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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ナツメ

  • ナツメは、果実を食用にするクロウメモドキ科の落葉高木です。栄養効果が高いことで有名なデーツはナツメヤシの果実であり、ナツメとは別種です。ナツメの果実は、青い時は青リンゴに似た甘味と食感があります。完熟すると茶に近い赤色となり、果肉は柔らかく変化します。 ナツメは、枝に鋭い棘があるのが特徴です。葉が繁っている期間は見えづらいので、幹に触れるときは注意が必要です。収穫する際には軍手を着用するようにしましょう。 雌雄同株なので、1本で結実します。ナツメの果実は生食もできますが、乾燥させたものが漢方では生薬として扱われています。日本ではナツメを果物として食べる習慣はあまりなく、流通はほぼありません。    

サカキ

  • サカキは、昔から日本の山野に自生する、サカキ科サカキ属の常緑高木。常緑であることから、霊力のある木と信仰され、お榊として神棚に備えられたり、神事の玉串として使用されています。 樹高4~5mで、10m近くまで大きくなることもあります。葉は固く、厚みと光沢があるのが特徴。6月~7月に、直径5mm程度の小さな白い花を、葉の脇から数個咲かせます。古くから日本に自生している木ですが、寒さに弱いため、寒冷地には分布していません。 サカキと同じようにお榊や神事に利用される樹種にヒサカキがありますが、サカキ科ヒサカキ属に分類される別種です。

ユウスゲ

  • ユウスゲは、明るい黄色のユリに似た花を咲かせるワスレグサ科の多年草。花は、夕方に咲いて午前中に萎れる、夜咲きの一日花です。夜咲きといっても、完全に日が落ちる前に咲き始めるので、夕方から花を楽しむことができます。ユウスゲの花は、直径10~15cm程度、花びらは6枚で大きく開き、花の付け根は筒状になっています。枝の先に2~3個の花を咲かせる様子は、スカシユリを思わせる優雅さです。また、花にはほのかな芳香があります。 ユウスゲは、ウコンカンゾウの変異種で、日本固有変異種。ウコンカンゾウは中国原産の植物です。ススキ野原のような、乾燥した草原を好んで自生する花ですが、最近では数を減らし、絶滅が危惧されています。ただし、園芸種が流通しているので、育てることも愛でることもできます。 ユウスゲという名前は、漢字で書くと「夕菅」、夕方に開花することと、カヤツリグサ科のスゲに葉が似ていることに由来します。また、スゲに似ていて、黄色い花を咲かせることからキスゲという別名でも呼ばれます。

ユズ

  • ユズは、ミカン科の常緑小高木で、晩秋から冬にかけて鮮やかな黄色の香り高い実をつけます。ユズは、柑橘系では珍しく耐寒温度が-7℃と耐寒性が高いため、風よけや幹の防寒は必要ですが、南東北地方までなら栽培することができます。 ユズの実は、非常に酸味が強く生食向きではありませんが、吸い口や調味料、ジャムとして使われるほか、強い香りで邪を払うということから冬至の柚子湯には欠かせません。 ユズは、栽培も柑橘の中では容易で、自家結実性があるため1本で実をつけます。枝には鋭く長いトゲがありますが、近年ではトゲのない品種も出回っているので、小さいお子さんがいる家庭ではトゲの少ないユズを購入されるとよいでしょう。

ロウバイ

  • ロウバイは、中国原産のロウバイ科の落葉低木です。初春に蝋(ロウ)でコーティングしたような質感の淡い黄色の花が開花し、花には芳香があります。ロウバイと名がついていますが、梅の仲間ではありません。花の少ない1月~2月頃に明るい黄色の小花が枝の先に開花し、葉は花の後に出てきます。 ロウバイの仲間は園芸品種も数種あります。従来のロウバイは、花の中心部が赤黒くなっているのが特徴です。園芸品種の中には花芯まできれいなクリーム色のソシンロウバイもあります。   非常に強健で、あまり土壌を選びません。半日陰くらいでも花を咲かせ、昔から庭木として人気があります。

ノコンギク

  • ノコンギクは、秋の野原で小さな花を咲かせる、キク科シオン属の多年草。日本固有種の野菊です。名前の由来は、野に咲く紺色の菊だから、あるいは、園芸種のコンギクと区別するためだからといわれています。実際は紺色というほど青みは強くなく、青紫か紫、淡い紫、ほぼ白に見えるようなものもあります。つぼみの状態の色が濃い青紫色なので、花色が白に近くても、つぼみを確認するとノコンギクであることがわかります。 草丈40~100cm程度、よく分枝し、茎の登頂に花径2.5cmほどの花を数個ずつ咲かせます。花の外側は紫の舌状花、中心は黄色い筒状花です。葉は卵型に近い楕円形で、縁に鈍い鋸歯があり、表面を触るとざらざらしています。

