記事カテゴリ

Special

「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

61-70件 / 全1554件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ミツバツチグリ

  • ミツバツチグリは、バラ科キジムシロ属の多年草です。日本在来種で、北海道から九州まで自生しています。ミツバツチグリという名前は、葉が3枚の小葉からなる複葉であること、ツチグリという植物に似ていることに由来します。ツチグリの根は食用になりますが、ミツバツチグリは食べられません。 ミツバツチグリは、春の芽吹きとほぼ同時期に小さな花を咲かせるので、咲き始めの頃の葉は小さく、徐々に大きくなります。花色は黄色、花びらは5枚、花径1~1.5cm程度、ヘビイチゴの花に似ています。日当たりの良い場所から、落葉樹の下のような明るい半日陰を好み、地下茎で増えていきます。また、地上部もほふくするように伸びていくので、うまくいけば花の絨毯のような景色を作ることができます。

フウチソウ(風知草)

  • フウチソウ(風知草)は、日本の太平洋側を原産とするの1属1種の多年草で、古くから盆栽、山野草として愛されてきました。学名の Hakonechloa は、「箱根産の草」という意味で、箱根近辺に多く見られることに由来しているそうです。 ウラハグサ(裏葉草)という和名の由来は、葉の表裏が反転していることにちなみます。ウラハグサ(裏葉草)のなかでも斑入り種や葉の色が美しい品種がフウチソウ(風知草)という名前で流通しています。黄色い葉に緑色の筋が入る斑入り種の金裏葉草(キンウラハグサ)、明るい黄緑色の葉を持つ黄金風知草(オウゴンフウチソウ)や、葉の先端が赤くなる紅風知草(ベニフウチソウ)などの品種があります。風に揺れる葉が涼しげで、夏にぴったりの素材です。 フウチソウ(風知草)は、水はけさえ良ければあまり土壌を選ばず、半日陰で栽培可能なので、シェードガーデンの強い味方です。冬には地上部が枯れたようになって越冬しますが、また春に茂ります。夏には花を咲かせますが、地味なためあまり観賞価値はありません。葉を下垂させるようにこんもりと茂るので、少し高さのあるスペースの縁などに植えると軽やかな草姿を楽しめます。

ダイダイ(橙)

  • ダイダイは、ミカン科ミカン属の常緑樹です。冬に実る果実は、明るいオレンジ色で球形、果皮に厚みがあり、果肉は酸味があります。ダイダイは、新しい果実が実ってからも古い果実が数年枝に残ることや、ダイダイという名前が「代々」を連想させることから、子孫繁栄の縁起の良い木とされ、正月飾りに利用されることで有名です。また、枝に残った古い果実がもう一度緑色に戻るというのが特徴で、回青橙という別名があります。「だいだい色」の語源は、ダイダイの果実の色に由来しています。 ダイダイは、インドのヒマラヤ地方原産で、変異をしながら世界中に広まっていったと考えられています。日本には、古来に中国を経由して渡来しました。英名を Bitter orange(ビターオレンジ)というように、果実は酸味が強く苦味があるので生食には不向きですが、ポン酢やマーマレードに利用される他、果皮を乾燥させたものは橙皮という名の生薬として利用されています。また、ダイダイの花には芳香があり、ネロリという精油の原料にされています。

クラブアップル

  • クラブアップルは、リンゴの中でも小さな実がつく種類の総称です。春から初夏に花が咲き、秋にさくらんぼのような小さな赤い果実がたわわに実ります。種類によって花の色や樹形などが異なり、花色は白やピンクの濃淡、咲き方は一重のほか八重咲きがあります。花も実も観賞価値があるため、街路樹、公園樹、庭木やシンボルツリーのほか、盆栽としても使われています。

オトメユリ(ヒメサユリ)

  • オトメユリは、山形、福島、新潟の県境付近に自生する、日本固有種のユリです。オトメユリの花色はピンク、6枚の花びらはラッパ状に開き、花びらは反り返りません。草丈30~60cm程度、花茎の先に横向きに花を咲かせます。花は直径6cm程度と小ぶりで、開花時期は他のユリよりも少し早く5月~6月です。花の咲く時期が早いことから姫早百合(ヒメサユリ)という名前がついたと言われています。また、学名の種小名である rubellum は、やや赤いという意味のラテン語で、オトメユリの花色が由来となっています。よく似たユリにササユリがありますが、オトメユリは花粉が黄色く、ササユリは赤いので見分けがつきます。 オトメユリの花には芳香があり、小ぶりで控えめな花姿も相まって、ファンの多い花です。自生地が限られており、絶滅が危惧されているので、この美しい日本固有種を大切にしていきたいものです。オトメユリを親に交配された園芸種が流通しているので、可憐な美しさを育てて楽しむことができます。  

