秋色アジサイ~美しいアンティークカラーを楽しむコツ

戸松敦子

戸松敦子

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梅雨の季節が近づくと、次々とつぼみが膨らみはじめて爽やかな花を咲かせる紫陽花。ちょっぴりうっとおしい雨が続いても、紫陽花の季節が来たと思うとワクワクしませんか。

最近はアンティーク調のおちついた色合いの素敵な紫陽花も見かけますね。今日はそんな秋色アジサイの魅力をご紹介します。

 

秋色アジサイとは?

以前は、夏に咲いた紫陽花が秋になると少し落ち着いた風情ある色に変わっていく様子を「秋色」と表現し、その時の紫陽花の事を「秋色アジサイ」と呼んでいました。

しかし最近では、よりきれいに色が変わっていくように品種改良されたものが販売され、その紫陽花を「秋色アジサイ」と呼ぶことも多くなりました。

プリザーブドフラワーにも秋色アジサイがありますが、「秋色」はアンティークカラーで趣があり素敵ですよね。

秋近くになると色がゆっくりと変わってシックな色合いになっていく紫陽花。梅雨だけでなく夏以降も紫陽花が楽しめるなんて嬉しいですね。

 

美しい「秋色」を保つポイント

アジサイはアジサイ科の落葉低木です。「秋色アジサイ」として販売されているものは、上手に育てられれば花が晩秋まで美しく咲き、色の変化を楽しむことができます。

育てるのに一番最適な場所は、背の高い落葉樹の下です。落葉樹の下は、夏は上部に葉が茂っているので涼しく、木漏れ日の半日陰~日陰の環境になり、直接雨にもあたりません。冬は上部にある落葉樹の葉が無くなって枝だけになるので、紫陽花に日があたる環境になります。

そのような屋外の明るい日陰でよく育つので、東側のお庭や、建物の陰で育てる事もおすすめです。強い直射日光や西日のあたる場所では乾燥して花(ガク)や葉が焼けて傷んでしまうことがあります。

色を美しく保つためには、普通のアジサイよりちょっぴり繊細なイメージで場所選びが大切です。鉢植えにして少し様子を見てから最適な場所を決めてあげるのもいいですね。

 

秋のアジサイを楽しむ剪定の時期

ふつう紫陽花の開花期は6~7月で、花が終わったらすぐ夏までに剪定します。夏以降に切ると翌年の花芽も切り落とすことになってしまい、翌年花が咲かないからです。

一方、花後に剪定をしないで花をそのまま枝につけておくと、秋までゆっくり花色のグラデーションを楽しめます。

ふつうの紫陽花も、秋色アジサイとして販売されている紫陽花にも共通して言えることですが、秋のアジサイを楽しむ場合は「花は1年おきに楽しむ」と割り切って考えるか、または「半分は夏前に剪定して生花として楽しみ、半分は咲かせたまま残して花色の変化を秋まで楽しむ。」などの作戦を立てても面白いですね。

 

秋色アジサイのドライフラワー

花の水分が少なくなってきた秋頃の紫陽花は、場合によっては空の花瓶に飾っておくだけでドライフラワーになります。ぜひ、雨の降っていない乾燥している日に切って作ってみてください。

ちなみに水分が多い紫陽花は、逆さまにつるしてなるべく一気に乾燥させると美しく仕上がります。

 

明るい日陰で毎年楽しもう

アジサイは落葉樹なので冬になると葉が落ちて枝だけになってしまいますが、翌年になると新芽が出て美しい花が咲きます。アンティークカラーの秋色アジサイは、ちょっとデリケートですがコツをつかめば美しく長く楽しむことができます。ぜひ、お庭やベランダに秋色アジサイの好きな環境をみつけて育てることをチャレンジしてみてください。

 

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戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ。貸し菜園を運営するフラワー&ガーデニングショップ「アグリス成城」のスタッフとして勤務し、収穫祭では料理担当、毎月の寄せ植え講座では講師を担当。友人と共に立ち上げた教室ではプリザーブド&アーティフィシャルフラワーのレッスンと販売を行う。保育園や小学校では野菜・花の講師として食育、花育活動にも携わっています。 植物と寄り添う暮らしの心地良さなどを伝えていきます。

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