エディブルガーデン12か月|10月の作業

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古幡真恵

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いちごにおすすめのコンパニオンプランツは?

にんにく  にんにくは様々な植物と相性が良い「コンパニオンプランツ」の代表格です。にんにくの強い香りが、アブラムシやネキリムシなどの害虫を遠ざけることができます。いちごと混植すると、病害虫を防ぐ効果が期待できます。  ホームセンターや園芸店などで「にんにく種球」を用意しましょう。にんにくはプランターでも簡単に育てられます。

にんにく

にんにくは様々な植物と相性が良い「コンパニオンプランツ」の代表格です。にんにくの強い香りが、アブラムシやネキリムシなどの害虫を遠ざけることができます。いちごと混植すると、病害虫を防ぐ効果が期待できます。

ホームセンターや園芸店などで「にんにく種球」を用意しましょう。にんにくはプランターでも簡単に育てられます。

ニンニク(大蒜)

  • ニンニクはネギ属の仲間で、ガーリックの名でも親しまれています。鱗茎(りんけい)は強い辛味と特有の臭気があり、香辛料として料理に欠かせない存在です。 若い葉を収穫した葉ニンニクや若い花茎を食用にする茎ニンニク(ニンニクの芽)があります。 玉ねぎなどと共に、古代エジプトでは、ピラミッドをつくった作業員たちに強壮剤として支給されていたのがニンニクだったそうです。彼らが粗末な食生活にもかかわらず、重労働に耐えられたのはニンニクの効用のおかげだったのでしょうか。 ネギ科の仲間である玉ねぎ同様、ニンニクの原産地自体が定かではなく、野生のニンニク種というものが見つかっていません。

 

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いちごの伸びてきたランナーはどうするの?

植物を育てる上で、育てる品種も違えば、環境も違い、育てる人も違います。伸びてきたランナーの扱いについては、生産のプロの方、専門家の方の所説を取り入れて実験のようなつもりで育ててみてください。  ランナーを摘み取る説 いちごの実に栄養を取り入れ甘くするために、その時期に伸びてくる不要なランナーを摘み取るという考え方です。  ランナーは残す説 ランナーを放任することでいちごの苗の根を伸ばすという考え方です。というのも、植物の葉は、葉の広がりと同じように地中でも根を広げます。葉を増やすことで、光合成を増やし、いちごを甘くすることができます。

植物を育てる上で、育てる品種も違えば、環境も違い、育てる人も違います。伸びてきたランナーの扱いについては、生産のプロの方、専門家の方の所説を取り入れて実験のようなつもりで育ててみてください。

ランナーを摘み取る説

いちごの実に栄養を取り入れ甘くするために、その時期に伸びてくる不要なランナーを摘み取るという考え方です。

ランナーは残す説

ランナーを放任することでいちごの苗の根を伸ばすという考え方です。というのも、植物の葉は、葉の広がりと同じように地中でも根を広げます。葉を増やすことで、光合成を増やし、いちごを甘くすることができます。

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いちごの収穫後の株はどうするの?

いちご栽培の楽しいところは子株がどんどん増えることです。子株をたくさん育てて、いちご畑も夢じゃないかもしれません。

残す子株

今回育てたのが親株として、そこからランナーが伸びてきたものを子株といいます。

来年の収穫のために、親株から伸びた子株をポットで新たに育てましょう。

その際、一番目の子株は親株の病気などを強く受け継ぐ傾向があるので、二番目、三番目の子株を育苗していきます。また、小さすぎて貧弱な苗も取り除きます。

子株の育苗

ランナーで伸びてきた子株に、土を入れた育苗ポットを置いて根付かせます。

子株が浮いてしまう場合は、U字に曲げた針金などを使って土に活着させましょう。

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10月にまいてほしい野菜の種

家庭菜園の9月の作業では「秋冬野菜はスタートダッシュが重要です」とご紹介してきましたが、今回おすすめしたい野菜の種は、あえて10月にまいてほしい種なんです。10月に種をまくからこそ、寒い冬を乗り切れるお豆たちをご紹介します。

※主に関東温暖地の栽培。種まきや収穫時期は品種にもよります。

ソラマメ

・種まき ~10月下旬頃まで

・収穫  5月~6月頃まで

そら豆(ソラマメ)

  • そら豆は、10月中旬~下旬にかけて種をまくと、幼い苗の状態で冬越しして、3月~4月頃に同じマメ科のスイートピーに似たとても美しい花を咲かせます。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらして、まるで蝶々が羽を広げているようです。野菜の花は全体的に楚々とした小花が多く、色も黄色や白のイメージが強いですが、そら豆の花は野菜の花の中ではとても華やかで、畑に咲いていると目を引きます。 そら豆は花後に緑色のさやをつけ、そのさやは空に向かって上に伸びます。空を向いた豆の姿から、そら豆という名が付きました。また、さやが蚕の繭に似ていることから蚕豆とも呼ばれています。そら豆は5月~6月頃に収穫します。収穫時期が近づいて実がふっくら育ってくると、さやが重くなって下向きに垂れてきます。 さやの中にはふかふかのお布団のようなワタがあり、さやを開けるとワタの上にそら豆の実が2~4個乗っています。実にはさらに薄皮があり、薄皮は食べられるので好みによっては薄皮をむかずにそのまま食べます。若いうちに収穫したものは薄皮が柔らかくてしっとりしていて、熟してから収穫したものは薄皮が固く、薄皮をむいて食べるとホクホクとして濃い味がします。 日本では、主に完熟前の実をさっと火を通して食べます。ビールのお供として人気の野菜です。海外では、完熟したものを乾燥させ、煮豆などに利用されています。

 

スナップエンドウ

・種まき ~10月下旬頃まで

・収穫  4月~6月頃まで

スナップエンドウ

  • スナップエンドウは、サヤエンドウのようなシャキシャキとした莢(さや)の食感と、グリンピースのように豆自体を食べることができる、両方の良さをあわせもったような野菜です。アメリカで育種され、1970年代以降に日本に導入された比較的新しい野菜ですが、今では全国的に栽培が広がっています。 スナップエンドウと同じ仲間のえんどう豆の野生種は、いまだ見つかっていないようですが、えんどう豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。 えんどう豆は、エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でえんどう豆が食べられるようになったのは江戸時代。えんどう豆は早い時代からヨーロッパ系とアジア系に分かれて発展していきましたが、大豆があったためにアジアではあまり広がらなかったようです。

 

さやえんどう

・種まき ~11月頃まで

・収穫  4月~6月頃まで

サヤエンドウ(絹さや)

  • サヤエンドウ(絹さや)は、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」があります。最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも呼び名が色々とあり、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ……など、地域によって様々な呼び方があります。 サヤエンドウ(絹さや)を大きく2つに分けると、草丈200cmほどのつるあり種、草丈40~100cmほどのつるなし種があります。支柱を立てるときの目安となるので、種袋の裏などで品種の確認をしましょう。

 

いかがでしたか?

これだけいちごを眺めていたら、いちごを育てたくなりますね。いちごは畑でも、プランターでも、袋栽培でも育てることができます。親株からランナーを伸ばし、子株で増やすことができるいちご栽培にみなさんも挑戦してみください。

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古幡真恵

農業研究センターで6年間、大豆と稲の研究作物の栽培及び実験助手業務に従事。その後、屋上ガーデン・屋上菜園などの管理業務、エディブルフラワー事務局を経て、植物ライターに。植物・園芸サイトやフリーペーパーなどで活動。

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