ミモザ(ギンヨウアカシア)|春の訪れを知らせる黄色い花

戸松敦子
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ミモザ(ギンヨウアカシア)
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ミモザ(ギンヨウアカシア)」。春に小さな黄色いポンポンの形をした花を咲かせる、マメ科アカシア属の半耐寒性常緑高木です。
ミモザ(ギンヨウアカシア)
ギンヨウアカシアは、葉がきれいなシルバー色で、葉の長さが短い特徴があります。葉の触り心地は意外と硬い感じです。樹高が低め(樹高5~8mほど)でコンパクトに育てやすいため、日本ではギンヨウアカシアがよく流通しています。先日、小田原に出かけたときに美しく咲いていて、見事だなあ、可愛いなあ、と立ち止まってしばらく愛でました。
一方、ヨーロッパでポピュラーなのはフサアカシア。葉が緑色で長く、葉を触るとふさふさとして柔らかい印象です。樹高は10~15mにもなるため、広いスペースが必要になります。
▼フサアカシアについてはこちら
小田原でミモザ(ギンヨウアカシア)に出会った翌日、通りがかりの花屋さんにミモザ(ギンヨウアカシア)が並んでいたので思わず買って帰りました。
蕾が多かったり、すでにドライになりかけている枝は、ふわふわの花が咲いている枝より少し安かったのですが、奮発してふわふわの花が咲いている枝を選びました。「切り花のミモザの蕾を咲かせるのは少し難しいのでお安くしています」と店員さんが教えてくれました。
部屋に一枝飾るだけで気分が明るくなります。この黄色いふわふわを見ると、よちよち歩きの可愛いひよこを思い起こすのは私だけでしょうか。どうしてこんなに可愛らしく咲くのだろうと見入ってしまいます。
せっかく買ったふわふわの花がすぐにしぼんでしまったら残念なので、なるべく長く楽しめるようにしたいですよね。
ミモザ(ギンヨウアカシア)の枝をカットするときは、下の方の葉を落とし、茎を切断面が広くなるように斜めに切り、さらに十字に切れ込みを入れます。または、ハンマーなどで切り口を叩いて潰してもOKです。暖房の風が直接当たるような場所は避けて、涼しい場所に飾ると乾きにくいです。
切り花で作ったミモザのリース
ミモザ(ギンヨウアカシア)の枝がたくさんあるときは、リースを作るのも楽しいですね。徐々にドライになっていく姿も美しく、ナチュラルリースとして一年中飾れます。
アーティフィシャルフラワー(造花)で作ったミモザのリース
最近では、本物のミモザにそっくりなアーティフィシャルフラワー(造花)も売られています。近くで見ると香りや質感が違うものの、離れて見るとかなり本物に近い雰囲気です。軽くて丈夫で毎年飾れますし、花粉が気になる方にもおすすめです。
▼ミモザのリースの作り方はこちら
ミモザの花言葉は、「優雅」「友情」
3月8日は「国際女性デー」です。国際女性デーとは、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定した日。
その日はイタリアでは「女性の日(ミモザの日)」とされ、女性への日頃の感謝の気持ちをこめて男性から女性へミモザの花を贈る習慣があるそうです。素敵ですよね。
▼ミモザの花言葉はこちら
▼ミモザの日についてはこちら
春の訪れを教えてくれる花、ミモザ(ギンヨウアカシア)を部屋に飾ってみませんか。お花屋さんで見かけたらぜひ、一枝買ってみてくさだいね。プレゼントしてもきっと喜んでもらえると思います。
お庭にスペースがある方は、ミモザ(ギンヨウアカシア)を育ててみてはいかがでしょうか。鉢植えでコンパクトに育てることもできますよ。
▼ミモザの育て方はこちら
- 「ミモザ」はギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったグリーンの葉が特徴的な半落葉~常緑高木です。本来の「ミモザ(mimosa)」はオジギソウの学名ですが、黄色の房状の花が咲くアカシアの仲間の呼び名として使われています。 ミモザ(アカシア)は庭木としても人気です。銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木です。ただしミモザ(アカシア)は庭植えにすると非常に大きくなるので、植える場所を考える他に毎年の剪定が必要になります。 3/8は国際女性デーといって、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定しています。この日はイタリアでは「女性の日」とされ、女性への日頃の感謝を込めて、男性から女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣があります。日本でも「ミモザ(アカシア)の日」とされ、女性へミモザ(アカシア)の花を贈る習慣が定着しつつあります。
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