クレベラントセージとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- クレベラントセージ
- 学名
Salvia clevelandii
- 別名・流通名
- オータムセージ
- 科名
- シソ科
- 属名
- サルビア属
- 原産地
- カリフォルニア
クレベラントセージの特徴
クレベラントセージは、カルフォルニア原産の常緑低木で、初夏から秋にかけて、淡い紫色の花を咲かせる観賞用のセージです。クレベラントセージの花は、茎に段々とリング状の小さな花が集合している姿で咲きます。茎は柔らかい毛に覆われて、葉っぱには甘い香りがあります。葉っぱのシルバーグリーンと、花の淡い紫色の色合わせがとても美しく、涼しげな雰囲気があります。
クレベラントセージの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 60~100cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 淡い紫 |
開花時期 | 5月~10月 |
クレベラントセージの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりがよく、風通しのよい場所に植えましょう。明るめな半日陰なら栽培可能ですが、日照不足になると花付きが悪くなります。数年がたつと大株になるので、隣の植物との株間は余裕をもって植え付けましょう。
用土
草花用、ハーブの土などで問題なく育ちます。自分で用土を作る場合は、小粒の赤玉6:腐葉土4の割合に市販の園芸用の培養土を少し混ぜても良いでしょう。セージ類は全般的に乾燥気味を好むので、水はけのよい土に植えましょう。
クレベラントセージの育て方のポイント
水やり
地植えのクレべラントセージは、根付いてからの水やりは必要ありません。真夏の日照りで土が割れてしまうほど雨が降らない場合は朝か晩に水やりをします。鉢植えのクレべラントセージは、乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。
肥料
地植えのクレべラントセージは、さほど肥料をやらなくても開花します。鉢植えのクレべラントセージは春と秋に緩効性化成肥料を施しましょう。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
クレベラントセージの詳しい育て方
選び方
葉の色が黄色くなっていないきれいなシルバーグリーンで、葉っぱが密集してついている苗を選びましょう。
植え付け
地植えにする場合は、春と秋に植え付けをすることができます。春は4月から5月、秋は9月から10月の陽気がよい時期が一番確立が高いでしょう。鉢植えの場合は、ポット苗で買ったものは早めに植え替えてあげた方が苗のためになります。
仕立て方
クレべラントセージは低木のため、数年した茎は太く木化してきます。定期的に枝を切り戻すと、姿が整います。横にも広がって茎を伸ばしていくので、植える場所は広めにとりましょう。宿根系のセージは多品種がありますが、クレベラントセージは比較的ゆっくりと生長するセージです。
剪定・切り戻し
花の開花後、切り戻し剪定をしておくと、姿のよい株になります。切り戻し次第で、同じクレベラントセージでも花丈や株の姿がだいぶ変わります。
花
初夏から秋に開花します。花の開花後は切り戻しをしておくと、姿が整います。
収穫
クレベラントセージはポプリの材料にもできます。
冬越し
ある程度の耐寒性はありますが、霜にあたるような日々が続くと弱る可能性があります。寒冷地では鉢植えの管理の方が安全です。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木、株分けで殖やすことができます。