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ビオラ|花を長くたくさん咲かせる育て方のコツ

ビオラは冬から春まで長く咲く春のガーデニングには欠かせない一年草。ただし、育て方次第でワンシーズンで咲く花数がかなり違います。長くたくさんのビオラを咲かせるためのコツをご紹介します。

目次

ビオラの特徴

ビオラ

  • 学名Viola
  • 科名スミレ科
  • 属名スミレ属

ビオラは冬から春にかけて長く咲く一年草。色、形、咲き方の種類が豊富で、毎年魅力的な新品種もつくり出され、春のガーデニングにかかせない草花です。

ビオラを種から育てる

園芸店や通信販売で種を購入して準備をしておきます。種まきの時期は8月後半~9月。ビオラはとても品種が豊富な花で、毎年新品種が発売されます。こだわりの色合いのものが欲しい方、たくさんの苗が欲しい方は種から育てるのもよいでしょう。管理は大変ですが、種から育てた花の一番花が咲いたときは嬉しさひとしおです!

苗で購入する|ビオラの流通時期

ビオラ

苗を購入する場合は、ヒョロヒョロと徒長していない、葉っぱがきれいな緑色のビオラの苗を選んでください。弱っている苗は、日光不足で徒長していたり、葉の色が悪い特徴があります。苗を見比べて元気なビオラを選びましょう。

本来のビオラの開花時期は春ですが、苗の流通は10月ごろから始まり、レア品種が出回るピークは11月~12月まで。その後も春まで苗が出回りますが、少しずつ流通量、種類が減っていきます。品種や色合い、咲き方などにこだわりがある方は早めに園芸店で購入するようにしましょう。

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ビオラの育て方

植え付け場所

ビオラ寄せ植え

ビオラは、地植えでも鉢植えでも栽培可能です。太陽が大好きな草花なので、風通しと日当たりが良い所で育てましょう。日当たりは花数に影響し、必要な光が足りないとヒョロヒョロと徒長し、病害虫の害にあう可能性が高くなります。

ビオラの植え付け

1株で植えるなら、もともとのポット苗よりひと回り大きい鉢を選びましょう。土は自分で配合するというやり方もありますが、ひと鉢だけなら花用の培養土を利用するのが手軽です。開花期間が長い草花なので、必ず元肥を入れて植え付けましょう。

植え付ける時に注意するのは苗を植える深さ。ポットに植わっているビオラの土とちょうど同じくらいの深さに土を掘って植え付けましょう。

鉢植えはいつでも植え付けが可能ですが、地植えは霜が降りる季節より前か、霜が降りなくなってからのどちらかに植え付けましょう。

水やり

ビオラの水やり

ビオラは、冬から春にかけて開花する草花。水やりは、晴れた日の午前中に行い、夕方までに花や葉にかかった水が乾く状態になるようにしましょう。夕方遅くに水やりをすると、その日の気温によっては、根が霜でやられてしまう可能性があります。

与えるタイミングは、植えてある鉢の上の土が乾いてきたら、鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。乾いているのに与えなければ水切れ、湿っているのに与え続けると根腐れを起こし、どちらも苗が弱る原因になります。

肥料

ビオラは追肥が必須!

半年にわたって花を咲かせるビオラは、肥料もたくさん必要です。ビオラは定期的に花用の肥料を追肥します。肥料は、固形のもの、液体のものなど色々な商品があります。

半年にわたって花を咲かせるビオラは、肥料もたくさん必要です。ビオラは定期的に花用の肥料を追肥します。

肥料は、固形のもの、液体のものなど色々な商品があります。一般的には、固形のタイプは効き目がゆっくりだけど持続期間は長く、液体のタイプは効き目は早いけれど持続期間は短い傾向にあります。それぞれのライフスタイルに合わせて、使いやすい肥料を選びましょう。

