ピラカンサ(ピラカンサス)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ピラカンサ(ピラカンサス)
- 学名
Pyracantha
- 英名
- Himalayan firethorn
- 和名
- 常盤山査子(トキワサンザシ)
- 別名・流通名
- ピラカンサス、トキワサンザシ
- 科名
- バラ科
- 属名
- トキワサンザシ属
- 原産地
- 南ヨーロッパから東南アジア
ピラカンサ(ピラカンサス)の特徴
ピラカンサは、庭木や生垣として人気のあるバラ科の常緑低木です。春の終わりから初夏には小さな真白な花を枝いっぱいに咲かせ、秋から冬に枝をしなるらせるほどたくさんの果実を実らせます。果実は年が明けても枝に残っていることが多く、2月頃まで楽しむことができます。あまり手をかけずとも毎年結実してくれるので、庭木として人気の樹種です。葉の密度の高く常緑で、枝には細かいトゲがあることもあって、生垣としても利用されます。
ピラカンサというのは、ピラカンサ属の数種類を指して使われる呼称です。赤い果実を付けるトキワサンザシ(Pyracantha coccinea)の他、黄色い果実のタチバナモドキ(Pyracantha angustifolia)などがあります。
ピラカンサ(ピラカンサス)の詳細情報
園芸分類 | 庭木 |
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草丈・樹高 | 3~5m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 5月~6月 |
ピラカンサ(ピラカンサス)の種類
トキワサンザシ
- 学名:Pyracantha coccinea
ピラカンサという名前で流通しているものの多くは本種。寒い季節に真赤に色づく実が美しい庭木です。
タチバナモドキ
- 学名:Pyracantha angustifolia
タチバナモドキは、黄色の実をつけるピラカンサ。鉢植えで流通しているものも見かけます。
ピラカンサ(ピラカンサス)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
観賞期(結実) |
ピラカンサ(ピラカンサス)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと水はけの良い場所を好みます。
用土
肥沃な土壌の方が果実をたくさん実らせます。植え付け時にはたっぷりと腐葉土をすき込むようにしましょう。
鉢植えは、市販の培養土で問題なく育ちます。
ピラカンサ(ピラカンサス)の育て方のポイント
水やり
庭植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。極端に高温や乾燥が続いた時は、株元にたっぷりと水やりをします。
鉢植えは、表土が乾いたら鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水やりをします。
肥料
開花前の3月頃に緩効性肥料を施します。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
ピラカンサ(ピラカンサス)の詳しい育て方
選び方
主幹がしっかりとしていて、葉に光沢があるものを選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、3月~4月、10月です。植え付け後はたっぷりと水やりをします。
仕立て方
それほど樹形が乱れる樹種ではありませんが、棘のある枝を横に広げるので、不要な枝は適宜剪定しましょう。
剪定・切り戻し
秋頃から翌年の花芽の準備に入ります。剪定は花後~9月くらいまでに済ませるようにしましょう。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、3月~4月、10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
ピラカンサの花は、5月~6月頃に咲きます。花びらが風に吹かれて飛んでいく様子は、粉雪が舞うような美しさです。
収穫
果実は10月の終わり頃から色づき始めます。真赤、あるいは黄色の果実は食用にはなりませんが、切って花瓶に生けて楽しむことができます。
冬越し
ピラカンサは寒さに強い常緑樹です。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。