「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑1201-1210件 / 全1474件

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クリ(栗)

  • クリ(栗)は、果実が秋の味覚として有名な落葉高木です。アジアからヨーロッパ、北米まで、多くの品種が分布しています。主に日本で流通しているのは、日本原産の和栗(ワグリ)とも呼ばれる柴栗(シバグリ)の改良品種で、その種類は数十種類から百種類を超えるとも言われています。 クリ(栗)は雌雄同株で、初夏5~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせます。雌花は、雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。雄花が開花したクリ(栗)の木は、遠くからみると白く樹木全体が煙るようで、見ごたえがあります。クリ(栗)の花には独特の芳香があり、初夏の開花の時期になるとどこからともなく風に乗って漂ってきます。 クリ(栗)は雌雄同株ですが、自家受粉し辛いので違う品種の木を近くに植え付けるなどの工夫が必要です。クリ(栗)の果実は、無数の針のようなイガに包まれていて、最初は緑色ですが熟すと茶色に変わり、イガが弾けて中からクリ(栗)の果実が現れます。

吾亦紅(ワレモコウ)

  • 吾亦紅(ワレモコウ)は、バラ科の多年草です。晩夏から秋にかけて日当たりのいい野原や川辺に咲く山野草です。その華奢で風にそよぐ草姿は風情があり、茶花にも使われています。 吾亦紅(ワレモコウ)の花は、茶色に近い赤花が一般的ですが、白花種もあります。草丈は50㎝~160㎝ほどになり、華奢な茎先を枝分かれさせて複数の花を咲かせます。吾亦紅(ワレモコウ)の花のように見える部分は、花びらの無い1~2㎝程度の小さな花穂です。葉は楕円形で、ギザギザとしたノコギリの葉のような切れ込みがあり、その形は羽毛のようにも見えます。改良品種には斑入り葉の品種もあります。 サラダバーネットというハーブは、この吾亦紅(ワレモコウ)の仲間で、よく見ると吾亦紅(ワレモコウ)に良く似た葉をしています。サラダバーネットは日本の多湿に弱く、夏の蒸れで枯れてしまいがちですが、寒冷地や風通しの良い場所で管理することで長く楽しむことが出来ます。

ワイルドオーツ(グリーンスケール)

  • ワイルドオーツ(グリーンスケール)は若草色がきれいな多年草です。春から夏にかけては、明るいグリーンの葉や花を大きく下垂させます。華奢な茎を大きく揺らすように伸ばし風にそよぐ姿が美しく、自然な感じを強調してくれる植物です。庭植にすると景色の中に動きを出してくれる存在となります。 切花ではグリーンスケールという名前で流通しています。他にも洋種小判草や宿根小判草という名でも流通していますが、コバンソウとは別種です。和の雰囲気にも洋の雰囲気にもあわせられますので、用途は多様です。夏季の花生けは、このワイルドオーツ(グリーンスケール)を入れるだけで、涼やかな雰囲気が演出できます。

マクワウリ(まくわうり・真桑瓜)

  • メロンの原産地は現在アフリカ大陸説とインド説が存在します。というのも、メロンが世界各国に様々な品種、変種が存在するためです。このマクワウリもメロンの一種で、つる性の1年草です。日本でも古くは縄文時代にマクワウリが食べられていたとされています。 マクワウリという名前の由来は、現在の岐阜県の当時真桑村と呼ばれていた産地のマクワウリが良品だったことから、真桑瓜(マクワウリ)という名前が付けられ広まりました。 マクワウリは様々な品種と呼び名があります。味瓜(アジウリ)、甘露(カンロ)、甘瓜(アマウリ)、甜瓜(テンカ)など地方によって呼ばれ方も違い、黄色や緑色、縞模様、丸形や俵型など姿形の異なるマクワウリがあります。 現在はメロンの方が市場に多く出回っていますが、以前はマクワウリが主流で日本のお盆のお供えにも欠かせない果物の一つでした。 「ネット」と呼ばれるメロンの皮に出来る模様のない「プリンスメロン」は、マクワウリとメロンをかけ合わせたものです。

