春から初夏に咲く草花!ギリア・トリコロール

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金子三保子

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ギリア・トリコロールは、フォルムがおもしろい初夏に咲く一年草の草花。風にそよそよと揺れるように咲く姿が野草のような装いです。ギリア・トリコロールの魅力と育て方をご紹介します。

目次

Gilia tricolor ギリア・トリコロールとは?

ギリア・トリコロールは、ハナシノブ科の一年草。

東京だと、9月に種をまいて4月から初夏の頃まで開花します。

ギリア・トリコロールの英名はBird’s eyes。鳥の目玉みたいだからでしょうか。花姿がとてもかわいい形をしている草花です。

ギリア・トリコロールの育て方

ギリア・トリコロールは日当たりがよくて水はけのよい土、乾燥気味な環境を好みます。水やりは、土が乾いたらたっぷりと。葉っぱに水がかからないように、地面にかけるようにするとよいです。葉っぱに水がかかって湿気っぽくなると、うどん粉病などの病気にかかりやすくなります。  生長の性質は、直立性で、まっすぐ生長させれば50センチ以上になりますが、茎が繊細でゆらゆらするため、倒れやすいです。早めに支柱などを茎に添えてあげるとよいでしょう。

植える場所

ギリア・トリコロールは日当たりが良い場所で水はけの良い土、乾燥気味な環境を好みます。地植えでも鉢植えでも育てることができます。

花壇に植える場合は、40~50センチくらいの丈なので、花壇の中間くらいの位置が適当です。

種まき

ギリア・トリコロールは種からでも簡単に育てることができます。直まきもできますが、ある程度の数の苗が必要な場合はポット苗に種をまいて育ててから植え付けるのも簡単です。

種をまく時期は、東京だと9月の中旬からです。真冬になる前の霜が降りる心配がない晩秋までに植え付けるとしっかりとした株に育ち、春から初夏にたくさんの花を楽しむことができます。

水やり

地植えの場合は根付いてからの水やりの必要はありません。鉢植えの水やりは鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出すくらいたっぷりと。葉っぱに水がかからないように、地面にかけるようにするとよいでしょう。葉っぱに水がかかって湿気っぽくなると、うどん粉病にかかりやすくなります。

仕立て方

生長の性質は直立性で、まっすぐ生長させれば50センチ以上になりますが、茎が繊細でゆらゆらするため、倒れやすいです。早めに支柱などを茎に添えてあげるとよいでしょう。

繊細で弱そうですが、好みの環境ならこぼれ種で発芽するほど強い花です。終わった花がら摘むと、たくさん花をつけます。

繊細で弱そうですが、好みの環境ならこぼれ種で発芽するほど強い花です。終わった花がらを摘むと、たくさんの花をつけます。

 

花が終わったあと、そのままにしていると種が取れます。翌シーズン種まきをしたい方はお試しください。(とても細かい白い種です)

花が終わったあと、そのままにしていると種が取れます。翌シーズン種まきをしたい方はお試しください。(とても細かい白い種です)

 

白の品種もあります。純白できれいな白なのでホワイトガーデンにおすすめ。

白の品種もあります。純白できれいな白なのでホワイトガーデンにおすすめ。

ギリア・トリコロールと草花の色合わせ

ギリア・トリコロールとワスレナグサ。ブルー系の組み合わせ。

ギリア・トリコロールとワスレナグサ。ブルー系の組み合わせ。

 

カリフォルニアポピー(花菱草)のオレンジとあわせると、また雰囲気が変わります。

カリフォルニアポピー(花菱草)のオレンジとあわせると、また雰囲気が変わります。

 

白×水色。さわやかな雰囲気。

白×水色。さわやかな雰囲気。

 

開花前の葉っぱだけの状態です。もし苗から購入する場合は、花が一輪咲いているか、未開花のうちに植栽すると、花が長く楽しめます。苗は早めに定植した方が、開花までに根をしっかりと張ってたくさんの花をつけてくれるのです。

ギリア・トリコロールの開花前の葉っぱだけの状態です。

もし苗から購入する場合は、花が一輪咲いているか、未開花のうちに植栽すると、花が長く楽しめます。苗は早めに定植した方が、開花までに根をしっかりと張ってたくさんの花をつけてくれるのです。

 

一番花。何度経験してもワクワクする瞬間。

ギリア・トリコロールの一番花。何度経験してもワクワクする瞬間。

 

ギリア・トリコロールは切り花にもなります。最近は生花として花屋さんでも流通もしています。

とてもかわいい雰囲気のギリア・トリコロール。庭や花壇に取り入れてみませんか。

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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