おすすめ夏植え球根8種類!植えっぱなしOKな種類は?水耕栽培できる?

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夏植え球根とは?種類、花が咲く時期、植え方や育て方、水耕栽培できる種類、植えっぱなしOKな種類など。ガーデニングに取り入れたいおすすめ夏植え球根を紹介します。

目次

夏植え球根とは

夏植え球根とは

夏植え球根とは、夏の暑い盛りに植え付けをして、秋に開花し、冬の間に葉を伸ばして養分を蓄え春から夏に休眠する球根植物のこと。秋に植えて春に開花し、夏に休眠するチューリップやヒヤシンスとは生育のサイクルが違います。

また、夏植え球根の多くは、ヨーロッパや南アフリカなど、夏に降雨量が少ない地域を原産地としています。このことから、休眠期である春から夏は水やりを控えめに管理すると上手に育てられます。

夏植え球根の花が咲く時期

夏植え球根の花の咲く時期は秋です。9月~10月くらいに花を楽しめるものがほとんどです。開花期が長い種類は秋から冬まで咲き続けます。

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夏植え球根の植え方と育て方

夏植え球根の植え方と育て方

夏植え球根の植え方

夏植え球根の植え付けは、種類によって異なりますが、7月~9月が植え付け適期。夏の休眠期が終るころに土に植えつけて、秋の開花を待ちます。

夏植え球根の育て方

夏植え球根の育て方で大切なのは、生育期と休眠期のサイクルを理解すること。夏植え球根は秋に花を咲かせ、冬の間に葉を伸ばして光合成をしながら栄養を蓄え、春から夏に休眠します。

春から夏にかけて降雨量の多い日本では球根が傷んでしまうこともあります。植え付け時にしっかりと水やりをした後は控えめにしましょう。

開花から葉を伸ばして光合成を行っている間は、表土が乾いたらたっぷりと水やりを行ってください。

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おすすめ夏植え球根8種

花が美しく、さらに育てやすい夏植え球根を8種紹介します。

リコリス

おすすめ夏植え球根リコリス

  • 学名:Lycoris
  • 植え付け時期:7月~8月
  • 開花期:7月~10月

リコリスは、中国、日本などに自生する夏植え球根植物です。お彼岸のころに真赤な花を咲かせる彼岸花(ヒガンバナ)もリコリスの仲間です。

リコリスは早いものは7月から開花します。その後、秋にかけて次々と花を咲かせます。花の後から葉が出てくるので、葉を残してしっかり光合成をさせることが翌年花を楽しむコツです。

ネリネ

ネリネ

  • 学名:Nerine
  • 植え付け時期:8月~9月
  • 開花期:10月~12月

ネリネは、リコリスに似たフォルムの花を咲かせる夏植え球根植物です。晩秋から冬にかけての寒い時期に開花します。花びらに光沢があり、キラキラと光るので、ダイヤモンドリリーという別名でも有名です。花色は白、ピンク、赤などがあります。

ネリネの球根は、先端が少し土から顔を出す程度に浅く植えつけます。

ネリネは夏の加湿と冬の霜が苦手です。夏は雨が当たらない場所に移動させて加湿にならないように、冬は霜除けをして根が傷まないように管理する必要があります。

ベラドンナリリー

  • 学名:Amaryllis belladonna
  • 植え付け時期:7月~8月
  • 開花期:8月~9月

ベラドンナリリーは、和名をホンアマリリスともいう夏植え球根植物です。春から夏に咲くアマリリスと区別するためにこちらを「ホンアマリリス」というようになりました。

夏の暑い盛りに球根を植えつけて、晩夏から初秋に開花します。真直ぐに伸びた花茎の先端に大きな香りの良い花を放射状にいくつも咲かせます。とても見栄えのする豪華な花姿です。

ベラドンナリリーは花の後に葉を出して、秋から冬の間に光合成をして栄養を蓄えるので、冬の間も表土が乾いたら水やりを行うようにしてください。

サフラン

サフラン

  • 学名:Crocus sativus
  • 植え付け時期:8月~9月
  • 開花期:10月~11月

サフランはスパイスや染料として有名な夏植え球根植物です。春に咲くクロッカスの仲間で、クロッカスによく似た紫色の花を咲かせます。花の中心にある赤い3本の雄しべがスパイスとして使用されます。

