手作りしてみたい!クリスマスリースの作り方とデザイン15選
とまつあつこ
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クリスマスリースは様々な素材で作ることができますが、今回はフレッシュな常緑樹を使ったナチュラルリースと、アーティフィシャルフラワー(造花)を使ったリースの基本的な作り方とデザインを紹介します。 クリスマスリースを玄関ドアに飾るお家が増えていますね。街では年々クリスマスモードに入る時期が早くなり、クリスマスまでゆったりと長い期間クリスマス気分を楽しめるようになったと感じます。ハロウィーンが終わったら、もう気分はクリスマス。今年はどんなクリスマスリースを飾りますか?
目次
- クリスマスリースの意味
- クリスマスリースの種類
- フレッシュ素材のナチュラルなクリスマスリースの作り方
- アーティフィシャルフラワー(造花)のクリスマスリースの作り方
- 手作りのクリスマスリースデザイン15選
- クリスマスリースのまとめ
クリスマスリースの意味
クリスマスリースに限らず、「リース」は、始まりもなく終わりもない「永遠」の象徴とされ、古くから愛情を示す花飾りとして存在しています。野原にある草花を編んで髪飾りにしたり、月桂樹やオリーブで作ったリースは勇者の栄光をたたえたり、時にリースは王者の冠となって「勝利」や「栄光」の意味を持ったり、花嫁の装飾品に使われたり、亡くなった方を送る花として手向けられたり、様々なシーンで用いられて来ました。
また、リースには「魔除け」の意味があるとされ、玄関ドアに飾ることで家の中を守り、永遠、幸運、幸福を呼び込むお守りとされていたとのこと。
では、クリスマスリースはどんな意味を持つのでしょうか?
クリスマスリースを飾る意味は、3つと言われています。
魔除け
クリスマスリースに使われる常緑樹(一年中葉が茂り落葉しない木)は冬に打ち勝つ勝利者で、古くから魔術的な力を備えていると信じられてきました。葉は殺菌作用や抗菌作用があると言われ、そこから「魔除け」の意味が生まれたそうです。また、葉の「緑」は希望を表すとも言われます。
農作物の豊作祈願
クリスマスリースに使う松ぼっくりやリンゴ、ブドウの蔓、麦の穂などの飾りには、「収穫」を祈願するという意味があります。次の収穫期の豊作を願って飾られています。
新年に幸運を呼び込む
リースの丸い形は、始めと終わりの境目のないことから「永遠」を意味し、特にクリスマスリースには、「終わりのない永遠の神の愛」という意味が込められているそうです。
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クリスマスリースの種類
フレッシュ素材のナチュラルなクリスマスリース
フレッシュ素材のクリスマスリースの魅力
クリスマスリースは様々な素材で作ることができますが、庭にモミの木やヒバ、コニファーなどの常緑樹があってそれを剪定して材料にできたらとても素敵ですね。剪定したてのフレッシュな常緑樹は爽やかな香りとみずみずしい緑色、自然そのものの風合いが何よりの魅力です。
フレッシュ素材のクリスマスリースを長持ちさせる方法
ただ、フレッシュなクリスマスリースは、自然のものなので次第に葉の水分が蒸発して乾いていきます。リースをできるだけ生き生きとした状態で長持ちさせたいので、フレッシュリースは強い日光と風(室内では暖房の風)が当たらない場所に飾り、霧吹きで一日数回お水をかけることがおすすめです。それでも葉っぱがカサカサしてきたら霧吹きの回数を減らし、ドライフラワーになっていくゆるやかな風合いの変化を楽しみましょう。
クリスマスリースを作るおすすめの常緑樹
フレッシュ素材を使ってクリスマスリースを作るときは、ローズマリーやヒマラヤスギのように作成後すぐに葉が落ちてしまうタイプの常緑樹はおすすめしません。(2~3日くらい楽しむためのリースであれば大丈夫です。)
モミ、クジャクヒバ、ヒムロスギ、ユーカリ、コニファー(ブルーアイスやブルーバードなど)の常緑樹はきれいにドライフラワーになります。これらの常緑樹で作ったフレッシュリースは、半月から1か月ほどなら緑色を保てるためクリスマスを迎えるまできれいな状態を楽しめます。
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アーティフィシャルフラワー(造花)のクリスマスリース
アーティフィシャルフラワー(造花)のクリスマスリースの魅力
アーティフィシャルフラワー(造花)のクリスマスリースの魅力は何といっても本物の植物そっくりな美しさです。清潔感があり、軽くて扱いやすいので飲食店や雑貨屋さん、洋服屋さん、医療施設にも飾ることができて重宝されています。アーティフィシャルフラワー(造花)はお手入れもとても楽でほこりがついたらさっと払ったり、水拭きすることで数年使うことができます。