肥料は必須ですが、やりすぎもよくありません。やりすぎは根を傷め、株が弱り、虫がつきやすくなる原因になります。肥料の説明書きを確認し、頻度は必ず守りましょう。

病害虫

ビオラ

肥料のやりすぎや苗が弱り気味になると、アブラムシがつくことがあります。花がらをまめに摘み、葉っぱが密集してきたらすいてやるなど、風通しの良い状態で管理します。こまめに株をチェックして、発見したら早めに対処しましょう。

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ビオラを長くたくさん咲かせるコツ

ビオラ寄せ植え

花がら摘み

ビオラの日々の育て方で一番意識してやってほしいことは、花がら摘み。花がらをそのままにしておくと、花を咲かせることより次の世代を残すことが重要ミッションのため、種をつけることにエネルギーが回ります。それを避けるため、花がらをどんどん摘んで次の花を咲かせるようにします。花がら摘みをするのとしないのとでは、花数と花の開花期間にかなりの差が出るので、こまめに作業するようにしましょう。

咲き終わりの目安

ビオラ

咲き終わりのビオラは、花びらがくるんとカールし、シワシワしてきます。

花がらは茎の根元から摘みましょう

ビオラ

花が終わったビオラの茎から花芽ができることはありません。花の茎からカットすると見栄えの良い状態を保つことができます。

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冬場のビオラ

低温期のビオラ

ビオラ

冬の間のビオラは、花数は少ないけれどひとつの花が咲いている期間が長くなります。外の気温が冷蔵庫のような気温なので、花を冷蔵保存しているようなものです。買ったときはたくさん花が咲いていたのに、しばらくすると花が咲かなくなっちゃった……と心配になるのもこの季節ですが、適切な管理をしているのなら問題がありません。冬にビオラの花が少ないのは自然なことです。

春のビオラ

ビオラ

次々と花数が多くなる分、花がら摘みは忙しくなります。

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ビオラはどんな風に植えたらいい?

ビオラは同じ時期に咲く春の草花の寄せ植えの素材としても優秀な草花です。

庭や花壇で育てる

ビオラを地植えにするなら、日当たりと水はけの良い土に植え付けましょう。品種によっても差がありますが、ビオラは花丈がさほどないので、花壇に植え付ける場合は前側部分に植え付けましょう。

鉢植えで育てる

ビオラは、同じ時期に咲く春の草花の寄せ植えの素材としても優秀な草花。コンテナ、ハンギングバスケット、フラワーリースなど様々なスタイルの寄せ植えを楽しむことができます。

ビオラの寄せ植えにはどんな花を組み合わせたらよい?

ビオラの寄せ植え

ビオラと開花期間が同じ草花を選ぶ

ビオラの本来の開花時期は春ですが、流通は10月後半から始まります。ビオラ以外の草花の流通も実際の開花時期より早く出回っていることが多いので、それぞれ同じ時期に開花している草花を組みあわせると長く楽しめる寄せ植えを作ることができます。

ビオラが好む環境と同じ好みを持つ草花を選ぶ

ビオラは日当たり、風通しの良い環境を好む草花。日当たりが良いか悪いかで花数にも差がでます。寄せ植えに組み合わせるなら、同じように日当たりを好む草花を選ぶと、それぞれがうまく育つ可能性が高くなります。

ビオラは自分で交配することもできる!

交配 ビオラ

育てることに慣れてきたら、交配して自分好みのビオラを作ることもできます。こちらは私が交配したビオラ。黄色で紫の縁取りのものを作りたくて毎年交配しています。

最近は個人の育種家さんが作ったビオラも流通していて人気となっています。色、咲き方、大きさ、こだわりが出てきたら自分で交配してみませんか?

 

ビオラの種

ビオラの種

▼ビオラの育種についてはこちらをどうぞ

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ビオラを生けよう!

ビオラ

花茎が伸びてくる4月以降は、切り花として楽しむこともできます。

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育て方のコツをつかむと一苗でたくさんの花を楽しめるビオラ。春までたくさんのビオラを咲かせてください!

 

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