サフランは土に植えなくても、お皿などにのせて窓際に置いておくだけでも開花します。

地植えや鉢植えは、花が咲いた後も細いグリーンの葉を伸ばし続けるので、そのまま伸びるに任せます。晩春に葉が枯れてくるまでは水やりを忘れないように管理してください。

コルチカム

おすすめ夏植え球根コルチカム

  • 学名:Colchicum
  • 植え付け時期:8月~9月
  • 開花期:9月~10月

コルチカムは、別名イヌサフランとも呼ばれる、サフランによく似た花を咲かせる夏植え球根植物です。夏に球根を植えると、秋に淡い紫やピンクの花を楽しめます。

コルチカムは土に植えなくても、お皿などにのせて窓際に置いておくだけでも開花します。

地植えや鉢植えは、花が終った後も細いグリーンの葉を伸ばし続けるので、そのまま伸びるに任せます。晩春に葉が枯れてくるまでは水やりを忘れないように管理してください。

ステルンベルギア

おすすめ夏植え球根ステルンベルギア

  • 学名:Sternbergia
  • 植え付け時期:8月~9月
  • 開花期:9月~10月

ステルンベルギアは和名をキバナタマスダレともいう夏植え球根植物です。晩夏に植えつけて、秋に鮮やかな黄色の花を楽しめます。

花が終わった後も葉を伸ばし続けるので、水やりを忘れないようにしましょう。

シクラメン・ヘデリフォリウム

  • 学名:Cyclamen hederifolium
  • 植え付け時期:8月~9月
  • 開花期:9月~12月

シクラメン・ヘデリフォリウムは原種のシクラメンです。夏に球根を植えつけ、秋から冬にかけて花を咲かせる花期の長い品種です。花色は淡いピンク、楚々とした雰囲気が魅力の可憐な花です。

冬に花が咲き終わってから葉が出てきます。葉が生育している間は球根が栄養を蓄えている期間なので、忘れずに水やりをしてください。

オキザリス

おすすめ夏植え球根オキザリス

  • 学名:Oxalis
  • 植え付け時期:8月~10月
  • 開花期:10月~12月

オキザリスは世界に800種以上が分布していると言われる球根植物です。日本に自生するカタバミもオキザリスの仲間です。

オキザリスには春に植え付けをする種類と、夏から秋に植えつけて秋から冬に開花する種類があります。

オキザリスの花は日光に反応して開くのが特徴です。夕方や曇りの日は花が閉じてしまいます。オキザリスの花を楽しむなら日当たりの良い場所に植え付けるようにしましょう。

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水耕栽培ができる夏植え球根2種

水耕栽培ができる夏植え球根

サフラン

サフランの球根は水耕栽培ができます。球根全部を水に浸すと腐ってしまう心配があるので、球根の根が出る部分だけが水に触れるような容器で育てるようにしましょう。

さらにサフランの球根は水も土もなくても開花します。球根をそのまま日当たりの良い窓辺などに放っておくだけで花を楽しめます。

ただし、土に植えずに育てたものは球根を太らせることができないので、翌年の開花は楽しめないと理解しておいてください。

コルチカム

コルチカムの球根もサフランと同じく水耕栽培ができます。さらにサフランと同じように水も土もなくても開花を楽しむことができます。

コルチカムの球根も土に植えずに育てた場合、球根が十分な栄養を蓄えることができないので、翌年の開花を楽しむことはできません。

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植えっぱなしでOKな夏植え球根3種

植えっぱなしでOKな夏植え球根

リコリス

リコリスの仲間は育てやすいのが特徴です。彼岸花(ヒガンバナ)のように植えっぱなしで何年も花を咲かせる品種もあります。

ネリネ

ネリネは夏の加湿と冬の霜に注意すれば、植えっぱなしで何年も花を楽しめます。

ステルンベルギア

ステルンベルギアは植えっぱなしで毎年花を楽しめる、育てやすい夏植え球根です。分球して増えていくのも魅力です。

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夏植え球根は、色鮮やかな花を楽しめる種類ばかり。夏に植えて秋に花を楽しめる、開花までの期間が短いのも魅力です。夏は暑いからガーデニングは楽しめないなんて諦めずに夏植え球根を植えてみませんか。

 

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