アーティチョーク

  • 地中海原産のキク科の野菜としては大型で、アザミに似た多年草のハーブです。 アーティチョークは日本では食材としてあまり普及しておらず、一部のレストランで提供されている食材といった印象が強い野菜です。 アーティチョークは大きな蕾ごと店頭で売られているものの、そこから下ごしらえをして食用となる部分はごくわずかになります。初めて食べる方は、物足りなさを感じるかもしれません。 しかし、一度食べたことがある方なら、その美味しさのために面倒な下ごしらえも進んでするほどの美味しさです。味はユリ根のようなお芋のようなデンプン質の甘みをもちます。

エシャレット

  • エシャレットは多年草で、開花しますが種子は作らず鱗茎で繁殖します。 エシャレットという名前に、とても似た名前の野菜で、エシャロットというものがあります。時々同じものとして扱われますが、全く別の野菜です。 エシャレットとは、若採りのラッキョウのことをいいます。当初若採りラッキョウが「エシャロット」として市場に出回ったため、今でも混同してしまう原因となっています。両者を間違わないようにするために、エシャロットを「ベルギーエシャロット」と呼ぶことが多いようです。 らっきょうの若採りであるエシャレットは、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つではありますが、一般的ならっきょうほど香りやクセが強くなく、生のまま食べられます。 ちなみに、エシャロットは玉ねぎの仲間で、主にオランダやベルギーなどヨーロッパからの輸入品が多くを占めます。

ウツボカズラ

  • ウツボカズラは代表的な食虫植物で、現在約90種類が確認されています。ウツボカズラのつぼ型の部分は捕虫器といって、葉が変化したものです。中の液体のほとんどは水ですが消化液が含まれているため、虫などを消化することができます。ウツボカズラは根が貧弱で寒さにも弱いため、栽培の難易度が比較的高い植物です。

フウラン(風蘭)

  • フウラン(風蘭)は常緑広葉樹林に生えている大木の高い枝や梢に太い根を這わせて自生しています。5㎝~10㎝程の細くて硬い葉を出し、3㎝~10㎝の長さの茎を葉の脇から伸ばして、6月~7月に1㎝~1.5㎝程の香りのある花を咲かせます。花の色は白、ピンク、淡いピンク、グリーン、淡グリーン等、多くの種類があり園芸種として人気があり楽しまれています。野生種としての分布は関東以西で四国や九州の温暖な気温の地域に自生しています。

アストランティア

  • アストランティアは、セリ科アストランティア属の植物で、別名「マスターウォート」と呼ばれています。アストランティアは、ヨーロッパ中部から東部が原産で、花の開花は5月~7月位です。アストランティアの背丈は40~80cm程度になり、星のような形をした花びらの花を咲かせます。学名の「Astrantia」は、ギリシャ語で星を意味する「Astra」が語源となっています。 アストランティアの花は、独特なフォルムをしています。半球状で花びらに見える部分は「総苞」です。その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気のため、欧米のガーデンにはとてもよく植栽されています。アストランティアは高温多湿が苦手なため、真夏の気候が厳しい日本の平野部ではなかなか夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。 流通としては、苗ものより切り花としての流通量の方が多い植物です。主役級の花ではありませんが、フォルムのユニークさからアレンジのわき役の素材としてフローリストには人気です。  

山紫陽花(ヤマアジサイ)

  • 山紫陽花は日本の各地で古くから自生している野生種の紫陽花です。丸く小さめの花房と小ぶりな葉が繊細な印象を与えます。細い枝の先に、たわわな花が咲き満開で膨らむ様子は可愛らしさと華やかさを見せてくれます。 山紫陽花は日本の風土に良くあい耐寒性と耐暑性もあり、置き場所も直射日光を避けた日当たりの良い場所から半日陰まで育てやすい植物です。仕立て方によっては鉢植えで小さく育てる事も出来ます。 紫陽花は別名「七変化」と呼ばれる事からも想像がつくように、花色を鮮やかに変化させます。色の変化は土の性質(成分)を吸収する事によって植えられた土によって色を変化させる特徴がある植物です。 山紫陽花は有毒の為、花や葉を口にしない様に注意が必要です。

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