アーティフィシャルフラワー(造花)のクリスマスリースを長持ちさせる方法
アーティフィシャルフラワー(造花)を直射日光や雨風に当たる場所に長期間飾ると、色があせたり劣化することがあります。屋根のある場所や室内に飾る方ととても長持ちするのでおすすめします。
クリスマスリースを作るおすすめのアーティフィシャルフラワー(造花)
アーティフィシャルフラワー(造花)は花や葉、実ものも種類がとても豊富です。モミの枝葉、白い小枝、ポインセチアなどの花、キラキラしたラメがついたヒイラギの葉や松ぼっくり、キラキラパーツ、リンゴやベリー類、リボンなどがあるとクリスマスの雰囲気を演出できます。
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プリザーブドフラワーのクリスマスリース
プリザーブドフラワーのクリスマスリースの魅力
プリザーブドフラワーは、特殊な方法で生花を加工した花材です。まるで生花のような美しい色とフレッシュさを長期間(3~5年)楽しむ事ができます。
プリザーブドフラワーのクリスマスリースを長持ちさせる方法
プリザーブドフラワーで作ったクリスマスリースは、室内の日光や暖房の風が当たらない湿気の少ない場所に飾るととても長持ちします。
プリザーブドフラワーでクリスマスリースを作るときのアイデア
プリザーブドフラワーでクリスマスリースを作ると、そのリースはクリスマスシーズンが終わっても枯れる事は無いので美しい状態です。せっかくならクリスマス後も違和感なく飾っておけるようなリースを作ってオールシーズン飾りたいですね。
どんな季節に飾っていても違和感が無い花や葉をメインにベースを作り、クリスマスが近づいたらリボンやキラキラパーツを追加してクリスマスリースに早変わりさせる方法がおすすめです。
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フレッシュ素材のナチュラルなクリスマスリースの作り方
フレッシュな常緑樹を使ったナチュラルリースは、木の良い香りが楽しめるので人気があります。
材料
モミ、ヒバ、コニファーなどのフレッシュな常緑樹
庭木を剪定して使うのも良いですし、生花店の切り花コーナーなどでも購入できます。1種類だけでも、お好みで数種類混ぜてもきれいに仕上がります。
この写真の常緑樹は、ブルーアイスというコニファーです。
これは、ヒムロスギというヒノキ科の常緑樹です。
これは、ブルーバードというコニファーです。
ユーカリの枝を混ぜて使うのもおすすめです。
お好みのサイズのリース台、リボン
※出来上がりサイズは、リースの外径プラス5cm~10cmほど大きくなります。
ナチュラル素材の飾り
キラキラ素材の飾り
ハサミ、普通のワイヤー、リース用ワイヤー、グルーガン、グルースティックなど
作り方
フレッシュな常緑樹を15cmほどにカットしておきます。
常緑樹を3本ほど束ねて根元から2~3cmの部分を持ってリースに沿わせ、リースワイヤーを内側から外側へ常緑樹の根元に2~3周巻き、留めます。ワイヤーをしっかりと引っ張って固定させます。
材料をずらしながら巻き留め、徐々に巻き下がっていきます。
大切なポイント
・材料の先端の向きは時計回り、巻いていく方向は時計と反対回りです。
・巻き留める時は、その都度ワイヤーをきつく引っ張ります。
・リースの丸いラインが美しくできているか、リースの内側外側両方に同じボリュームで材料が入っているかを見ながら巻き進みます。
1周して巻き始めまで到着したら、最初の束を少しめくって材料を入れて巻き留めます。こうすることで、巻き始めと終わりが自然につながります。
巻き始めに残しておいたワイヤー部分と、巻き終わりのワイヤーをねじって留めてカットします。ワイヤーの端は、材料の中に入れ込みます。
今回は、3種類のフレッシュな常緑樹を使ってリースを作りました。
最後に、好きな飾りを付けて完成です。
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アーティフィシャルフラワー(造花)のクリスマスリースの作り方
アーティフィシャルフラワーを使ったリースは、繰り返し使うことができ、部分的に作り直すこともできるのでおすすめです。
材料
クリスマスリースの土台
アーティフィシャルフラワー
キラキラ素材の飾り
リボン
ハサミ、ワイヤー、グルーガン、グルースティック、など
作り方
デザインを決めて、リースの土台と花、飾りやリボンを用意します。
アーティフィシャルフラワーの花は、付けやすいように茎3cmほど残してカットしておきます。
飾りが小さくて付けにくい場合は、それぞれワイヤリングしておきます。
クリスマスリースの土台に、花や飾りをグルーガンを使って接着していきます。
リースの後ろにワイヤーや麻紐で輪っかを作り、壁にかけて飾ります。
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手作りのクリスマスリースデザイン15選
