チューリップの球根を植える時期はいつ? 【秋植え球根の植え付け時期のタイミング】
金子三保子
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チューリップの球根の植え付け時期は秋。ただし、年によってや地域によって、植え付け適期は微妙に変わります。その年にあった植え付け適期と咲いたときにきれいに見える植え方をご紹介します。
目次
チューリップの球根を植える時期
植え付け時期
10月からがチューリップ球根の植え付け時期ですが、最近は地域によっては10月でも夏日になることがあります。まだ暑さが残る頃は、秋植え球根の植え付けには適しません。
それぞれの地域の植え付け時期は、「紅葉が色づき始め、朝晩が冷え込んできた頃がその年の植え付けのタイミング」と覚えておくと、お住いの地域とその年の気象に合った時期に植え付けできます。
植え付けは年内までに
球根の植え付けは、遅くても年内には完了します。
チューリップは、球根を植え付けてから寒さを経験することによって花芽が形成されます。遅くても年内には球根を植え、生長のための期間を作ってやりましょう。
咲いたときに美しく見える! チューリップの球根の植え方
チューリップの球根の特徴
球根の形
チューリップの球根は栗のような形で、玉ねぎのような見た目です。
球根の上下
チューリップの球根の上下は、先の尖った方が上です。ピンクの丸をつけた所から、花茎が出てきます。植え付ける時は、尖った方を上にして土にセットします。下のお尻の部分から根が出てきます。
球根の膨らんだ側と平べったい側
球根を上から見たときに、膨らんだ側と平べったい側があります。(上の写真だと右が膨らんだ側)最初の大きな葉は、平べったい側から出る傾向があります。
球根の植え方のポイント|球根の向きに注目!
球根を植え付ける時は、膨らんだ側と平べったい側の向きを揃えて植え付けるようにしましょう。
チューリップの最初の大きな葉は、平べったい側から出る傾向があります。向きを揃えると、葉が出てきた時にきれいに向きが揃います。
特にプランターに密植して球根を植える場合は、向きがバラバラだと最初の大きな葉が鉢の中でぶつかりあって、風通しが悪くなります。
数千球のチューリップの球根を植えるような広い公共スペースでは、そこまで手間をかけることができないかもしれませんが、ちょっとの手間で見た目にも球根のためにもなるので、プランターのような狭いスペースに植える時は意識してみましょう。
球根を植える深さや間隔
地植えのチューリップの球根の植え付けは、10cmほど間隔をあけて植え付けます。深さは球根3個分の深さが目安です。ただし、鉢植え栽培は、根が伸びるスペースが必要なため、浅植えで植え付けます。
チューリップの土
水はけが良く、肥沃な土を好みます。鉢植えは、球根や草花用の培養土で栽培可能です。
球根を植える場所
日当たりと風通しが良い場所を好みます。
チューリップはたくさんの品種があり、品種によって丈がかなり違います。花壇に植え付ける時は、丈がどれくらいで開花時期がいつかを確認し、適所に植えましょう。
品種によって開花時期が違うチューリップ
開花時期は、大きく分けて、早生、中生、晩生の3つに分けられます。
同じチューリップでも、早生は3月下旬~、晩生は4月下旬~と、1か月ほど開花時期が違います。それぞれの品種の説明書きに記載してあることが多いので、咲いてほしい時期から品種を選びましょう。
秋に植えた球根が芽を出した瞬間、寒い中で少しずつ生長する様子、開花……
時間をかけないと味わえないことがいっぱいの球根栽培。今年は球根から育ててみませんか。
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