「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑1261-1270件 / 全1474件

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マングローブ

  • マングローブは熱帯から亜熱帯の汽水域(海水と真水の混ざり合う河川の河口付近)に自生する植物の総称です。東南アジアでは街路樹に用いられているほどポピュラー。日本では「メヒルギ」「ヤエヤマヒルギ」などが自生しています。園芸植物の多くは水を与えすぎると根腐れしてしまいますが、マングローブはむしろ湿った環境を大いに好みます。肥料も要りません。むしろ不用意に与えると根腐れの原因になってしまいます。地表から気根、呼吸根と呼ばれる根を大きく露出させるのも特徴です。本州で冬越しさせるには温室が必要となってきますが、ユニークな性質のマングローブをぜひ育ててみてください。現地は30mを超える大木にもなります。

ラズベリー

  • ラズベリーの日本名はヨーロッパキイチゴ、西洋キイチゴといいますが、フランス語のフランボワーズともよばれています。白い可憐な花を咲かせたあとに赤色・黄色・紫色などの可愛い宝石のような実をつける樹高1~1.5mの小低木です。その色鮮やかな果実は甘酸っぱく香りが高いので生食の他にも、ケーキやタルトなどの洋菓子に使用されます。 ラズベリーは自家結実性なので1本だけでも実がなります。ラズベリーの中には、1年に1度実がなる一季なり性と1年に2回実がなる二季なり性のタイプがあります。一般的にはトゲがあるので少し注意が必要ですが、種類のよってはトゲのない品種もあります。地下茎で増え繁殖力が強いのも特徴です。花芽は「混合花芽」という1つの芽の中に葉枝と花芽の両方を持っており、7月頃に分化します。寒冷地に適しているので、暖地は栽培に向いていません。

サボテン

  • サボテンは多肉植物の中のサボテン科の植物。アメリカ、メキシコ、中米が原産。乾燥した砂漠や、雨の少ない土地、高山などの他の植物が育ちにくい過酷な環境でも生育できるよう、葉、茎、根に水と栄養分を蓄えています。サボテンの種類は交配種などをいれても非常に数が多いです。サボテンの特徴はトゲの部分に綿毛のような「刺座(しざ)」があることです。

アオキ(アオキバ)

  • アオキはつややかな葉が特徴的な常緑樹。「アオキバ」「アオギ」とも呼ばれます。 耐陰性、耐寒性に優れているため北向きの土地で植栽として重宝されています。葉が美しく、冬でも落ちないので生け垣としてもうってつけ。落葉樹の下植えとしてもよいでしょう。庭の日当たりが悪いので何を植えたらよいか分からない、ガーデニングが苦手ですぐ枯らしてしまうという方におすすめのアオキです。 植栽や生け垣として複数のアオキを植えていると、結実することがあります。ドングリ型の実は寒さにあたると南天やマンリョウのように赤く色づきます。

ティランジア・カルミネア

  • ブラジルの固有種で、肉厚な葉に美しい花を咲かせる美種です。 名前の由来は花苞がカーミン色に染まるからだそうです。 ストリクタに似た花苞の形で、株が充実していればとてもボリュームのある花を咲かせてくれるでしょう。 原産地はブラジルのリオデジャネイロ州にあるロゼア山です。ほぼ垂直の断崖絶壁に、二枚目の写真のような形で自生しています。 中々開花せず、長く下垂した茎の先端部分に葉が密集します。 また、子株を出す数も非常に少ない為、スプレンゲリアナやカウツキー以上に増えません。 葉は肉厚でトリコームが薄く乗っており、片方に強く湾曲します。 性質的には癖が強く、栽培難種とされています。 他のティランジアに比べ根が重要なようで、いかに早く発根活着をさせるかがポイントのようです。 数年前にカルミネアを育種していたナーセリーが無くなったため、現在カルミネアはほとんど流通していません。 ストリクタ・ピニフォルミスがカルミネアとして流通することもありますが、本種とは全くの別種で、見た目も全く違います。 また、テヌイフォリアの小型種にカルミネアに草姿が似ているものがあり、カルミネアとして流通したそうですが、現在はそのテヌイフォリアもほとんど流通していません。

