- ダイダイは、ミカン科ミカン属の常緑樹です。冬に実る果実は、明るいオレンジ色で球形、果皮に厚みがあり、果肉は酸味があります。ダイダイは、新しい果実が実ってからも古い果実が数年枝に残ることや、ダイダイという名前が「代々」を連想させることから、子孫繁栄の縁起の良い木とされ、正月飾りに利用されることで有名です。また、枝に残った古い果実がもう一度緑色に戻るというのが特徴で、回青橙という別名があります。「だいだい色」の語源は、ダイダイの果実の色に由来しています。 ダイダイは、インドのヒマラヤ地方原産で、変異をしながら世界中に広まっていったと考えられています。日本には、古来に中国を経由して渡来しました。英名を Bitter orange(ビターオレンジ)というように、果実は酸味が強く苦味があるので生食には不向きですが、ポン酢やマーマレードに利用される他、果皮を乾燥させたものは橙皮という名の生薬として利用されています。また、ダイダイの花には芳香があり、ネロリという精油の原料にされています。