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シロツメクサ|花咲く季節、特徴、クローバーとの違いは?

シロツメクサの花咲く季節、花や葉の特徴、種類、クローバーとの違いや花かんむりまで。シロツメクサについて詳しく紹介します。

目次

シロツメクサとは?基本情報

植物名:クローバー 学名:Trifolium 科名、属名:マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属 分類:一年草あるいは多年草 クローバーの特徴 クローバーとは、マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属の総称です。日本でクローバーの代表種のように愛されているのは、シロツメクサという種類です。  クローバー(シロツメクサ)はヨーロッパ原産で、日本に渡来したのは江戸時代だといわれています。輸入船の荷物の隙間に緩衝材として詰められていたのがきっかけで日本に根付き、広まっていったとのこと。そのため名前も白詰草(シロツメクサ)となりました。  クローバーは他のマメ科の植物同様、根に根粒菌を持っているので土壌を肥沃にします。他にも牧草や蜜源として利用されてきました。

  • 学名:Trifolium repens
  • 科名、属名:マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属
  • 分類:多年草

シロツメクサは、マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属の多年草。ヨーロッパ原産で、日本に渡来したのは江戸時代だといわれています。輸入船の荷物の隙間に緩衝材として詰められていたのがきっかけで日本に根付き、広まっていったとのこと。そのため名前もシロツメクサ(白詰草)となりました。

草原や河原など、日当たりが良く、開けた場所を好みます。草丈短く、地下茎で増えていくので、カーペットのように群生しています。シロツメクサは、他のマメ科の植物同様に根粒菌を持っているので土壌を肥沃にするというメリットがあり、牧草や蜜源植物として利用されてきました。

シロツメクサの花咲く季節

シロツメクサの花咲く季節は、3月~8月です。春に一斉に咲き、その後は徐々に花数を減らしながら、夏まで咲き続けます。一番の花の見頃は、4月~5月です。この時期には、野原一面に白い花がポンポンと咲いているかわいらしい姿を眺めることができます。満開のシロツメクサの花を見たければ、軽く汗ばむくらいの陽気になってからのお出かけがおすすめです。

シロツメクサの花の特徴

クローバーの花は一つの花のように見えますが、小さな花が集まってできた集合体です。小さな花のかたまりは、ふわふわのウサギのしっぽのようで可愛らしく見ていて飽きません。  丸いクローバーの花のかたまりから、小さな花を取り出してみました。一つ一つの花をよく観察すると、マメ科特有の蝶形花と呼ばれる蝶のような形をしています。一つの花は直径5mm前後、この小花が何十個と集まって、直径2~3㎝のクローバーの花を作っています。

シロツメクサの白いウサギの尻尾のような花は、小さな花が集まってできた集合体です。丸いシロツメクサの花のかたまりから、小さな花を取り出してみました。よく観察すると、マメ科特有の蝶形花と呼ばれる蝶のような形をしています。一つの花は直径5mm前後、この小花が何十個と集まって、直径2~3㎝のシロツメクサの花を作っています。

シロツメクサの葉の特徴

クローバーの学名Trifolium(トリフォリウム)は、3枚の葉と言う意味です。学名の通り、クローバーは3枚の小葉をつけます。これが、まれに5枚や7枚のものもあります。  クローバーの葉の表面にはよく見ると産毛のような毛があり、これが水を弾きます。雨上がりにはぜひクローバーを見に行ってください。葉の上できらきら光る、きれいな水滴を見られます。

シロツメクサの属名 Trifolium(トリフォリウム)は、ラテン語で3枚の葉と言う意味です。名前の通り、シロツメクサは3枚の小葉をつけますが、まれに4枚や5枚、6枚のものもあります。シロツメクサの葉の表面にはよく見ると産毛のような毛があり、水を弾きます。雨上がりにシロツメクサを見に行ってみましょう。葉の上で水滴がきらきらと光る美しい景色が広がっています。

 

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シロツメクサとクローバーとの違いは?

クローバー

シロツメクサは、クローバーに含まれます。シロツメクサとクローバーに違いはありません。クローバーとは、マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属の総称。日本では一般的に、クローバーというとシロツメクサを指します。

四つ葉のクローバーの意味は?

四つ葉のクローバーの意味は、幸運の象徴であり、ラッキーアイテム。昔から押し葉にして栞にしたり、願掛けやお守りにしたりと利用されてきました。

クローバーは学名が Trifolium (3枚の葉)であるように、通常3枚の小葉をつけます。この特徴からヨーロッパでは、古くからキリスト教の三位一体のシンボルとされてきました。その中から稀に見つかる四つ葉のクローバーは、十字架に見立てられて幸運のお守りとされていたそうです。四つ葉のクローバーはあまり見つからないこと、さらに十字架をイメージするようなフォルムをしていることが、幸運の象徴やラッキーアイテムだといわれている理由です。

シロツメクサとカタバミの違いと見分け方

科名:カタバミ科 葉:ハート型の3枚の小葉 花:花色は黄色、ピンクなどで、花は一つ(小花の集合体ではない) クローバーとカタバミの見分け方 葉:クローバーの葉は先端が丸いのに対し、カタバミはハート型 花:クローバーの花は白くて球形、カタバミは黄色やピンクの花 一番簡単な見分け方は、花が咲いているときに見比べることです。クローバー(シロツメクサ)の花は白なので、すぐにわかります。

