ハマナス
- ハマナスは、バラ科バラ属の落葉低木。原種のバラのひとつで、耐寒性が強く、日本では北海道をはじめ中国地方より北の日本海側、太平洋側の茨城までの海岸沿いの砂地に自生しています。低温と潮風に強いため、海岸の公園緑地などでもよく見られます。ハマナスの名は、浜に自生し、果実がナシの実に似ることからハマナシと呼ばれ、それがなまってハマナスとなったことにちなみます。 4月~7月頃、枝先に一重のピンクの花が開花したあと、秋に果実が赤く熟し、生食のほかジャムや果実酒などに利用されています。花には香りがあるため、精油や香料の材料としても使われています。 ハマナスは園芸用のバラの交配親にも使われ、ハイブリッド・ルゴサ系という系統で多くの品種が作出されています。