ティランジア・ガルドネリ・ルピコラ

  • ブラジル赤花(エーレルス女史(Renate Ehlers)が1996年12月に発行した DIE BROMELIE Vol.3 The Red-Flowered Tillandsias from Brazil に記載されている品種とチュリフォルミスなどの新品種を加えたもの)の1種であるガルドネリの変種ルピコラです。 自生地はブラジルのリオデジャネイロ州、カボフリオの近郊の海岸部です。 DIE BROMELIEに載っているルピコラの自生地画像を見るとバックに海が写っており、いかに海が近いかが伺えます。 野性採取個体を実際に手に取っていみると、垂れ下がっている下葉の部分が磯臭く、海水に当たっているというのが分かりました。 このことから、葉の間に小さな蟹の死骸が挟まっていたということにも納得がいきます。 一般的に、植物は塩害に弱いものが多いですが、ルピコラは塩害耐性がかなり強いようです。 基本種との違いは草姿と花がありますが、草姿は実生で増やされたものや仕立て方によって基本種と区別がつかない場合もあるため、花を見た方が確実です。 基本種は濃いピンク色で、ルピコラはピンク色~淡いピンク色の花を咲かせます。 ルピコラの草姿は大きく分けて3タイプあり、基本種の様に葉を長く伸ばして比較的大型になるものと、画像の葉が分厚くなり短い野生採取株由来のもの、開花サイズが小さいドワーフ(コンパクトタイプ)があります。 葉が分厚く短いものは流通量が少なく、数年前(2017年現在)までは小さな子株が輸入されていたようですが、現在ではほとんど見られません。 基本種は栽培難種として有名ですが、変種のルピコラは強健で、比較的育てやすいと言われています。 強健でありながら流通量が少ないのは、自生地が限られていることと、開花しにくく増えにくいという点があげられます。

ディッキア

  • ※この図鑑はディッキア属に関するものです。各品種につきましてはそちらをご覧ください。 ディッキアは南米に自生しているグラウンドブロメリア(岩や土に生えているブロメリアのこと)で、多肉質な葉と葉の縁に生えているノギが特徴です。 暑さ寒さ乾燥に強く、非常に育てやすい植物です。 同じブロメリア科であるティランジアの趣味家だけでなく、多肉植物の趣味家にもディッキアを収集、育種している方がいます。 有名な育種家にビル・ベイカー氏、ブライアン・チャン氏などがいます。 ディッキアは交配種が豊富で、両育種家が交配して誕生させた株はクオリティが高く、人気が高いです。 葉色も純白なトリコームに覆われたものや緑葉のもの、深い赤色をしたものなど様々です。 自生地としては中南米となっていますが、特に有名なのがブラジルで、多くのディッキアがブラジルで発見されています。 環境としては岩場の乾燥したところから、川岸など様々です。 乾燥に強いため水やりをあまりしなくても問題なく育ちますが、実は水好きのため小さいうちは水はけの良い用土に植え込み、水やりの回数を増やすと発根しやすくなります。

ジニアエレガンス

  • ジニアは、暑い時期にも花が休むことなく咲き続けてくれるありがたい1年草です。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長い間咲く草花です。 最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多いので、とても色幅が多いのも魅力です。 ジニアは、たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まで、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々、咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き・・・など、とても多様です。 その中で最も品種が多いのが、エレガンスの系統です。その他、リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)、プロフュージョンなど、最近開発された品種もあります。 最近、園芸だけでなく、切り花としても流通してきたことから、今後ますます品種や色あいが多様になり、人気が出てくる花のひとつと思われます。

コルムナリスゴールド

  • 葉と葉の間が詰まっており、イワヒバのような草姿をしています。 太い枝に細い枝が相互に出てきて苗木では平たい印象を受けます。 似たような樹形のコルムナリスグラウカがありますが、ゴールドの方が葉のワックスが少なく、鮮やかな黄緑色に見えます。 エルウッディーなどよりも香りは弱めです。

コルムナリスグラウカ

  • 葉と葉の間が詰まっており、イワヒバのような草姿をしています。 太い枝に細い枝が相互に出てきて苗木では平たい印象を受けます。 似たような樹形のコルムナリスゴールドがありますが、グラウカの方が葉のワックスが多く、青みがかった緑色に見えます。 エルウッディーなどよりも香りは弱めです。

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