ミツバツチグリ
- ミツバツチグリは、バラ科キジムシロ属の多年草です。日本在来種で、北海道から九州まで自生しています。ミツバツチグリという名前は、葉が3枚の小葉からなる複葉であること、ツチグリという植物に似ていることに由来します。ツチグリの根は食用になりますが、ミツバツチグリは食べられません。 ミツバツチグリは、春の芽吹きとほぼ同時期に小さな花を咲かせるので、咲き始めの頃の葉は小さく、徐々に大きくなります。花色は黄色、花びらは5枚、花径1~1.5cm程度、ヘビイチゴの花に似ています。日当たりの良い場所から、落葉樹の下のような明るい半日陰を好み、地下茎で増えていきます。また、地上部もほふくするように伸びていくので、うまくいけば花の絨毯のような景色を作ることができます。