シバザクラ

  • シバザクラは、北米原産のハナシノブ科の多年草。花詰草、花爪草などの別名もあります。フロックス属は非常に種類が多く、一年草のフロックスPhlox drummondii、宿根草の宿根フロックス Phlox paniculata やツルハナシノブ Phlox stolonifera など、種類によって開花時期や草姿、性質などが違います。シバザクラ Phlox subulata は、這うように広がる匍匐性の性質の多年草で、4月~5月が開花時期です。 開花時期の春になると、地面が花で覆われるほどたくさんの花が開花します。好みの環境に植えれば、株は次第に広がり群生します。花の色は、ピンク系濃淡をはじめ、白、紫などバラエティー豊富です。最近は、複色や花の大きさが500円玉サイズの大輪種など、特徴のある品種も育種されています。 満開時の美しさは息を飲むほどで、公園や植物園などの広い敷地に植栽された場所は、春の観光名所となっています。 シバザクラの名は、サクラと同時期にサクラに似た花を芝のように咲かせることにちなみます。英名では「Moss phlox」と呼ばれ、地面を這う姿が苔(Moss)にたとえられています。

スイセン

  • スイセンは、早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲きます。スイセンの園芸品種の数は数万品種もあり、とても種類が豊富です。品種によって一本の茎から一本の花が咲く種もあれば、日本水仙のような房咲き種もあります。最近では八重咲種など、新品種のスイセンが毎年のように登場します。冬咲きと春咲きの品種が多いなか、秋に咲く品種もあります。 スイセンは、数年間は植えっぱなしで管理でき、環境が合えば球根が年々増えていくのでガーデニング初心者にはおすすめの球根の花です。球根をまとめて植え付けておくと、年々分球し、とても見事な空間となります。日本全国には、たくさんのスイセンの群生スポットが存在します。

レモン

  • レモンは、ミカン科ミカン属の常緑低木です。樹高があまり高くならないので、庭やベランダで育てやすい果実の一つです。春から初夏に芳香のある、白くかわいらしい花を咲かせます。果実は、卵型で酸味があり、果皮にも香りがあります。レモンの果実は、熟すにつれグリーンから明るい黄色に変化します。 病害虫も比較的つきにくいため家庭でも育てやすい庭木ですが、温暖な気候を好み、柑橘類の中では耐寒性は弱いため、寒冷地では冬越しが難しいこともあります。 レモンの果実は、ビタミン、カルシウム、カリウムなど栄養も豊富。フレッシュの果実は酸味と香りの良さが魅力で、料理やお茶、お酒、スイーツなどの香り付けとして多く利用されています。さらに生食の他、ジュースやお酒、コンフィチュール、ドライフルーツとしても楽しめます。レモンの果皮も乾燥させてレモンピールとして、焼き菓子やチョコレート等のお菓子に利用されます。

ザクロ

  • ザクロは、ミソハギ科ザクロ属の落葉高木です。夏に咲くオレンジ色の花も、秋に熟す実も観賞用とされています。また、実は食用になり、生食ができる他、ジュースや果実酒にして楽しめます。 ザクロは、幹や枝が細く、灰褐色で、光沢のある明るいグリーンの小さな葉をつけます。枝に小さなトゲがあるのも特徴です。日当たりが良ければ花付きが良く、実もたくさん収獲できるので、昔から庭木として好まれてきました。八重咲きの花を咲かせるハナザクロと呼ばれる種類は、結実しませんが花が美しいので観賞用として人気があります。他にも、ヒメザクロや一才ザクロと呼ばれる樹高30~50cm程度の矮性種もあります。 ザクロの花が咲くのは初夏、肉厚なオレンジ色のガクの間から飛び出すように鮮やかな赤に近いオレンジ色の花びらを広げます。花後に雨が降ることが多く、木の周辺にタコウィンナーを思わせるオレンジ色のガクが落ちているのを見かけます。ザクロの実は、直径5~10cmほどの赤褐色やオレンジがかった赤色のボールのような果実で、熟すと果皮が裂けて果肉が見えるようになります。なかには半透明で赤紫色の果肉がたくさん入っています。この小さな果肉は一つの果実に多いと800粒も含まれているといわれています。

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