リースに使う木の実の種類と木の実のリースの作り方
山田智美
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リースに使う木の実20種類と、木の実のリースの簡単な作り方を紹介します。それぞれの正体がわかります。
目次
リースに使う木の実20種
サンキライの実
サンキライの実は、サルトリイバラ科のサンキライというつる性木本の実です。秋から冬に赤い実をつけます。数粒の実を放射状に付ける様子がかわいらしく、乾燥してももシワがよらないので、ドライフラワーとして人気があります。
シダーローズ
シダーローズは、マツ科ヒマラヤスギの松ぼっくりが乾燥して開いたものです。バラのようなフォルムの美しさが好まれて、リースやクリスマスの飾りに使用されます。開く前の状態は卵型の大きなオブジェのようです。
シナモン
シナモンは、クスノキ科の樹木の樹皮を乾燥させたもの。複数の品種がシナモンとして流通しています。甘い香りが特徴で、クリスマスのお菓子の香り付けにも使用されます。リースに使う際は、乾燥した時にくるんと丸まった樹皮は断面を上にしても、かわいらしい表情を楽しめます。
スターアニス
スターアニスは、マツブサ科のトウシキミという高木の実を乾燥させたもの。八角という名前でも流通しています。星を思わせるようなフォルムが魅力で、クリスマス時期はゴールドやプラチナカラーに色付けされたものも出回ります。
タマラックコーン
タマラックコーンは、マツ科のアメリカカラマツの乾燥した実です。バラを思わせるようなフォルムがかわいく、小さいながらも存在感があります。
ツバキの実
ツバキの実は、冬に美しい花を楽しめる、ツバキ科のツバキの木の実です。実は熟すと殻が裂けます。この開いた殻をリースに使います。
ドングリ
ドングリは、ブナ科の殻を被った木の実のことです。ブナやシイ、カシワの木などがドングリが実る木です。市販のものは乾燥させてあるのでそのまま使用できます。拾ってきたものは、虫が湧くこともあるので注意が必要です。
ナンキンハゼ
ナンキンハゼは、トウダイグサ科の高木です。秋から冬に実る実を乾燥させて、クリスマスリースや正月飾りに使用します。
ノイバラの実
ノイバラは、バラ科の落葉低木です。秋に真赤に色づく実を乾燥させて、リースや、クリスマスの飾りに使用します。ノイバラの実は乾燥させている途中で果皮にシワが寄ることがありますが、それも味わいとして楽しみます。
バラの実
バラの実は、バラの花を咲かせるバラ科の木の実の総称です。特に特定の品種はありません。ノイバラの実に比べると2回り程度大きいのが特徴です。乾燥させて使用します。
ヒノキの実
ヒノキの実は、ヒノキ科の常緑高木の実です。直径1cm程度の小さな実ですが、ちょっとおもしろいデコボコがあります。リースの飾りのほか、デコボコにワイヤーを引っ掛けてガーランドにしても楽しめます。
ペッパーベリー
ペッパーベリーは、ウルシ科の樹木の木の実です。コショウボクやサンショウモドキなど、いくつかの品種があります。香辛料として流通しているものは、ピンクペッパーと呼ばれます。ペッパーベリーという名でドライフラワーとして流通しているものは、食用ではありませんので食べないようにしてください。
松ぼっくり
松ぼっくりは、マツ科の樹木の木の実です。熟して乾燥したものを使用します。開いているカサの下の方にワイヤーを引っかけると使いやすくなります。針葉樹の実である松ぼっくりは、クリスマスの飾り付けに欠かせない存在です。
アンバーバーム(モミジバフウ)
アンバーバームは、フウ科のモミジバフウという落葉高木の実です。アンバーバームというかっこいい名前で流通していますが、公園など、意外と身近な場所で見かける木です。
リューカデンドロン
リューカデンドロンは、南半球に原産のヤマモガシ科の低木です。実のように見えるのは、つぼみで、これを乾燥させて使用します。
ユーカリの実3種
ユーカリは、南半球原産のフトモモ科の高木です。非常に品種が多く、それぞれが個性的な実をつけます。
小粒が集まった様子がかわいいユーカリの実
ボタンのようなフォルムが特徴のユーカリの実
大きく存在感のあるユーカリの実
コットンフラワー
コットンフラワーは、アオイ科の多年草の実です。綿の原料にされています。コットンフラワーとして流通しているのは、熟してサヤが裂けた状態のものです。ふわふわと暖かそうな様子が、クリスマスリースに好まれます。
ワタガラ
ワタガラは、コットンフラワーのサヤです。つまり、綿の実のなかのふわふわの部分を取ったものがワタガラとして流通しているということ。花のようなフォルムがかわいらしく、リースに使用されます。
木の実のリースの作り方
材料
- リースベース
- 木の実
- グルーガン(接着剤)
- ワイヤーやリボン
作り方
1.リースベースに木の実を貼り付けていく
2.大きな木の実から貼り付けて、小さな木の実で隙間を埋めるようにするとうまくいく
3.最後にリースベースの裏側にワイヤーかリボンで壁にかけるための輪を付けたら完成
作り方のコツ
最初に大きな実から付けて、間を小さな実で埋めるようにしていくと、バランスを取りやすく、全体がうまくまとまります。リースは下や横からも見られることを意識して、内側と外側にも実を貼りつけるようにしましょう。
今回はグルーガンを使用しましたが、木工用の接着剤でも問題なく作ることができます。その際は乾くのに時間がかかるので、木の実がずれないようにしっかりと固定させてください。
リースに使う木の実たちの正体を披露しました。「何の実なんだろう」と気になっていたものはありましたか?秋から冬は木の実がかわいい季節です。暖かい部屋で、リース作りを楽しんでください。
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