ドライフラワーの飾り方アイデア|簡単でおしゃれに見せるコツ

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山田智美

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ドライフラワーの飾り方アイデアを、ドライフラワーをたくさん扱う花屋がお伝えします。

飾り方の基本から、メリット・デメリット、吊るす、壁、花瓶、フレーム、玄関などさまざまな飾り方のアイデア、おしゃれに見せるコツ、注意すること、飾りながらドライフラワーにできる花まで。ドライフラワーをたっぷり楽しみたい方におすすめです。

目次

ドライフラワーの飾り方の基本

ドライフラワーの飾り方の基本

ドライフラワーは生花を乾燥させたもの。飾るのに水も器も必要としません。

ドライフラワーの飾り方の基本は、好きな場所に好きなように飾って楽しめるものだということ。何もない空間に彩りを与えたり、インテリアのアクセントにしたり、あまり難しく考えずに、気軽に飾って楽しみましょう。

ドライフラワーを飾るメリット

ドライフラワーの魅力は、ナチュラルな雰囲気や植物特有の柔らかな曲線、周囲と調和しやすいくすんだ色です。

室内には、部屋の間取り、家具、電化製品など、直線でデザインされたものが多く存在します。室内にドライフラワーを飾ることで、硬い雰囲気を和らげるというメリットがあります。

加えて生花と違い、枯れることもなく水換え等の手間もないので、気軽に飾ることができて長く楽しめるというメリットもあります。

ドライフラワーを飾るデメリット

ドライフラワーは乾燥しているので、刺激で崩れやすいというのがデメリットです。飾っておいたドライフラワーを配置換えのために動かしたり、ぶつかってしまったりといったタイミングで崩れてしまうことがあります。

この問題の解決方法は、素直に掃除をする以外にありません。つまり、掃除の覚悟ができていれば、ほぼデメリットなく飾ることができます。

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ドライフラワーの飾り方アイデア|吊るす

ドライフラワーの飾り方アイデア|吊るす

吊るして飾るドライフラワーは、一番気軽で簡単に楽しめる方法。天井や壁から吊るして飾るだけで、空間に彩りを与え、室内が華やかになります。生花ではできないドライフラワーならではの飾り方です。

また、天井から吊るせば、自然と目線が室内の上の方まで移動するので、空間が広く感じられるようになります。

ドライフラワーを吊るすという飾り方は、ドライフラワーを作る工程から生まれたアイデアです。生花を吊るして乾燥させながら、そのままインテリアとして飾るようになったのが始まりです。

吊るし方

吊るし方

ドライフラワーの茎の下部に、輪っかを作ったワイヤーや麻ひもを取り付けるだけ。輪っかを大きめにしておくこと、茎の下の方に取り付けることで、茎が天井に引っかからずに吊るしやすくなります。

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ドライフラワーの飾り方アイデア|壁

スターチスのドライフラワーの作り方

壁にドライフラワーを飾るなら、画鋲などのピンで留めるのが一番手軽な方法です。賃貸でもできる簡単な飾り方。最近では画鋲よりもさらに細く、跡が残りにくいピンも販売されているので、好みのものを探してみましょう。

画鋲は、主張が少なく控えめな色を選ぶとインテリアの邪魔をしません。わたしは購入してきた画鋲を壁の色に合わせて塗って使っています。アクリル絵の具などで簡単に塗ることができます。

ちょっとしたことですが、インテリアの邪魔をしないように計らうことで室内の調和がとれるようになります。

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ドライフラワーの飾り方アイデア|花瓶

ドライフラワーの飾り方アイデア|花瓶

生花と違って水を必要としないので、吊るしても、寝かせても、立てても飾れます。もちろん花瓶に入れて飾っても様になります。

ドライフラワーは、くすんだ色と落ち着きで、物憂げな雰囲気を醸すもの。花瓶に入れて生花と同じように飾っても生花のような瑞々しさは得られません。花瓶に入れて飾るなら、キッチンのようなフレッシュなものを扱う場所よりも、本棚やシェルフの上など無機質なものが並んでいるような場所がおすすめです。周囲のインテリアと調和し、柔らかく物憂げな雰囲気を演出してくれるでしょう。

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ドライフラワーの飾り方アイデア|フレーム

ドライフラワーの飾り方アイデア|フレーム

ドライフラワーとフレームの相性は抜群。特にアンティークのような風合いのフレームとドライフラワーは馴染みも良く、それだけで落ち着きのある雰囲気を演出できます。

フレームに沿わせるようにドライフラワーを飾っても、フレームの中にドライフラワーが収まるように飾っても、どちらも絵になります。

フレームに沿わせるようにドライフラワーを飾る

フレームに沿わせるようにドライフラワーを飾る

ただ無造作に置いただけのフレームの縁に沿わせるようにドライフラワーを飾る方法です。

フレームの配置を決めたら、その縁にドライフラワーを沿わせて、画鋲などで固定するだけ。ただこれだけで何もない空間に色気と華やかさが生まれます。

フレームにドライフラワーを入れるように飾る

フレームにドライフラワーを入れるように飾る

フレームの中にドライフラワーが入っているように飾る方法です。最初に独立して立たせられるフレームを準備しましょう。フレームの配置を決めたら、その後ろにドライフラワーが収まるように画鋲などで固定します。

