家庭菜園の間引き菜の美味しい食べ方|3種の簡単レシピ
とまつあつこ
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家庭菜園で収穫した数種類の間引き菜を使った、簡単で美味しいサラダや胡麻和えなどのレシピをご紹介します。間引き菜は新鮮で栄養満点!間引き菜が食べられるのは、野菜づくりをしている人ならではの特権ですね。間引き菜があれば葉物野菜を買わずに料理ができるので節約にもつながるなど、嬉しいことがいっぱいです。
目次
- 間引き菜とは
- 間引き菜の種類・食べ方
- 間引き菜を使ったレシピ|胡麻和え
- 間引き菜を使ったレシピ|ドレッシング仕立てのサラダ
- 間引き菜を使ったレシピ|熱々オリーブオイルをかけるサラダ
- 野菜を育てて間引き菜を食べよう♪
間引き菜とは
(撮影協力/アグリス成城) 種まきから3週間後の様子
間引き菜とは、種まきをして芽が出た株の間隔をあけるために、まだ小さいうちに間引いた芽のことです。
通常、種まき後に全ての種が発芽するわけではないので、多めに種をまきます。そのため、芽が出て生長すると、株の間隔が狭くなり、日が当たらなくなったり、栄養不足にもなります。また、風通しが悪くなって病気が発生したり、虫がつくこともあります。
せっかく発芽した芽を引き抜くなんてもったいない気がしますが、より良い環境で美味しい野菜を育てるために、間引きの作業はとても大切です。
先日、種まきから3週間後の芽を間引きしてきました。多めに種まきしたうえに発芽率が高かったので、けっこうな量の間引き菜が収穫できました。
間引き菜の種類・食べ方
間引き菜の種類
間引き菜が収穫できる主な野菜は、コマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイ、シュンギク、サントウサイ、ダイコン、カブ、ラディッシュ、ニンジンなどがあります。
サントウサイ(大東京べかな)
ホウレンソウ(早生サラダあかり)
コマツナ(菜々美)
ハツカダイコン(カラフルファイブ)
間引き菜の食べ方
まず、ボウルに水を溜めて間引き菜を入れ、泥を洗い流します。何度か水を変えてしっかり洗いましょう。根元を持って何株か束ねてハサミで根を切ります。
葉が小さくて柔らかいときは生食用でサラダに、株が育って少し固くなってきたら茹でたり、炒めたり加熱して食べます。
ホウレンソウやスイスチャードのように「シュウ酸」という「あく」の成分を含むものは、大きく育つにつれて「あく」も増えます。小さいうちは生食用にして、大きく育ったら下茹でしてから料理に使いましょう。
間引き菜は、これから大きく育つための栄養分を小さな葉に蓄えていることもあり栄養豊富です。様々な種類の間引き菜を食べれば、いろんな栄養素を摂取できますね。
間引き菜を使ったレシピ|胡麻和え
材料
- 間引き菜(今回はハツカダイコン・カラフルファイブを使いました)
- 砂糖 小さじ1
- 醤油 小さじ2/3~小さじ1
- すりごま 小さじ1
- かつお節 1パック
砂糖、醤油、すりごま、かつお節の分量は、間引き菜のボリュームによります。すべて同量くらいで、少し砂糖を少な目にするイメージで合わせると美味しいです。
作り方
- 間引き菜を洗って根を切る。
- 塩一つまみを入れた熱湯でさっと茹で、ざるにあげる。
- 粗熱が取れたら軽くしぼって水けを切り、食べやすいように包丁でカットする。
- 砂糖、醤油で味を調え、すりごまとかつお節を混ぜる。
間引き菜を使ったレシピ|ドレッシング仕立てのサラダ
オリーブオイルとバルサミコ酢のサラダ
材料
- 間引き菜(今回はホウレンソウ・早生サラダあかりを使いました)
- ミニトマト 適量
- クルトン 適量
- オリーブオイル 大さじ1
- バルサミコ酢 大さじ1
- 塩、コショウ 少々
お好みで粉チーズやサーモン、蒸し鶏などをトッピングしても美味しいです。
作り方
- 間引き菜を洗って根をカットして、水けを切って皿にのせる。
- ミニトマトを半分にカットして、間引き菜の周りに飾る。
- 間引き菜の上にクルトンをのせ、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩、コショウで味を調える。
お好みドレッシングのサラダ
材料
- 間引き菜(今回はサントウサイ・大東京べかなを使いました)
- コーン缶 1缶
- かつお節 1パック
- 市販の和風ドレッシング 適量
作り方
- 間引き菜を洗って根をカットして、水けを切ってお皿にのせる。
- コーン缶の水を切って間引き菜にのせる。
- かつお節と和風ドレッシングをかけて混ぜ合わせる。
かつお節の代わりにツナ缶を使うと、より食べ応えがあって美味しいです。
間引き菜を使ったレシピ|熱々オリーブオイルをかけるサラダ
材料
- 間引き菜(今回はコマツナ・菜々美を使いました)
- ベーコン 3枚
- ニンニク 1かけ
- オリーブオイル 大さじ5
- 塩、コショウ 少々
作り方
- 間引き菜を洗って根をカットして、水を切って皿にのせる。
- ベーコンを食べやすいサイズにカットし、ニンニクの皮をむいて薄くスライスする。
- フライパンにオリーブオイル、ベーコン、ニンニク、塩、コショウを入れて焦がさないように加熱し、火が通ったら熱いうちに間引き菜にかける。
作りたてが一番美味しいので、食べる直前に熱々のソースをかけるのがおすすめです。ベーコンの塩気があるので、塩は少な目がいいですね。
野菜を育てて間引き菜を食べよう♪
家庭菜園で葉物野菜を育てるとき、間引き作業は必須です。1回目の間引きでとれる間引き菜は小さいので、間引く作業も、洗って根を切る作業も少し手間がかかります。でも、可愛いベビーリーフたちは栄養たっぷりで美味しいので絶対無駄にしたくありません。
種まきから4週間後の様子
2回目以降の間引きをするときには、だいぶ生長するので扱いが楽になります。間引く数も少なくて、洗って根を切る作業も簡単です。
基本的に、コマツナなどの葉物野菜は春と秋に種まきできますが、春にまくと生長が早くてすぐに収穫できるのでおすすめです。ぜひ育ててみてくださいね。
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