを収穫した後、ナスの苗の抜き取りをして、9月から新たに秋冬野菜をスタートさせましょう。

 

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