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椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の違いと見分ける方法をご紹介

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椿(ツバキ)と山花茶(サザンカ)はよく似ている。同じツバキ科の植物だけど、何故違う種類なのか分からないほど似ている。有名な見分け方から、これを知っていたらプロの方?と思われるポイントまでまとめてみました。

目次

椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)を間違えたことありませんか?

以前、植物の仕事をしていた入社1年目のヒヨッコだった私。目の前に椿(ツバキ)? それとも山茶花(サザンカ)? と思われる木が・・・。作業に入る職人さんに「これ、椿(ツバキ)ですかね?それとも山茶花(サザンカ)ですかね? 」と尋ねたところ、「葉が大きいから椿(ツバキ)だ! 」と言われました。その後、その木を剪定してスッキリさせた時に、樹木のネームプレートが出てきて、そこには『山茶花(サザンカ)』とありました…。(気が付かないフリをしました。)  椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)は、プロの造園屋さんでも間違うことがあるほど難しいそう。そこで、今までの経験で得た椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の見分け方のポイントをいくつかご紹介します。

椿(ツバキ)と 山茶花(サザンカ)はとてもそっくりな花を咲かせる樹木

以前、植物の仕事をしていた入社1年目のヒヨッコだった私。

目の前に椿(ツバキ)? それとも山茶花(サザンカ)? と思われる木が・・・。作業に入る職人さんに「これ、椿(ツバキ)ですかね?それとも山茶花(サザンカ)ですかね? 」と尋ねたところ、「葉が大きいから椿(ツバキ)だ! 」と言われました。

その後、その木を剪定してスッキリさせた時に、樹木のネームプレートが出てきて、そこには『山茶花(サザンカ)』とありました…。(気が付かないフリをしました。)椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)は、プロの造園屋さんでも間違うことがあるほど難しいそう。そこで、今までの経験で得た椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の見分け方のポイントをいくつかご紹介します。

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椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)について

椿(ツバキ)も山茶花(サザンカ)もツバキ科ツバキ属の樹木。とてもそっくりな姿に、これはどっちの花だろうと迷った方も多いはずです。

椿(ツバキ)も山茶花(サザンカ)もツバキ科ツバキ属の樹木。とてもそっくりな姿に、これはどっちの花だろうと迷った方も多いはずです。

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椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の違いを見分ける3つの方法

椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)は花がある時は見分けやすい

1.花がある時は見分けやすい

花がある時が一番見分けやすいです。一番有名な見分け方がこちらです。

  • 椿(ツバキ):花が散る時に、花首から落ちる
  • 山茶花(サザンカ):花が散る時は、花びらが落ちる

 

花がある時が一番見分けやすいです。一番有名な見分け方がこちらです。  ●椿(ツバキ):花が散る時に、花首から落ちる  ●山茶花(サザンカ):花が散る時は、花びらが落ちる

画像は、椿(ツバキ)が花首から落ちている様子です。

花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われていたというエピソードが有名ですね。

 

花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われていたというエピソードが有名ですね。

画像は山茶花(サザンカ)の花びらが散っている様子です。

2.花が咲いている時期の違い

  • 椿(ツバキ)の開花時期:12月~4月
  • 山茶花(サザンカ)の開花時期:10月~12月

花の品種や種類によっても変わってきますが、一般的に山茶花(サザンカ)の開花時期が早く、椿(ツバキ)の開花時期が遅いです。

3.花の形の違い

●椿(ツバキ):花がやや筒状で立体的で厚みがある  ●山茶花(サザンカ):花がツバキから比べて平面的で薄い

  • 椿(ツバキ):花がやや筒状で立体的で厚みがある
  • 山茶花(サザンカ):花がツバキから比べて平面的で薄い

 

品種によって違いがありますが、シンプルな種類のものほど、当てはまりやすいポイントです。

品種によって違いがありますが、シンプルな種類のものほど、当てはまりやすいポイントです。

4.花がない時期は葉で見分ける

花がない時期は葉で見分ける 花がない時期は葉で見分けます。葉で見分けることが出来ればプロの領域に仲間入りです。

花がない時期は葉で見分けます。葉で見分けることが出来ればプロの領域に仲間入りです。

 

まずは葉の葉脈で見分けるパターンです。  ●椿(ツバキ):中心の葉脈がクリア  ●山茶花(サザンカ):中心の葉脈が黒っぽい

まずは葉の葉脈で見分けるパターンです。

  • 椿(ツバキ):中心の葉脈がクリア
  • 山茶花(サザンカ):中心の葉脈が黒っぽい

 

鋸歯(葉のふちのギザギザ)で見分けることも。  ●椿(ツバキ):鋸歯が浅い  ●山茶花(サザンカ):鋸歯がツバキから比べて深い

鋸歯(葉のふちのギザギザ)で見分けることも。

  • 椿(ツバキ):鋸歯が浅い
  • 山茶花(サザンカ):鋸歯がツバキから比べて深い

 

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最後は葉の裏側の毛で見分ける方法を  ●椿(ツバキ):裏返してもほとんど毛がない  ●山茶花(サザンカ):裏返すと葉脈に沿って毛が生えている

最後は葉の裏側の毛で見分ける方法を

  • 椿(ツバキ):裏返してもほとんど毛がない
  • 山茶花(サザンカ):裏返すと葉脈に沿って毛が生えている

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椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)を観察する時は手袋を!

 

チャドクガに注意!

椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)などのツバキ科には、「チャドクガ」という毛虫がいることがあります。チャドクガの毛に触れると激しい痒みがあり、湿疹が出てしまうので、ツバキ科の植物に触る時は手袋などをして観察すると安全です。毛虫本体がいなくても、脱皮した皮や葉に残った毛だけでも痒みが出ますので、食痕があるような葉は避けて観察してくださいね。

椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)などのツバキ科には、「チャドクガ」という毛虫がいることがあります。チャドクガの毛に触れると激しい痒みがあり、湿疹が出てしまうので、ツバキ科の植物に触る時は手袋などをして観察すると安全です。毛虫本体がいなくても、脱皮した皮や葉に残った毛だけでも痒みが出ますので、食痕があるような葉は避けて観察してくださいね。

▼チャドクガについて詳しくご紹介しています。

 

そっくりな植物って、たくさんありますよね。似すぎていて、どっちがどっちの名前だっけなんてことも多々あるかと思います。この見分ける方法をもとにご自宅の近くや公園で見かけたら、椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)を見分けてみてくださいね。

 

▼他にもある!似ている植物の見分け方

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