クローバーによく似ているカタバミとの見分け方を紹介します。草丈が低く、葉も似ていることから間違われやすいようですが、まったくの別種です。カタバミをいくら眺めても四葉は見つからないと思います。クローバーとカタバミの違いを知って、楽しく遊んでください。

クローバーとカタバミの見分け方

  • 葉の違い:クローバーの葉は先端が丸いのに対し、カタバミは先端がくぼんだハート型
  • 花の違い:クローバーの花は白くて球形、カタバミは花びらが開いていて、黄色やピンクの花

一番簡単な見分け方は、花が咲いているときに見比べること。シロツメクサの花は丸くて白いので、すぐにわかります。

▼カタバミってこんな植物

クローバーの英語の名前

クローバーの英語の名前を紹介します。

  • 英名:White clover(ホワイトクローバー)

ムラサキツメクサは Red clover(レッドクローバー)、ベニバナツメクサは Crimson cloverと、色で区別されているようです。

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こんなにある! シロツメクサの仲間の種類

シロツメクサの仲間にはたくさんの種類があります。それぞれの基本情報と特徴を説明します。

ムラサキツメクサ(アカツメクサ)

学名:Trifolium pratense 花期:3月~8月 アカツメクサ(ムラサキツメクサ)の特徴 アカツメクサは赤とも紫ともピンクとも言い難い色の、球状の花を咲かせるクローバーです。河原や空き地、公園など多くの場所で見かけます。  アカツメクサとシロツメクサの違いは、花の色はもちろんですが、草丈の高さです。アカツメクサは3枚の小葉も大きく、葉茎が太くしっかりしていて草丈30㎝程度まで高くなります。

  • 学名:Trifolium pratense
  • 花期:3月~8月

ムラサキツメクサ(アカツメクサ)の特徴

ムラサキツメクサ(アカツメクサ)は、赤とも紫ともピンクとも言い難い色の、球状の花を咲かせるクローバーです。河原や空き地、公園など多くの場所で見かけます。

アカツメクサとシロツメクサの違いは、花の色はもちろんですが、草姿とサイズです。アカツメクサは3枚の小葉も大きく、葉茎が太くしっかりしていて草丈30㎝程度まで高くなります。

ベニバナツメクサ(クリムソンクローバー)

  • 学名:Trifolium incarnatum
  • 花期:4月~6月

ベニバナツメクサ(クリムソンクローバー)の特徴

ベニバナツメクサは、はっきりとした赤い球状の花が特徴のクローバーです。ストロベリーキャンドルやストロベリークローバーとも呼ばれ、園芸品種として流通しています。

コメツブツメクサ

コメツブツメクサ

  • 学名:Trifolium dubium
  • 花期:3月~8月

コメツブツメクサの特徴

コメツブツメクサは、とても小さな黄色の花を咲かせるクローバーです。道端や空地、土手など、身近な場所に咲いています。花径は5~7mm程度と非常に小さく、地面を這うように伸びていくので、気付かないこともあるくらいです。

シャジクソウ

  • 学名:Trifolium lupinaster
  • 花期:5月~8月

シャジクソウの特徴

シャジクソウは、日本自生種。茎から3~5枚の小葉を放射状に出し、その先にピンク色の花を咲かせます。シャジクソウの花は、レンゲを思わせるような可愛らしさがあります。シャジクソウという名前は、小葉の付き方を車輪の軸に見立てたことが由来だとされています。

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シロツメクサの育て方

クローバー(シロツメクサ)の育て方

用土、場所

日当たりの良い場所を好みます。生長すると横に大きくなるので、グランドカバーにおすすめです。庭植えは広がっても困らない場所を選びましょう。

鉢植えのシロツメクサは市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。

水やり

加湿を嫌います。庭植えは、根付いてからは降雨に任せて問題ありません。

鉢植えは表土が乾燥して白っぽくなったら、鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。

肥料

痩せ地でも育つ植物なので、追肥の必要はほとんどありません。根粒菌と共生して栄養を蓄える特性があるので、植えておくだけで土壌が肥沃になります。生育が悪いようであれば、様子を見ながら薄めた液肥を春から秋の間に施します。

病害虫の対処法

アブラムシやハダニが発生する事があります。アブラムシには薬剤散布で対応し、ハダニは葉水をかけて洗い流しましょう。

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シロツメクサで花かんむり

シロツメクサ

 

小さな頃、シロツメクサの花で花かんむりを編んで遊んだ思いではありませんか?みんながお姫様のように可愛くなる、花かんむりの作り方を復習してみましょう。ずっと伝え継いでいきたい素敵な野遊びです。

▼シロツメクサの花かんむりの作り方

 

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シロツメクサは、ウサギのしっぽのような花が魅力。四つ葉のクローバー探しや、花かんむり作りもできる、ロマンティックな草花です。春に野原一面に咲くシロツメクサで遊んでみませんか。

 

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