ムシトリナデシコ(虫取撫子)

  • ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、ナデシコ科マンテマ属の一年草(越年することもある)です。ヨーロッパ原産で、日本には観賞用として渡来したものが帰化していて、河原や空き地など、身近な場所で見かける野草です。 ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、草丈30~60cm、花径1cm足らず、花びらは5枚、花の下が筒状になった小さな花を複数咲かせます。花色は通常濃いピンク、まれに白花を咲かせることもあります。花の下の茎から粘液を出していて、虫がくっつくことからムシトリナデシコ(虫取撫子)と名付けられましたが、食虫植物ではありません。実際に花は虫媒花で、蝶などが蜜を求めてやってきます。この粘液の役割は、虫の食害から身を守るためではないか、と推測されています。

レンゲショウマ

  • レンゲショウマは日本固有の植物で、東北南部から近畿地方の標高の高い深山や落葉樹林の林床などに自生するキンポウゲ科の多年草です。7月~8月にかけて、株元から長い茎を伸ばし、小さな粒のような丸いつぼみが少しずつ膨らみ、うつむきがちに可愛らしい花が開花します。開花までの愛らしい姿に魅了される人は多く、愛好家もいるほどです。

アメリカンブルー(エボルブルス)

  • アメリカンブルーは、ヒルガオ科エボルブルス属の半耐寒性多年草です。 開花期は5月~10月。半耐寒性なので暖かい土地では屋外で冬越しできますが、霜にあたると枯れてしまうため、日本では一年草として扱われることが多い植物です。這うように横に広がりながら伸び、直径2cmくらいの小さな青い花をいくつも咲かせます。白い花が咲く「アメリカンホワイト」も出回っています。花壇の前景やグランドカバー、ハンギング仕立てなど幅広く楽しめます。 本来は「エボルブルス」という名ですが、1980年代の初輸入時には植物分類が分からなかったため、アメリカ原産のブルーの花をそのまま英語にした名で定着してしまったといわれています。

レウイシア

  • レウイシアは、北アメリカの山地の岩場などに自生するスベリヒユ科の多年草です。肉厚で多肉植物のような葉をロゼット状に展開し、株元から花茎を立ち上げ、色とりどりのかわいい花が開花します。 冷涼な気候を好む高山植物で、日本のような高温多湿の夏は苦手なので、一年草として扱われることもあります。晩秋から冬に開花株が流通することが多く、冬から春の寄せ植えなどにも利用されています。カラフル、ニュアンスカラーなど、魅力的な色合いのものが多いので、色合わせにこだわって飾るのもよいでしょう。

キジムシロ

  • キジムシロは、バラ科キジムシロ属の耐寒性多年草。北海道から九州の日当たりの良い山野、林、草原などに分布しています。葉が放射状に展開する株の様子をキジが休むムシロに例えたことにちなみます。 ロゼット状に葉を出し、春から初夏に株元から花茎を立ち上げ、イチゴの花に似た黄色い小花が開花します。葉は奇数羽状複葉で、5~9枚程度の小葉で構成され、小葉の枚数は同じ株でも様々です。 キジムシロ属の中でも日本に自生する種類なので、比較的夏の暑さにも耐え、丈夫です。大株になると多くの茎が立ち上がり、たくさんの花が開花します。茎は四方八方に広がり、周囲の草花を圧迫することなく、黄色い無数の小花は庭や花壇を明るい雰囲気にしてくれます。

もっと楽しむ

メルマガ会員募集中

  1. 旬の園芸作業やおすすめの植物情報をお届け
  2. 季節の植物情報やプレゼント企画の先行お知らせ
  3. お気に入り記事や植物図鑑を登録してすぐに見つけられる
  4. Q&Aでみんなに質問したり回答を投稿できる

メールアドレスと
パスワードだけで登録完了

会員登録画面へ進む

LOVEGREEN QA 質問してみる 小さな相談でも皆で解決!

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

TOP