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バタフライピーの育て方|花の特徴、種まきのコツやグリーンカーテンの作り方

バタフライピーは、マメ科のつる性の多年草ハーブ。暑い夏にたくさんの花を咲かせるバタフライピーの特徴や育て方、利用法についてご紹介します。

目次

バタフライピー|花の特徴、色の仕組み

植物名:バタフライピー 学名:Clitoria ternatea 科名:マメ科 属名:チョウマメ属 和名:チョウマメ 別名:クリトリア 分類:多年草(日本では一年草扱い)

  • 植物名:バタフライピー
  • 学名:Clitoria ternatea
  • 科名:マメ科
  • 属名:チョウマメ属
  • 和名:チョウマメ
  • 別名:クリトリア
  • 分類:多年草(日本では一年草扱い)

バタフライピーは、夏に美しい青い花が開花するマメ科のつる性の草花、ひとつひとつの花は一日花です。暑さにとても強く、真夏につるをぐんぐんと生長させ、たくさんの花を咲かせます。原産地では多年草扱いですが、冬の寒さに弱いため、日本では一年草として扱われています。

バタフライピーの花の青には、アントシアニンという天然の青い色素が含まれ、煎じるときれいな青いお茶になります。ハーブのマロウティーと同じく、レモンなどの酸性の液体を垂らすと青からピンクに変化します。

バタフライピーの若いさやは、食べることができます。花はフレッシュでもドライでも利用することができます。

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バタフライピーの育て方|栽培環境や種まきのコツ

バタフライピーを育てる場所は、日当たりと風通しの良い場所が向いています。鉢植えでも地植えでも育てることができますが、地植えの方が丈が高くなります。鉢植えでグリーンカーテンにしたい場合は、大きなサイズのプランターを使用しましょう。

バタフライピーを育てる場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。鉢植えでも地植えでも育てることができますが、地植えの方がよく伸びます。鉢植えでグリーンカーテンにしたい場合は、大きなサイズのプランターとつるを這わせる道具を用意しましょう。

バタフライピーの苗の流通

バタフライピーの苗の流通は、ゴールデンウィーク頃からです。ハーブのコーナー、もしくはグリーンカーテン用の素材コーナーに置かれていることが多いようです。

バタフライピーの種まき

バタフライピーは種から育てることもできます。種まきは5月以降が適時です。移植を嫌うので、直まきか、ポット苗に直まきして植え付けまで育てるのが簡単な方法です。

バタフライピーは種から育てることもでき、種まき適期は5月以降です。移植を嫌うので、直まきか、ポット苗に直まきして植え付けまで育てるのが簡単な方法です。

バタフライピーの植え付け

バタフライピーは移植を嫌う性質なので、根を傷つけないようポット苗から優しく抜き取って植え付けます。生長しすぎてしまうとつるが絡まり扱いにくいため、早めに植え付けた方がよいですが、寒さには弱い植物なので遅霜の心配がなくなってからにしましょう。

もし植え付け時につるが折れても、根さえ傷つけなければ株元から再びつるが出てきます。

植え付け時に用意するもの

バタフライピーは、とても生長力のあるつる性植物です。直立できないので、行燈仕立てにするか、フェンスやトレリスなど、這わせる何かが必要です。伸びたつるは、定期的に誘引して管理しましょう。

摘芯|花数を多くするテクニック

つるが伸びてきたら、茎の先を摘芯すると摘んだ下からわき芽が出ます。これを何度か繰り返し、茎数を増やし、ボリュームを出していくことによって、たくさん収穫できる株になります。

バタフライピーの花

6月から9月までの長い期間開花します。日によって花が多い日と少ない日があります。バタフライピーの花は一日花なので、花をお茶などに使用したい場合はその日、その日で摘み取っていきます。フレッシュで使いきれない場合は、天日干しで乾燥させると保存可能です。

6月から9月までの長期間開花し、花は一日花で日によって花が多い日と少ない日があります。

バタフライピーの増やし方|種の採り方

バタフライピーは種で増やすことができます。花のあとに緑のさやができ、その中に種が入っています。

バタフライピーは、種で増やすことができます。花のあとに緑のさやができ、その中に種が入っています。

 

種をとりたい場合は、さやが茶色くなってきてから収穫しましょう。

種を採る場合は、さやが茶色くなったら収穫しましょう。

 

バタフライピーの種

バタフライピーの種

真っ黒で比較的扱いやすい大きさです。さやから取り出し十分に乾かして、翌年の種まきの時期まで涼しい場所で保管しましょう。

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グリーンカーテンにもなるバタフライピー

バタフライピーはツル性植物で、1~3mくらいほどに生長します。このツル性であることと、夏の暑さに強いことを生かして、夏のグリーンカーテンとして楽しむこともできます。

バタフライピーはつる性植物で、1~3mくらいほどに生長します。このつる性であることと、夏の暑さに強いことを生かして、夏のグリーンカーテンとして楽しむこともできます!

バタフライピーの葉の色は明るい緑色で、葉の形状も優し気なのでトレリスに這わせると夏の壁面が明るい雰囲気になります。そこに毎日青い花が次から次へと開花するので、とても涼やかな雰囲気。

 

東南アジアが原産のバタフライピー。東京の暑さにも勢いが衰えることなくぐんぐんと生長し、花は秋まで楽しむことができます。

東南アジアが原産のバタフライピー。東京の暑さにも勢いが衰えることなくぐんぐんと生長し、花は秋まで楽しむことができます。初夏のころの生長は穏やかですが、気温が高くなってくると、つるの伸びが活発になります。適度に摘心し、脇芽を出させながら誘引していくとよいでしょう。

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バタフライピーの楽しみ方 | 利用法

バタフライピーは花の他、若いさやも食べることができます。花はハーブティーとして楽しめ、フレッシュでもドライでも利用することができます。

バタフライピーは花の他、若いさやも食べることができます。ハーブティーはフレッシュでもドライでも利用することができます。

バタフライピーの花は一日花なので、お茶などに使用したい場合は、その日、その日で摘み取り、その日に使い切れない場合は天日干しで乾燥させましょう。

バタフライピーティー

単体でも癖のないハーブですが、レモングラスなど好みのハーブとのブレンドティーとしても楽しむことができます。

バタフライピーとレモングラスのブレンドティー

とてもきれいな色で癒されます。

 

バタフライピーのハーブティーは、レモンやライムなどのしぼり汁を数滴たらすと、青からピンクに変化します。

バタフライピーのハーブティーは、レモンやライムなどのしぼり汁を数滴たらすと、青からピンクに変化します。

▼バタフライピーティーの作り方や楽しみ方をご紹介しています。

 

バタフライピーティーのアイスキューブ

バタフライピーを使って青いアイスキューブを作ることができます。透明感のある青いアイスキューブは、涼し気でおしゃれなドリンクになるのでおもてなしにおすすめ!

▼バタフライピーのフラワーアイスキューブの作り方と楽しみ方

 

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夏の間中、美しい青い花を咲かせてくれるバタフライピーを育ててみませんか?

過去のgarden noteはこちらからどうぞ

 

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