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香りと彩りで暮らしを豊かに。ハーブの万能選手「タイム」の楽しみ方完全ガイド

キッチンから庭の小径まで、私たちの暮らしに寄り添ってくれる万能ハーブ「タイム」。爽やかな香りは料理の味を引き立て、愛らしい小花は庭を美しく彩ります。

タイムの種類や育て方、そして暮らしを彩る活用術まで、その魅力を余すことなくご紹介します。

目次

タイムの特徴と魅力

タイム

タイムは爽やかな芳香を持つハーブで、地中海沿岸、北アフリカ、アジアに分布しています。株元が木質化するので常緑低木に分類されますが、大きくなっても30cm程度に収まるため、多年草のように育てることができます。

古くから薬草や有用植物として愛されてきた歴史があり、古代エジプトでは防腐剤として使用されていたと伝わっています。ヨーロッパでも消毒や殺菌に用いられたり、強壮薬として使用されたりしてきました。また、芳香を持つことから祭壇で焚かれたり、騎士に捧げられたりしてきました。

タイムの魅力は、多様性です。肉料理の臭みを消す力強い香りのものから、レモンのような爽やかな香りのもの、さらには地面を這うように広がる美しい花まで、実用性と観賞価値を両立させています。

タイムには立ち上がって生長する「立性」と、地面を這うように広がる「ほふく性」があります。料理に使いたいのか、お庭を花でいっぱいにしたいのかによっても選び方は変わります。

まずは、理想のタイムを見つけましょう。

お庭の雑草対策や景観づくりを考えているなら、芝生代わりに広がるこの種類がおすすめ。春には花のカーペットが広がります。

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タイムの育て方

タイム

タイムは非常に丈夫で、日本の気候でも育てやすいハーブです。最大のポイントは日当たりと風通し良く管理すること。多湿を嫌うため、水はけの良い土で育て、梅雨前には切り戻しをして蒸れを防ぐのが長く楽しむ秘訣です。

場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。蒸れに弱いので、一日中湿っているような場所を嫌います。

用土

水はけの良い土壌を好みます。市販のハーブ用の土などを利用するとよいでしょう。

酸性土壌を嫌うので、酸度が強いようであれば、事前に苦土石灰をまくなどして土壌改良をしておきましょう。

水やり

乾燥気味を好みます。庭植えは、根付いてからは降雨に任せて問題ありません。極端な乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしましょう。

鉢植えは、表土が乾いて白っぽくなったら水やりします。

肥料

植え付け時に元肥を施せば、後は必要ありません。鉢植えは、生育の様子を見て、必要であれば少量ずつ施します。

過肥は株を弱くしたり、香りが薄れたりするので、注意してください。

剪定

タイムは梅雨の湿気で株元が蒸れてしまいがち。花を楽しんだら梅雨前に地際まで刈り込んで、風通し良く管理するようにしましょう。

病害虫と対処法

目立った病害虫の被害はありません。

長く楽しむコツ

タイムは何年も育て続けていると暴れて姿が乱れてくるので、3~4年に1度挿し木で株を更新すると美しい姿を維持することができます。

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タイムの種類

クリーピングタイム

タイムは、食用として利用されているコモンタイムを始め、園芸品種や観賞用のものなど、たくさんの種類があります。なかでも園芸店やホームセンターなどで流通の多い3種を紹介します。

コモンタイムは、最もポピュラーな立性のタイムで、通常食用にするのは本種です。香りが強く、肉料理や魚料理、ハムやソーセージの香り付け、ハーブティーなど、用途が豊富です。

クリーピングタイムは、地面を覆うように広がるほふく性のタイムです。春にはピンクの花をたくさん咲かせるので、花のカーペットのような景色を楽しめます。花壇の縁に植えると、こぼれ落ちるように咲く優雅な様子を楽しめます。

レモンタイム(シトラスタイム)は、その名の通り、爽やかな柑橘系の香りが特徴。立性とほふく性の両方のタイプがあるので、好みに応じて選ぶことができます。香りが良いことから、ハーブティーに好まれます。

他にも、日本に自生する唯一のタイムで「イブキジャコウソウ」があります。こちらは初夏から夏に濃いピンクの花を咲かせるほふく性のタイムで、葉を触ると良い香りがします。一般的に食用にはしませんが、観賞用の園芸品種が流通しています。

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タイムを暮らしに取り入れよう

タイム

タイムの楽しみは、収穫した後にあります。料理、花あしらい、贈り物と、キッチンからインテリアまで使い道はたくさん。タイムを上手に使いこなしましょう。

料理

「魚のハーブ」と呼ばれるほど、素材の臭みを消して旨味を引き出すのが得意なタイム。煮込み料理の必須アイテム「ブーケガルニ」や、自家製ハーブソルトなど、活用法は無限大です。たくさん収穫できたら、ドライハーブにして保存するのもおすすめです。

タイムの使い方について、サワラのパン粉焼きや手羽先のグリル、野菜のマリネなど料理レシピのほか、ハーバルバスやチンキの作り方などを紹介しています。

煮込み料理に欠かせないブーケガルニは、タイムとその他複数のハーブを使用して作ります。育てたタイムを使用して、自家製ブーケガルニを作ってみませんか。

タイムだけでも、その他のハーブと合わせても簡単に作ることができるハーブソルト。ドライにしたハーブを使用することで保存が可能で、長く楽しむことができます。

ハーブの保存方法を、常温、冷蔵、冷凍、乾燥に分けて紹介しています。使い切れないくらい収穫できたときにどうぞ。

たくさん収穫できたらドライにして長く保存して楽しみましょう。

花あしらい

タイムの魅力は味だけではありません。小さく可憐な葉と花は、テーブルコーディネートの主役にもなります。切り戻した枝を捨てずに、小さなリースを作ってみませんか?

花言葉

大切な人へのプレゼントや、自分への励ましとしてタイムを選んでみてはいかがでしょうか。

タイムの花言葉は「勇気」「活動力」です。

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育てる楽しみ、食べる喜び、そして飾る癒し。タイムがひとつあるだけで、日々の生活が驚くほど豊かになります。

まずは一鉢、あなたのそばにタイムを迎え入れてみませんか? その爽やかな香りが、あなたの日常に新しい風を運んでくれるでしょう。

もっと楽しむ

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