フレームの中に納めることで、ドライフラワーがちょっと特別なものに見える飾り方です。絵画を飾るような華やかさを演出できます。

フレームにドライフラワーを固定して飾る

フレームにドライフラワーを固定して飾る

フレームとドライフラワーを固定してそのまま飾る方法です。フレームの上にドライフラワーを置いて好みの場所を見つけます。

 

ワイヤーなどを使って、ドライフラワーをフレームに固定

ワイヤーなどを使って、ドライフラワーをフレームに固定します。そのまま壁にかけたり、棚の上に置いたりして飾って楽しみます。

この方法だと、フレームにドライフラワーを斜めに固定することも可能です。絵画のようなドライフラワーの飾り方です。

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ドライフラワーの飾り方アイデア|玄関

ドライフラワーの飾り方アイデア|玄関

玄関の下駄箱や棚の上に空間があれば、花瓶やお気に入りの器に入れたドライフラワーを飾ってみましょう。生花に比べてお手入れの手間もなく長い期間飾っておけるので、忙しい家庭にはぴったりのインテリアです。

他にも玄関の壁にドライフラワーを画鋲などで留めて飾るのもよいでしょう。ドアを開けたらすぐ見えるところにドライフラワーが飾ってあれば、何もない壁が見えるよりも華やかでほっとする玄関になります。

我が家では玄関の天井にドライフラワーを吊るしています。玄関を開けてすぐに色とりどりのドライフラワーが吊るしてあるのは目に楽しい景色です。来客の方の多くも喜んでくれます。ただ画鋲で天井から吊るしてあるだけですが、ちょっと楽しい演出です。

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ドライフラワーの飾り方|おしゃれに見せるコツとは?

ドライフラワーの飾り方|おしゃれに見せるコツとは?

ドライフラワーをおしゃれに見せるコツは、インテリアとの調和を意識することです。

モダンで無機質なインテリアの中に、楚々とした小花のドライフラワーを一輪飾っても良さは活かされません。そんなときはフォルムがしっかりとしていて存在感のあるアジサイやパンパスグラスのような大きなドライフラワーを飾ったほうが似合います。

本棚の本と本の間のような空間にノバラのような小さなドライフラワーを小瓶に入れて飾るとほっとします。

壁が大きく空いてしまって寂しく感じるような場所には、フレームと合わせたドライフラワーを飾ることで華やかさを演出できます。

ドライフラワーは室内の主役になるものではありません。室内に彩りを与えるアイテムです。「ドライフラワーはちょっと寂しい空間に色を添えるもの」という風に考えながら飾ると、調和のとれたおしゃれな飾り方ができるのではないのでしょうか。

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ドライフラワーの飾り方|注意したいこと

ドライフラワーの飾り方|注意したいこと

ドライフラワーを飾るときに注意していただきたいことです。

直射日光を避ける

ドライフラワーは時間の経過とともに褪色していきます。特に直射日光が苦手で、褪色が早く進んでしまいます。ドライフラワーを長く楽しむなら、直射日光をできるだけ避けるように飾ってください。

湿気を避ける

ドライフラワーは乾燥しているので水分が苦手です。直接水に濡らさなくても湿気が多い場所では傷みやすくなります。カビが生えてしまうこともあります。お風呂のような湿気の多い場所は避けて飾るようにしてください。

お手入れ

室内で動かすことなく飾り続けるドライフラワーは、気がつくと埃を被っていることもあります。ドライフラワーはとても繊細なので、手ではたいたり、振ったりすると崩れてしまうこともあります。そんなときはドライヤーの風で払うようにしましょう。軽く当てるだけでも効果があります。

交換時期

ドライフラワーの交換時期は、「茶色くなったら」が目安です。花によっては何年経っても色褪せないものもありますので、あくまで個人の判断です。飾っておいてもきれいじゃないと感じたら交換するという感じで問題ありません。

1年飾って、次の年のドライフラワーが流通する季節がきたら交換するのでもよいでしょう。記念にもらった花や、思い入れがあるものは、何年も大切に飾り続けたいものです。

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飾りながらドライフラワーにできる花おすすめ9種

飾りながらドライフラワーにできる花おすすめ9種

簡単に飾りながらドライフラワーにできる植物を8種紹介します。

吊るしてドライフラワーにしながら、そのまま飾っておけるので、楽しみながらインテリアをおしゃれにできます。

アジサイ

▼アジサイのドライフラワーの作り方はこちら

バラ

▼バラのドライフラワーの作り方はこちら

ミモザ

▼ミモザのドライフラワーの作り方はこちら

スターチス

▼スターチスのドライフラワーの作り方はこちら

カーネーション

▼カーネーションのドライフラワーの作り方はこちら

シャクヤク(芍薬)

▼シャクヤクのドライフラワーの作り方はこちら

ガーベラ

▼ガーベラのドライフラワーの作り方はこちら

ヒマワリ

▼ヒマワリのドライフラワーの作り方はこちら

ルナリア

▼ルナリアのドライフラワーの作り方はこちら

 

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ドライフラワーの飾り方は多様です。ここに挙げただけでなく、ただ1輪を寝かせて置いておくだけでも絵になります。ドライフラワーは、置いても吊るしても飾れるのが魅力。さらにくすんだ色合いで、ノスタルジックな雰囲気も演出してくれます。

まずは1輪のドライフラワーを、いつも見えるところに飾ってみませんか。ほっとするひと時を得られます。

 

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植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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