モミの木とクジャクヒバを合わせて作った土台に、シダーローズ(ヒマラヤスギの実)などのナチュラル素材と、キラキラ素材を飾り付けました。
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モミの木とヒムロスギ、マルバユーカリを合わせて作った土台に、アーティフィシャルの紫のバラ、シルバーの松ぼっくり、ドライフラワー、キラキラパーツ、リボン2種を使って飾り付けしました。
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モミの木とヒムロスギ、マルバユーカリを合わせて作った土台に、ナチュラルな松ぼっくり、ドライフラワーのウバユリ、アーティフィシャルフラワーのヒイラギ、キラキラパーツ、リボンで飾り付けしました。
モミの木とヒムロスギ、マルバユーカリを合わせて作った土台に、アーティフィシャルフラワーのミニバラ、キラキラパーツ、ミニ手袋を飾り付けました。
モミの木、マルバユーカリ、ヒムロスギ、コニファー・ブルーアイスなどでリースの土台を作り、サンキライ(山帰来)の赤い実、ウバユリ、コットンフラワー(綿花)などの飾りを付けました。
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2~3種類のコニファーを合わせて作った土台に、ベルベットのリボン、松ぼっくりとベリー類で飾り付けしました。かたく結ばれたリボンには、魔除けの意味もあるそうですよ。
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リンゴや、コットンフラワー(綿花)、実もので飾りつけました。
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シダ―ローズ(ヒマラヤ杉の実)と、シルバーブルニアをメインに飾りました。子どもと一緒にかわいらしいデザインで作るのもいいですね。
リース台に、ニュアンスカラーのクリスマスローズのアーティフィシャルフラワーをメインに飾り付けました。マルバユーカリやシロタエギクなどのシルバーリーフを合わせて、全体的にペールトーンの雰囲気に仕上げています。クリスマスシーズンだけでなく、春まで楽しめるリースです。
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リース台に、アーティフィシャルフラワーのポインセチアをメインに飾り付けました。ブドウやリンゴ、キラキラしたヒイラギなどもポイントに使っています。
このリースは、クリスマスはもちろん、クリスマスが終わった後も飾れるリースです。キラキラ素材だけはずして普段使いにしてもいいですね。
クリスマスはやっぱり赤色。の方はこちらのデザインはいかがですか。アーティフィシャルフラワーのアマリリスとミニバラをメインに、グリーンネックレスなどもポイントに使っています。
シルバーとブルーの組み合わせも好きな方が多いのでは。ベルは、その音が魔除けになると言われているそうです。クリスマスリースにはよく、ベルがついていますよね。
リース土台に、クリスマス素材をグルーガンで貼り付けてリースを作り、真ん中にキャンドルを飾ることもできます。
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贅沢にプリザーブドフラワーを使ったリースです。オールシーズン飾り、クリスマスにリボンやキラキラパーツを追加するとクリスマスを盛り上げるアイテムに早変わりするのでおすすめです。
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クリスマスリースのまとめ
クリスマスリースはいつからいつまで飾れば良いのだろう。と考えたことはありませんか?
海外まで目を向けてみると、アドベントと呼ばれるクリスマスの準備期間が始まる11月末頃から飾り、キリスト誕生の日(公現日1/6)や、聖母お清めの祝日(聖燭祭2/2)まで飾ることもあるそうです。
日本では、クリスマスが終わるとすぐにお正月の準備が始まりますが、キリスト教圏では、クリスマスは新年を迎えても続きます。クリスマスリースは、新しい年の幸せを祈る、日本の「しめ縄」のような意味を持って飾られているのですね。
クリスマスリースを宗教的な意味合いで飾ることが少ない日本では、11月末頃からお正月のしめ縄を飾る前まで飾るくらいのイメージで、好きに飾っていいのではないでしょうか。
今回は、以前携わっていた教室などで先生や生徒さんと作ってきたクリスマスリースを紹介させていただきました。ぜひ、オリジナルデザインのリースを作ってクリスマスシーズンをお楽しみください。
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