食べるとほのかに甘い花「フェイジョア」の開花時期と収穫時期
LOVEGREEN編集部
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みなさんは「ほのかに甘い花」と聞いて何を思い浮かべますか?小さいころに野原で蜜を吸った「ムラサキツメクサ」や「ホトケノザ」でしょうか?甘い思い出って懐かしいですね。
花の蜜もいいけれど、花自体が食べられて、それが甘かったら…考えるだけで嬉しくなりませんか。ほんのり甘い花とキウイフルーツのような形の実をした、フェイジョアについてご紹介します。
目次
フェイジョアとは
フェイジョアは、フトモモ科の常緑果樹です。丸い葉の形と、表面の光沢感、裏面の銀白色が魅力的な樹木です。オリーブの葉を少し大きく、丸みを帯びさせたような形をしています。
原産地はパラグアイ、ブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチンで、山野に自生していますが、ニュージーランドで多く品種改良が進んでいます。塩害に強い性質と、強剪定にも耐えうる強健さのおかげで、ニュージーランドではキウイフルーツの防風対策に使用されていた樹木でした。
日本では30年ほど前にフェイジョアが紹介されましたが、一時のブームが去った後は忘れ去られたような存在だったようです。
フェイジョアの花と開花時期
フェイジョアの開花時期は5~6月で、薄桃色の花を咲かせます。厚みのある、1枚1枚の花びらは内側に巻き込むように咲いています。フェイジョアの雄しべはブラシ状に多数ありますが、これはフトモモ科の花の特徴です。
私はフェイジョアが花を咲かせると、嬉しくって何個も口にほおばってしまいますが、あまり花ばかり食べていては実が結実しないので、ほどほどにしなければ(笑)
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フェイジョアの実と収穫時期
もちろん花の後は、お楽しみの実も食べられます。品種によって時期は異なりますが、収穫は10月下旬~11月上旬頃です。(1本でも実がなる品種もありますが、2品種以上を混植することで、より実つきが良くなるようです。)
フェイジョアの実の美味しさ
自然に落下したフェイジョアの実か、軽く触れただけで落ちてしまうような実を収穫します。完熟しないうちに取ってしまったフェイジョアは少し追熟させましょう。
食べ方は、一般的な果物と同じように、周りの皮をむいて食べます。果実は甘酸っぱくて、熟すと甘い芳香があります。他の果物に例えると、洋梨のような味わいです。
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フェイジョアの楽しみ方
フェイジョアは、剪定に強く、病害虫にも比較的強いため、庭木としてとても育てやすい品種です。人気の観葉植物のオリーブやユーカリのように、枝を飾るだけでも存在感があり、お部屋に飾っても素敵です。
最近では、お花屋さんでフェイジョアの枝を取り扱うところも増えました。運よくお店で見かけたら、フィジョアをお家に飾ってみてはいかがですか?
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食べて良し!見て良し!飾って良し!のフェイジョア。ご自宅でも「フェイジョア」をぜひ育ててみて下さいね。
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